消えた警官
- 女子高生 (151)
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警務畑一筋で現場の捜査経験に乏しい警察中間管理職が部下の拳銃自殺の責任を負わされて左遷された所轄署で遭遇する事件捜査を描く短編集だが、夫々の捜査過程で、それらが共通して関連する過去の警官失踪事件の謎が解明されて行く連作形式。シリーズ前作に続いて警察組織が抱える問題点や矛盾を鋭く指摘しながら全編を通じた謎解きの面白さが味わえる秀作です。 | ||||
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今回も面白く読めました。短編の連作形式ですが全編に三年前に出奔した元警察官、小幡の事件が貫いています。 現実社会でも度々問題になっている介護施設での虐待やリフォーム詐欺などリアリティもある事件が取り上げられており身近にも犯罪の陰が潜んでいることを考えさせられます。シリーズも6作目になり登場人物もキャラが立ってきました。大チョンボから一転、成長著しい高野巡査、本庁刑事二課より昇任転出で前巻から活躍の軽口のオシャレ系敏腕刑事上河内警部、柴崎警部をぞんざいに扱う元警察学校時代の教官で現警務課の上司の副署長の助川、今回の事件では「わたしが全責任を負います。やりましょう。」と言い切り、署長の貫禄も出てきた女性キャリア坂元などそれぞれスピンオフが出来そうなくらいです。また柴崎を左遷に追い込んだ第六方面本部長中田も登場し本庁復帰の希望と益々の捜査能力開花とに揺れ動く柴崎との関係性も気になるところ。次巻も大いに期待です! | ||||
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新潮文庫のための書下ろしらしいが、非常に良く出来たプロットの刑事小説だ。交通事故、老人介護 施設での老婆の焼死、タクシー会社と警察の癒着、女子高生強盗殺人事件が、短編小説集のように 描かれるが、どの作品でも3年前に起きた警官失踪事件が触れられる。それぞれの事件とこの 警官失踪事件に何らかの関連性があると段々解き明かされることになる。その意味で、これは 短編集であり、連作であり、そして背骨のしっかりとした一つの刑事小説である。最後の章において、 この背景と関連がすべて解き明かされるが、見事な筋運びになっている。今回の主役は、綾瀬署の 警務課長代理の柴崎の他に、上河内警部。今までこの柴崎代理シリーズで脚光を浴びて来た助川 副署長、高野府警に続く新しいキャラクターを登場させ、作品により厚みを持たせている。一気読み 確実の秀作である。 | ||||
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いつも続きを楽しみに待っているシリーズのひとつ。 短編集だから仕方ないのだけど、警務課長代理がどうして刑事事件捜査に引っ張り出されるのかの描写は常にほしい。 知っているのが当たり前ではなく、くどいくらい繰り返し描いてほしい。 引っ張り出すのは、上司からでも部下からでもいい。 そして例えばタイトルの事件だけは自分のこだわりで捜査をしているというようなギャップが見たかった。 | ||||
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綾瀬署の2人の刑事が活躍する5つの短篇を収録。どの短篇もストーリーはよくできているけど、なんか印象が薄い。 どうして印象が薄いのかというと、登場人物があまり書き込まれていないので、登場人物が名前だけの存在みたいで、どんな人間かが印象が薄い。刑事たちの印象も薄いが、犯人も印象が薄く、動機もリアリティがない。たとえば、表題作の「消えた警官」は2つの事件が交差してゆく複雑なプロットだけど、どうして警官が消えたのか、どうして殺されたのか、どうもリアリティがない。 結果として、主人公に共感もできず、犯人の凶悪さもピンとこないので、パズルを解いているみたいで、人間の物語を読んでいる気がしないです。 | ||||
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