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絶叫
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絶叫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 141~145 8/8ページ
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何の気なしにサスペンス小説を購入しましたが、とにかく引き込まれました。通勤時間では読み切れず、仕事中の続きが気になってしまいました。文章能力が素晴らしいと感じました。すぐにロストケアも購入しました。新作が出るのを楽しみにしております。 | ||||
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読み始めから読了まで、凄まじいばかりの恐怖を味わわされました。 平凡な人間が転落していくさま、どんどんと明らかになっていく惨劇に、身震いしっぱなしでしたが、ページをめくる手が止まりませんでした。「家に帰ったら、早く続きが読みたい」という気持ちに、ここまで強く、かき立てられたのも本当に久しぶりでした。 サスペンス物の売り言葉で「衝撃のラスト」という表現はよく使われますが、ここまでの衝撃とは予想もつきませんでした 惨劇に手を染めていく「鈴木陽子」の急激に堕ちていく生き様と、事件捜査との二面でストーリが構成されていますが、それぞれの展開が巧に絡められ、より一層、緊張感を高めていきます。 どんな人間でも、一歩間違えれば、作中の状況に陥ってしまうかもしれない、また、社会の暗部では、このようなことが現実に起こっているのであろうことを想像し、衝撃と恐怖に包まれながら、一気に読み終えてしまいました。 | ||||
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こんなことがあっていいのか、読むほどに切なくなってくる。しかしやめられない。人の心の闇が独特の構成でえぐりだされる。よい作品に出会えたことを喜んでいる。 | ||||
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通して読んでいくと暗い気持ちになります。 母に愛されなかったこと。 弟の不幸、父の失踪、借金、貧困、生保レディーの自爆と枕、ホストに貢ぎ、NPO団体のボスの女になり、犯罪に手を染めていく。 始終ザラザラとした気持ち悪さが続きました。 ラストシーンでやっと救いが得られる感じがしました。 世間一般で言えば救いというのはおかしい始末ですが、主人公にとってはそうだと思います。 ラストシーンはネタバレになってしまうので我慢して最後まで読破することをお勧めします。 | ||||
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「ロストケア」に続き、「絶叫」も読ませていただきました。 いずれも徹夜小説で、読み始めるとやめれらない。筆力十分。 (「俺の邪悪なメモ」アルファブロガーであり、以前から証明済みだけれど。) 今回再確認したのは、葉真中顕はサスペンスのスリル感だけを描きたいのではなく、 サスペンスという形式を用いて真犯人の動機をえぐりたい、ということだ。 福祉問題がその動機を作り出しており、問題があまりに不可抗力であるから、 われわれは、殺人まで犯した、真犯人を最後には責めきれないところまで、持って行かれる。 生活環境が悪化し、生存のギリギリのところまで追い込まれる描写は、サスペンスとしては異例なほどである。 これこそが筆者が描きたいことなのであろう。 結果、サスペンスなのに、社会問題を取り扱った、秀逸なルポルタージュのような読後感である。 1作目の介護問題、本2作目の貧困問題いずれも、 この形式でなければ、真犯人の苦しみを肉感をもって感じることができなかったと思う。 苦しみに対して、具体的にどれくらい想像力を働かせるか、 共感してactionを起こせるか。 これが、福祉問題を考えるスタートになりうる。 だからこそ、これはサスペンスであるとともに、福祉問題の提起本となっている。 これほど生々しい貧困に接することが、自分は圧倒的に少ない。 だからこそ、こう言った小説で感覚のチャンネルを広げておきたいと思う。 巻末の参考文献、読んでみよう。 ※あえて難点を挙げると、特に今回の2作目は犯人当てや結末の予想が簡単すぎる。 ミステリーの醍醐味を、犯人当てだと考える人からは、「稚拙である」という批判は受けると思う。 | ||||
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