海神
- 横領 (72)
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まぁ好きな作家の一人なので、余り言いたくは無いが、処々、描写や設定、表現に無理が有りました。ネタバレ有ります。先ず、金塊は海の底から海岸に打ち上がらないでしょう。そして、最後の纏め方に難が有り、少し強引に終わらせた感が有りました。残念です。 | ||||
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金塊と言われるほどの重量のものは、それそのものよりも相当大きなアタッシュケースに入れられ圧倒的な浮力を得ていないければ、海流に流されたりしないし、文中にもあるとおり一度海底に沈んでいたとしたら、その沈んだ状態からどのようにして流れ着くような浮力を得ることができたのでしょうか。人知を超えた力が働いたよ、的な感動エピソードとしては相当な無理があります。金塊って言ってるけど2キロ(2011年ごろの地金価格で¥4,500/gとして900万円相当)ぐらいのものが、すっごい大きなアタッシュケースにぽこんと入っていて完全防水だったので流れつく、これなら納得できますが、そうなるとすぐ発見されるはずではないのかと、それが気になって、どうしても入り込めないところは否めませんでした。 しかしながら、実際の事件をモチーフにしているだけあってリアリティがあり、一気に読ませる力があり、実際の災害を描いているだけに賛否は分かれると思いますが、大きな教訓であると思いました。世の中、弱みにつけこんで信じられないようなことをしでかしてくる人がいるのは事実。大体公金的なもので詐欺をしたり、思考力が低下した状態に漬け込むのが特徴です。オレオレ詐欺もそうですが、真っ当な勝負ではない、まっすぐは当たってこない。弱い人に漬け込む所業を小説として書いて何が面白いの?という矜持が昭和の推理小説家にはあったように感じていますが、現代は犯罪に至る強い動機として戦争や貧しさ等を背景にできなくなってきているので、こういう人に漬け込む犯罪は確かに非常なリアリティを持って迫ってきます。 こういう無自覚な悪人がいることを私たちは忘れてはなりません。災害にあって困っている人たちや幼い子供を食い物にすることなど人間にできるのか?という通常の人の感覚とはかけ離れたところに彼らはいるのです。それを忘れてはいけない。 無知の知を本質的に理解できるのが賢人だけであるのの対局で、彼らは悪が何かを本当には理解していないのだと思います。悪に無自覚なのです。つまり、悪いとわかっているけど何らかの目的のためにやっている、というわけではなくて、そもそも悪いと思っていない。それが法に触れるから犯罪だと分かっているだけで、「悪」とは何かについて無自覚なのです。だから信じられないような所業ができるのです。そういう人がいることを忘れてはなりません。 | ||||
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岩手沿岸中部からフェリーで5分の島が舞台。 ”3・11は永遠に許すことのできない暗黒の日なのだ”と語る。 冒頭から凄まじい光景が迫る。 東日本大震災の直後、その2年後、そして10年後。 その切り返していくプロットは実に巧妙。 NPO法人代表の復興支援金の横領疑惑にミステリが。 | ||||
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東北大震災の際の宮古沖の有人小島を舞台にした復興支援金詐欺が メインテーマだが、構成(目次)が震災直後の日々と約10年後の日々の 出来事が互い違いに10節ずつ出てくるので、10年後の話を読むと震災直後の 話の展開が見えてしまう。つまり、大雑把に言えば2節以降の震災直後の日々の内容は 結果がわかったスポーツの試合を録画で見ている印象になってしまう。 しかも震災直後の内容が細かい話が多く、10年後の展開を早く知りたくて殆ど 飛ばし読みにした。 やはり、震災直後の内容は前半にまとめて(しかも多少簡潔にして)、10年後の展開は後半に まとめるべきだったと思う。 | ||||
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東日本大震災で被災した島に復興のプロが来て復興を助けるが、色々と裏がある話です。現実の中にフィクションが融合します。登場人物の方言もリアルで、実話に基づく心霊現象も起こります。題名の海神は、意味深いです。 | ||||
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