赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件



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初公開日(参考)2018年02月
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長編小説

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赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)

2019年12月10日 赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)

二〇年前、東京都練馬区で起きた放火殺人事件の現場から姿を消した謎の女、鮎子。定年間近の刑事・片倉康孝は、女の足取りを辿るため、秘境のローカル線・只見線に乗った。そして旅先の魚沼で、四〇年前に火事で鮎子という女が死んでいたことを突き止める。時空を超えて重なる「火事」と「鮎子」―二つの事件の関係は?迷宮入り事件の真相を追う、傑作警察小説。(「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5:
(5pt)

さすが柴田哲孝

さすが柴田哲孝という作品。低評価多かったですが、とんでもない。今回も楽しく読ませて頂きました。
奥会津の豊かな自然描写と誘われる様な旅情、地道な捜査の積み重ね、徐々に明かされていく過去と真相、元妻との淡い恋模様、、、
時系列がこんがらがりそうですが、実は丹念に描かれて、スッキリ納得しました。
赤猫Amazon書評・レビュー:赤猫より
4334912079
No.4:
(2pt)

複雑すぎて私の頭では理解不能

欧米の推理小説の翻訳では、巻頭に登場人物がリストアップされていて、これがページという斜面から滑落することを防ぐひっかかりになっていることがよくある。特に文庫本で。
この「赤猫」では、そういったリストを掲げることが不可能ではないかと思う。頭の中で名前と人物とがしっかりと結びついていないとこれほど読みにくいものか。「名前」は符号ではなく人そのものなのだろう。
半分ほど読み進んだところで人間関係が曖昧になり、簡単なメモを取りながら読み直したのだが、三分の二くらいのところで、だれがだれやらさっぱり分からなくなり、最後は、一体だれがなぜここで逮捕されるに至ったのか全く理解不能な状態で読み終えた。
初出が「小説宝石」で10回連載のようだが、「前号までのあらすじ」があったとしたら、それを書いた編集者はさぞ苦労したことだろう。
じっくり読めばわかるのかもしれないとはいえ、片倉シリーズが好きな私でも、この「赤猫」に再挑戦する気にはなれない。但し、別れた元妻との交情と各所に散在する飲食の場面は相変わらず魅力的。
赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)より
4334779476
No.3:
(2pt)

サプライズのない合理的な結論

「赤猫」(柴田哲孝 光文社文庫)を読みました。
 東京都練馬区で起きた放火殺人事件の現場から姿を消した謎の女・鮎子。(定年間近の)刑事・片倉は、その謎の女の跡を辿るべくローカル線「只見線」に乗り込みます。そして旅先の魚沼では、40年前にも鮎子という女が火事で死んでいた事件に遭遇します。
 「赤猫」と呼ばれる火事。鮎子は何者なのか?放火殺人事件の真相は?
 定年間近の刑事・片倉がコツコツと「迷宮入り事件」の真相を追うことで、昭和から平成にかけての「只見線」を巡る奥会津のローカル史が語られ、火事の炎とは対極にある「寒冷地」を描く筆致はかつての「松本清張」の著作を読んでいるような懐かしさがありました。また、片倉が元妻に寄せる思い、元妻が片倉に寄せる思いもまたとても麗しい。
 しかし、パズラーとしてはどうでしょうか?DNA鑑定によって「過去」の事件を現在に引き寄せようというねらいは「空転」していると思います。複雑なロジックは合理的な結論に帰結したかもしれませんが、特にサプライズもなく物語は完結します。
赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:赤猫: 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件 (光文社文庫)より
4334779476
No.2:
(2pt)

消化不良な内容

本書の一番の問題は、事件そのものに対しても、登場人物に対しても、全く感情移入する事が出来ないまま終焉を迎えてしまう事だ。20年前の火事と60年前の火事。幾ら小説とはいえ、過去と過去の事件の行き来では全く楽しむことが出来ない。
犯人の動機や行動も理解し難い部分が多い。そして、それは著者である柴田氏自身もわかっていながら本書を書き上げたのではないだろうか?と感じる。
本作に限った事では無いが、柴田氏はやたら文中に二重引用符“ ”を用いる癖があるが、本書ではあまりにもそれが乱発され過ぎている。だから読み手としてはそれが事件のキーになるのかな?とか、何かの伏線なのかな?と思いながら読んでいくが、余りにも乱発していて邪魔くさいし、結局何のキーでも無く伏線でもない。

「何故?」を知るために結末を迎えるのが小説の読了の楽しみのはずだが、文中にちらした様々なエピソードや伏線らしきものが何も回収されすに結末を迎えてしまっている。文量をあげる為に無理やりエピソードを増やしたのかな?と思える程だ。

最後の逮捕のシーンも理解し難い。どうして県警は人数をこれだけ裂いてくれたのか?読者側にも犯人が何故その頃に現場にやってくるかがわかっていたのかが説明されていない。実際県警は何日かは棒に振っている。

事件そのもの、動機、捜査でわかった発見など、全てが薄っぺらで読後感が非常に悪い。
赤猫Amazon書評・レビュー:赤猫より
4334912079
No.1:
(2pt)

残念な内容であり結末

黄昏の光と影・砂丘の蛙、の片倉刑事の続編である。1作目、2作目は面白かった。少ない手がかりを元に、何十年も昔の事件や関係者を丹念に追うというスタイルであり、結末にも動機にも納得であるが、3作目である今作はダメ。話を回収できていない。結局のところ、誰がどのように誰を恨んで殺人が起こり、という肝心な部分を読者丸投げで、消化不良のまま終了。事件や登場人物のつながりを複雑化し過ぎて、複線を回収できないままに終わっているので、よくこれで作品化できたものだと思う。残念ながら、正直に言うと、中古で良い。柴田氏の作品は有賀・神山の作品を中心に読んでいたが、今作が一番ダメだった。神山探偵の作品は続編が出ていないが、そちらがもし連載されたら、今作のような「未解決事件に挑んで未解決で結局犯人は分かりませんでした」はやめて欲しいと思う。
赤猫Amazon書評・レビュー:赤猫より
4334912079



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