蚕の王
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あらすじ
昭和二十五年、静岡県で発生した一家殺害事件、二俣事件。警察と司法が組んで行われた犯人捏造の実態とは? そして著者だけが辿り着いた「真犯人」の存在とは? 事実に基づく衝撃作。昭和二十五年(1950年)一月。静岡県二俣町にて一家殺害事件が発生した。のちに死刑判決が覆った日本史上初の冤罪事件・二俣事件である。捜査を取り仕切ったのは、数々の事件を解決に導き「県警の至宝」と呼ばれた刑事・赤松完治。だが彼が行っていたのは、拷問による悪質な自白強要と、司法さえ手なずけた巧妙な犯人捏造であった――。拷問捜査を告発した現場刑事、赤松の相棒であった元刑事、昭和史に残る名弁護士・清瀬一郎。正義を信じた者たちが繋いだ、無罪判決への軌跡。そして事件を追い続けた著者だけが知りえた、「真犯人」の存在とは?(「BOOK」データベースより)
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評判
蚕の王の評価:
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蚕の王の総合評価:
8.57/10点 レビュー 7件。
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逮捕された男は無実でしたが、警察から執拗な拷問をうけ嘘の供述を強要されます。
拷問を主導したのは、これまでに数々の勲章を得てきた紅林刑事。
耐えかねて自白した結果、一審および控訴審ともに死刑判決となってしまいます。
義憤にかられた山崎刑事が内部告発をし、弁護士の清瀬一郎の力を借りて最終的には逆転無罪判決となります。
容疑者を有罪にするために無理矢理ストーリーを作り上げていく手腕と執拗な暴行が恐ろしい。現代ではそこまでの暴力はないでしょうけど、いまだに自白を重視する日本の司法では同様の事がたくさん起こっているのではないでしょうか。
70年前の事件を現在生きている人達からの取材で、ここまで生々しく描写できており凄いと感じました。
引き込まれる様であっという間に読んでしまいました。