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最後の証人



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【この小説が収録されている参考書籍】
最後の証人
最後の証人 (宝島社文庫)
最後の証人 (角川文庫)

最後の証人の評価: 8.52/10点 レビュー 21件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.52pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(10pt)

最後の証人の感想

この作家の作品は初めて読んだが、非常に面白かった。この作品の存在は以前から知っていたが、なぜもっと早く読まなかったのかと後悔するレベル。
約300ページと短めだが、その分無駄が削ぎ落され、密度は高いので読みごたえは十分。
真実を明らかにしながら、犯人に罪を償わせる弁護士佐方の活躍に期待し、次の作品を手に取ろう。

BOY
IM7XWAPW
No.8:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

圧倒的な展開

相手の飲酒運転で息子を亡くした両親が、なぜか不起訴になった相手に復讐する計画を立て、実行に移すというストーリー。現在の裁判と犯罪に至るまでの場面を交互に展開させるという仕立てで進んでいきます。ラストの公判3日目からは一気に読ませるほどの圧倒的なストーリー展開でした。両親、特に奥さんが気の毒でなんとか復讐を成就させてあげたいと思いました。いろんな仕掛けが仕込まれており、ミステリーとしても面白かったです。最後はやはり涙目に。満足な一冊です^_^

タッキー
KURC2DIQ
No.7:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

読み始めてからずっと感じていた違和感が、終盤の一文で一気になくなり、そこからの怒涛の展開は目を見張るものがありました。
途中、何度も目頭が熱くなりました。
こちらで評価が良かったのも納得。
是非皆さんにも読んでいただきたい作品です。
佐方貞人シリーズ、残り2作も必ず読もうと思います。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.6:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

法廷ミステリの最高傑作

柚月作品の初読み。
この本はまず2010年に宝島社のこのミス大賞シリーズから出版された。よって、1回目は宝島社文庫で読ませて頂いた。
文量は326ページ。冒頭のプロローグ良し、中だるみ無し終わり良し、話にぐいぐい引き込まれ一気読み必死。
題材は法廷ミステリ。公判の3日間の間に事件の核心に迫る話を挿入しながらだが、混乱することなく涙も流しながら読めた。

これはテレビドラマ化された佐方シリーズの1作目だが、ドラマでは自作の「検事の本懐」からスタートしている。
本作の「最後の証人」は映像化することはほぼ無理であろう。なぜならば、、、(気になる方はネタバレを見て下さい)
いやあ、完璧です。こういう本に出合えるので読書を止められない。

最近、角川文庫から再発されて、こちらも購入し二度読みした。これでも楽しめるこの本は法廷ミステリの最高傑作。
因みに角川文庫の方は文量304ページで不要な部分をカットした再編集版のようだ。話の道筋には変更ないので、安心して良いと思う。
宝島社文庫版は本屋に返本がかかっているはずなので、今の内に購入しておこう。後にプレミア価格がつくかもしれない。


▼以下、ネタバレ感想

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yoshiki56
9CQVKKZH
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

久々の一気読み。久々に震える瞬間に出会えた作品。
法廷サスペンスでも有りミステリーでもある本作は、
テン良し、中良し、終い良しで逆に欠点を探すほうが難しい程の素晴らしい出来だと思います。
クロスカッティングで描かれる本編は、
ともすれば場面の切り替わりに読者がついていけなくなる場合がありますが、
読みにくさは全く感じさせないだけでなく、緻密に計算された構成に驚かされることになります。
更に伏線回収、読後感ともに完璧。
こういう作品に時々出会えるからこそ読書がやめられなくなってしまいます。
文句なしで10点満点です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

著者初読み。素晴らしかった。バタバタと記号的に人が死んで行くミステリーも良いが、こう言う人間がきちんと書かれている作品を読むと、余韻で暫く動けなくなる。作中に描かれた理不尽に憤りを感じ、またそれがどれも自身に起きないとは限らない、と言う事に慄然としてしまう。「最後の証人」が放った最後の一言に込めた想い、その覚悟には胸が詰まりました。作中のセリフに、「誰でも過ちは犯す。しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ」と言うのがあった。ああ、何とも心に深く刺さる作品。傑作です。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

タイトルからも想像付くように法廷モノです。
裁判が始まってもなお、加害者、被害者の名を明確にしない。
何か趣向が凝らされている事は見え見えだし、そのパターンも限られているため「さぁかかってきなさい」な気分で読んでいましたが、ラストは自分にとって想定外の衝撃でした。
ただそんな趣向がなくとも本筋だけでも読み応え抜群の作品です。

我が子の大切な命を奪った者が裁かれない。そんな理不尽に対しての怒りは理解できる。
ただ、そこで母親が命をかけた復讐劇はもはや執念。
父親はただの協力者、というか傍観者だった、と言った方がしっくり来るかも。
その発想は、もう男の思考の範囲を超えているのではないかとすら思えただが、夫婦の絆の強さの成せる業か。
裁かれるべきは誰なのか、正義とは何か。
期待を遥かに超えた作品で超満足。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

最後の証人の感想

「トリック」は薄々分かっちゃうけど、それ以上に読ませられる作品でした!

marebear
FLDW4YE1
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

最後の証人の感想

冒頭から期待を持たせてくれる作品です。
法廷ミステリはどうしても法廷での検察側と弁護側のやりとりが大半を占めてしまうものですが、
本作は飽きさせず間延びさせず、面白く読み続けさせてくれます。
終盤のドンデン返しもある程度予測はつくとしても、キャラ設定は際立っているし。
一番考えさせられたのは、警察組織のウラの部分。
身内かわいさで身内をかばう体質は現実にもあるのは疑いないところで、警察がキライな理由の大きな部分です。
似たようなケースが現実に起こっているのはまちがいないのでは?という感想も持ちました。

本好き!
ZQI5NTBU

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