野守虫(のもりむし)



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    初公開日(参考)2020年01月
    分類

    長編小説

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    野守虫(のもりむし)

    2020年01月21日 野守虫(のもりむし)

    強盗容疑で勾留されていた竹迫和也が弁護士と接見中に脱走。彼は、定年間近の“乗り鉄”刑事・片倉康孝が、六年前に逮捕した男だった。休暇を使い、秘境のローカル線・飯田線で天龍峡に赴く片倉。道中で竹迫の生家を訪ね、近隣住民から、彼の幼い頃、祖母が強盗に殺されていたことを聞く。一方、犯罪を重ねて逃げる竹迫もまた天龍峡へ。彼にとって拭えぬ過去の眠る地で惨劇の幕が上がる。片倉は凶悪犯・竹迫の暴走を食い止められるか。そして衝撃の結末!(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (4pt)

    案外、あっさりしている。

    刑事と、別れた女房。以前もこの構成の本を読んだ事が有るので、何かと思ったら「刑事・片倉康孝シリーズ」としてシリーズ化されているらしい。「黄昏の光と影」、「砂丘の蛙」、「赤猫」に続く第四弾となるのが本書のよう。

    正直、本書をどう評価して良いかわからない。紀行文と刑事モノを上手くミックスさせたと言えば聞こえが良いが、中途半端と言うか、どっちつかずになってしまっている感が有る。
    それはこのシリーズ全てに言えるかも知れない。定年間近の老刑事が過去の事件(解決、未解決)がクローズアップされた事によって、石神井署がある東京から地方に飛び事件の真相に迫る。そこに元女房が絡むと言うストーリー。

    本書では、息を吐くように嘘を言い、何の逡巡も無く犯罪行為を繰り返す犯人が、留置場から脱走。潜伏先がたまたま片倉刑事が休暇で訪れた場所で、そこで殺人事件を起こした事から片倉刑事も捜査に参加する事となる。

    上にも書いたが、どっちつかずの内容なので、せっかく特異な性格を持った犯人像を柴田氏は作り上げているのにも関わらず、その凄さがイマイチ伝わってこない。一方、自分は鉄っちゃんに全く興味が無いにも関わらず、行ってみたいと思わせる現地描写もあるにはあるが、それもイマイチ。

    警察には予算と言うものがある。警視庁のイチ「支店」でしかない石神井警察署の刑事が、そうそう簡単に出張には行けないし(今回主人公は自費での旅行中だが、同僚が派遣されている。石神井警察署の事件では無いにも関わらず)、自費での旅行中に過去に自分が担当した事件の当事者に出会うと言うのも、次は出来ない。

    このシリーズは事件そのものや旅先での話より、元鞘に収まる方向に向かいつつ有る元夫婦の心情にフォーカスした話にした方が続くのでは?
    野守虫(のもりむし)Amazon書評・レビュー:野守虫(のもりむし)より
    4334913288
    No.1:
    (2pt)

    前妻・智子の存在がすべて

    「野守虫」(柴田哲孝 光文社)を読みました。「赤猫」を読んで以来になります。
     「片倉康孝」シリーズ。片倉が過去に逮捕した凶悪犯・竹迫が弁護士接見中に逃亡し、休暇を利用して趣味のローカル線の旅に出ていた片倉は飯田線の天龍峡に向かう途中、竹迫が逃亡したことを知ります。片倉は竹迫の「過去」に導かれるようにして旅に出たわけではなかったが、果たして。逃亡中の竹迫もまた自分の過去を探るように「天龍峡」へと向かい、凶行を重ねます。
     物語はとてもストレートですが、テレビドラマ「片倉康孝」シリーズの一篇のような淡白な味わいです。よって、最後まで読み切ることはできますが、これが私が読みたかったスリラーだったのかと言えばそうではありませんね。著名なFBIプロファイラーの手法なども参照されていますが、それは飽くまで単なる味つけに過ぎなかったのだと思います。
     良くも悪しくも昭和の時代に確かに存在していた「トラベル・ミステリ」の亜流であり、出張の帰りにちょっと読んでみるようなミステリですから、それはそれで<需要>があるのだと思います。
     最後に、このシリーズは片倉の前妻・智子の存在がすべてです。それがなかったら、もはやこのシリーズを手に取ることはないでしょう。
    野守虫(のもりむし)Amazon書評・レビュー:野守虫(のもりむし)より
    4334913288



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