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絶叫
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絶叫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 1~20 1/8ページ
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派手に脚色されたダークサイドストーリーのようだが、2000年代は確かにこんな時代だった。奥貫綾乃の元夫のような明るい陽の元を歩んできた人には想像もつかないかもしれないが、これはロストジェネレーションの圧倒的なリアルだ。 読んでいて本当に嫌になる。 あと20年早く生まれていれば、あと20年遅く生まれていれば。 | ||||
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こんな女いるかよという方が多いのは幸せなことです。ここにもこんな女がいます。両親になぜか愛されず、毎年写生や作文で佳作以上は貰っているのに褒められた記憶がなく、陽子と異なるのは、ヒモ(一応籍は入れましたが)と縁は切れたことと財産分与してもらったこと。私でも陽子と同じことをしていたかもしれません。 | ||||
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家庭環境には恵まれないものの、ごく平凡な女性が徐々に転落していく様子を描く。重苦しい物語だが、社会派ミステリとしてかなりの良作。 生保業界の暗部や生活保護を食いものにする闇ビジネス、棄民問題など様々な社会的問題を取り入れている。ラストの謎解き部分は、ミステリを読み慣れた読者なら想定の範囲内だろうが、それでもかなり感心させられた。 読んでいる間は少ししんどいものの、読んで良かったと思える作品だ。 | ||||
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つまらないというのが感想なんだけど。 最後、結局のところは、しあわせを求めて彼方に消えていくというオチで、これが時代的制約からくる表現の限界という感じかな。 著者が、心の中では「10代トラウマ女子」をバカにしているというのはよくわかったし、それはまっとうな見解だと思うのですが、それをモロに指摘するのは、時代的に無理ということか。 | ||||
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換金という名の保険金殺人、いろいろな男と結婚し1年も満たない間に、次々換金していく残虐行為。主人公を取り巻くアンダーグラウの男たちと主人公の生い立ちがそうさせるのだが、どこか憎めない。人間は環境の動物というが、これを地で行っている感じであった。ストーリーの展開も冗長なところもなく、飽きさせない筆力に脱帽した。 | ||||
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おもしろかったけど、先にロストケアを読んでしまったので少し劣る でも十分おもしろかった 他の作品も読む予定 | ||||
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主人公、鈴木陽子の壮絶なる一生を描いた大作です。読むほどにサスペンスに引き込まれ、特に後半部分は読速が一気にギアアップしました。奇想天外なエンディングも綿密に描けていて目が離せません。多少強引な結びつけも幾つかありますが、そこは長編小説なのでアリかとも思います。生死の自由、戦う自由、負ける自由など都会の膿と絡めてスパイスが効いた小説でした。ありがとう | ||||
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飽きずに読めた。 オチが結構好き。幸せになって欲しいと思ったが、なれないんだろうなと思うラストだった。 | ||||
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予測は出来たけど、ちゃんと面白かった わたし的にハッピーエンドでよかった | ||||
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この小説は自分が想像する結果と全く違うものだった。そこが面白い! | ||||
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物語に引き込まれ一気に読んでしまったが怖かった。 不幸な生い立ちの女が堕落して悪に染まる、、という話かと思えばすこし違った。 不幸のどん底でとんでもなくひどい目にあうたびに、その都度何かをモノにして次の地獄へと落ちていく女。 階層が深くなればなるほどすさまじい世界が広がるが、女は敵を味方にして知恵を付けていく。 成り上がるとか、上に行くというのとは違う。地獄の奥深くへずんずんと落ちていくべくして落ちる様はなぜかスカッと心地よいくらいだ。 母親から傷つけられて育ったが、彼女は恨まなかった。 いい加減な父親が家族を捨てても受け止めた。 彼女のすごいところは、敵を受け入れ、愛し、与えそして最後に利用する。 それは復讐というのとは違う。 誰にも頼らずに生きてきたらそうなった、というような。彼女の手にかかった人たちは、まるで自分で勝手に転んで死んだというような。 その上彼女は愛や幸せな時間まで与えている。そしてどこかでまだ生きている。 男前な主人公である。 | ||||
