不確かな真実



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    初公開日(参考)2025年03月
    分類

    長編小説

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    不確かな真実

    2025年03月25日 不確かな真実

    「う・ら・み・は・は・ら・し・た・よ」 ベテラン刑事が難事件に挑む本格ミステリー! 東京の高級マンションで起こった凄惨な殺人事件。 粘り強い捜査の結果、捜査本部は意外な人物が犯人であると突き止める。 しかし、事件の背後には、影法師のように見え隠れする“もうひとつの真実”があったーー 都内のマンションの一室で有名デザイナーの国枝和子が無残な姿で発見された。 防犯カメラの映像から浮かび上がった容疑者は3人。 それぞれの身辺をくまなく調べ、捜査チームはついに犯人を特定するが、その人物の精神鑑定をめぐり、事件は思わぬ展開を見せる。 定年間近のベテラン刑事・田所は、被害者の過去の人間関係から徐々に事件の核心に近づいていくが……。(「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (4pt)

    旅行にピッタシ

    表紙がカッコいいので気になって買ってみましたが、さっとグイグイ読めて少し新しい発見もあり旅行や気分転換にピッタシかと思いました。この著者の別の作品もいつか読みたいです。
    不確かな真実Amazon書評・レビュー:不確かな真実より
    4344692357
    No.2:
    (5pt)

    医学と法律では、さばけない「不確かな真実」。

    警察ミステリーとしても一流ですが、医学と法律を取り扱った作品として、新たな道を切り開いたと思います。「不確かな真実」は、神の領域であり、人知を超えています。
    不確かな真実Amazon書評・レビュー:不確かな真実より
    4344692357
    No.1:
    (5pt)

    医学と刑法理論を融合させた本格社会派ミステリー

    読了後、タイトルの秀逸さに思わず唸ってしまった。
    本書は、医学的知見と刑事実体法に関する深い理解をもとに、現代日本の司法制度の限界を鋭くえぐり出す、知的な社会派ミステリーである。事件の構造が幾重にも反転し、読者の予断を巧みに裏切っていく。医師である著者自身、どこかで世の中の「不確かな真実」に触れた経験があるのでは、と思わせる凄みがある。純粋なフィクション小説とは一線を画す重厚さを感じられる一冊である。
    刑法学における大テーマの一つである実行行為性の論点を中心に、「何が真実か」「誰がそれを証明するのか」「合理的な疑いとはどの程度のものか」という刑事訴訟法の根幹に関わるテーマも随所に立ち現れ、同時に医療現場の葛藤や限界、社会の正義感の交錯が生々しく描かれている。
    小説としての完成度も高く、ミステリーとしての構成の巧みさ・終盤に至るまで緊張感があり、一気に読了してしまった。法律実務家や医療関係者はもちろんだが、そうでない一般読者にとっても社会的・倫理的問題への思索を促される構成になっている。前作「アスクレピオスの神殿」に勝るとも劣らない秀作で、幅広い読者層にお勧めできる一冊に仕上がっている。
    不確かな真実Amazon書評・レビュー:不確かな真実より
    4344692357



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