黒い海 船は突然、深海へ消えた
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数年に渡り緻密に取材を続けられていく中で、不条理や理不尽に多くぶつかり、悲しみや悔しさ、苛立つこともあったと推察します。しかし本書内ではあくまで冷静・中立な視点で事実を追い求められています。あらゆる事件が風化していきます。そのこと自体は仕方ないにしても、事実と異なることを国の見解として残すことに疑義を唱え、真実を追求する態度は大変に勉強になり、凛と生きていくいくつかのヒントをもらえたように感じています。 内容には触れませんが、海底の船体調査が今からでもなされることを心より願い、レビューとさせて頂きます。 | ||||
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昔、鮪延縄漁船に 乗っていました。やはり(ひやり)としたことがありました。かの宇和島水産の事故を見れば其のままですけど‼️ | ||||
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これぞノンフィクションの傑作です。 まず冒頭、漁船寿和丸が千葉県銚子市沖の洋上にて沈没してしまう再現ドキュメントの恐ろしいまでの迫力が凄まじい。 いったい何が起きたのか? 2008年6月24日の全国紙にも漁船転覆の記事が大きく掲載されていることから、私自身、当該ニューズをテレビニュースや新聞で見ているのではないかと思いますが、たぶん天候不良による影響を受けたものなのだろうと受け止めたのでしょう、まったく記憶に残っていませんでしたが、そこには当然、命を分ける壮絶な現実、そして絶望と希望があることを、改めて思い知らされました。 そして転覆原因の調査結果が発表されたのが、あの東北大地震の1週間後といいますから、まるでどさくさに紛れてこっそり発表するタイミングを狙ったかのようです。 本書タイトルの『黒い海』は、生存者らによる、沈没後に海に浮かぶ油のすごさを表現したものですが、国が発表した沈没原因は「波」によるもので、それであれば油がそんなに流出するはずがない、と完全に生存者の証言を無視した報告となっています。 国は何かを隠そうとしているのか? 筆者は根気よく諦めずに数多くの人をインタビューし検証を進めていくうちに、ある仮説にたどり着きます。 その仮説は本書を読む限り、説得力あるもので、それだけに真実を明らかにするのはかなり難しいだろうとも予測されます。 沈没した漁船寿和丸を調べることができれば、沈没の原因をより正確に特定することができるのでしょうが、今も深海に沈んだまま。 沈没船引き上げが難しいとしても、本書に興味を持った巨額の富を持つ善意の誰かが、思い切って費用を負担して「深海5000」などの潜水艦をチャーターし、海底に沈む船を調査することができないものでしょうか? | ||||
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著者の取材力、筆力がすばらしい。 | ||||
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本の最初からスリリングでぐいぐいと惹きつけられて読み進めました。 元国家公務員の私としては、国の情報公開制度に対する姿勢は非常に後ろ向きで、いわゆる”のり弁”にされることが普通です。そして、その黒塗りはなかなか外されない。 著者があちこちで壁にぶち当たりながらも、真相に近づこうと懸命なことが伝わってきます。 ただ、本書の後半から徐々に東日本大震災関係にページを大きく割く流れになったのは、少々残念でした。むしろ、真相解明には至らずとも、この船舶事故にまつわる情報をもっと記述して欲しかった。例えば、補償問題などの経済面はどうなったのかなど。 | ||||
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