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壮絶な物語だ。構成もストーリーも上手くてぐんぐん引き込まれてしまうけれど、メンタルが弱っているときに読まないほうがいいかも。 奇想天外な話だけれど、時代毎の世相を上手く取り入れていることもあって不思議と現実味がある。主人公もよくいそうな、ごく普通のミーハーで流されやすいタイプの女性だ。 客観的に見たらどんなに愚かでも、自分の選択を肯定するために自分に都合のいい言い訳や解釈をしながら生きている人はたくさんいる。私だってそういうときがある。でも致命的な間違いをしていたら、ある時点で認めて軌道修正していかないと、最後には誰かに利用されるか、死んでしまうか、もしくは人ではなくなってしまうという、重くて怖い話だった。 | ||||
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猫が何度か登場しますが猫のことをアイツらと呼ぶことから作者は猫のこと嫌いなんだなと。 猫はトイレは勝手に覚えるのでしつけトレーニングなど必要ないですよ。 猫のこと何にも知らないんだから! 猫からしたら人間がおまえらだよ。 | ||||
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4点にしようか思ったけれど、やや厳しく、3点にした。 基本的には、おもしろいです。 読ませる筆力もあります。 主人公の鈴木陽子は墜ちていく。かわいそうです。 その他、いろいろな人が墜ちていく。それぞれ、かわいそうともいえる。そう思えない者もいるが。 でも、いちばんかわいそうなのは、樹里(橘すみれ)だ。 さすがに樹里は殺すなや、である。 まあ、しかし、これは小説である。物語である。 だから、悲惨で凄惨でもよい。フィクションだから。 マイナス2点のうちの1点は、最後のくだりがわかりにくいことである。 陽子と樹里が入れ替わるところだ。 わかることはわかるのだが、わかりにくい。 同じ内容で、もっとわかりやすく書けるはずである。 もう1点は、言葉の誤用(間違い)が複数ある。 「憮然」「真新しい」「~すぎる」の使い方、などである。間違っている。 よって、3点にした。 | ||||
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ある事件を捜査する女性刑事と、事件の容疑者を「あなた」と呼ぶ一人称の人物の視点で物語が進んでいきます。一人称視点の人物の正体自体は意外でしたが、話の筋は予想通りだったので特に驚きはありませんでした。社会問題や時事ネタ要素を入れようとしすぎているせいで、それぞれの登場人物の心理描写が薄く、感情移入もしにくいように思いました。 同じ作者なら『ブルー』の方が断然面白かったです。 | ||||
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全体的にダークで陰鬱な展開だけど読み終えたあとに湧いてくるのは「爽快感」でした。 苦しくも懸命に何をしてでも生きるという意志を本気で貫いた生き様は感動しかありません。 | ||||
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主人公の経験はリアリティのある不幸のひとつひとつを並べていったようなもの。 運の悪いものもあったが、なぜこんな人生になったのかと遡って見直すと、やはり行き着くのは両親。 かたちの無い親の愛情や家庭の居場所の大事さを強く感じた。 またこの作品の登場人物で幸福な末路の人がひとりも出てこない点は、読者から見て主人公は普通とは違う不幸な人という印象を与えず、どこかリアリティーさを感じさせるポイントかもしれない。 | ||||
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著者の作品はブルーを読み、2冊目です。 ブルーは悲哀が漂っていましたが、この作品は「すごい」と思いました。これ以上書くことはやめておきます。 | ||||
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面白いです。最後まで読んでください 他作品に出ていた女性警官が主人公ですが、他の作品は読んでいなくても大丈夫です。読んでたらもっと深く読めますが | ||||
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現代の悪女に相応しい知能犯なのだが…逞しくしたたかに、辛酸をなめてきた過去も経験値として生きていく陽子に引きつけられる。なんとなく黒革の手帖の元子みたいにカッコよく見える。 | ||||
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