文豪、社長になる
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面白かったです。菊池寛の伝記です。 菊池寛といえば、学生時代の文学史で習って、名前と著作を知っているだけの人でした。 「恩讐の彼方に」の人でしょ?あのトンネルを掘って仲直りする話。というレベルの知識しかなかったです。 この本を読んで、菊池寛という人の豪快な人柄やものすごい読書量や行動力、交際関係がわかりました。 この人の生きた時代の作家や流行や、時代背景もよくわかりました。 香日ゆらさんの「先生と僕」や伊集院静さんの「ミチクサ先生」を読んで夏目漱石のファンになっていて、それがこの作品を読むきっかけになりました。この作品は漱石のお通夜から始まります。 芥川賞や直木賞の歴史もよくわかりました。 展開が速くぐいぐい引き込まれました! 読んでよかったです。 | ||||
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34歳で雑誌「文藝春秋」を創刊し、作家と社長という二刀流のキャリアを歩んだ菊池寛。 若くして亡くなった親友、芥川龍之介と直木三十五の2人を偲んで昭和10年に創設した「芥川賞」と「直木賞」は、いまや知らない人はいない文学賞になった。 作家に憧れた四国の少年が、いかにしてベストセラー作家となり、文藝春秋を創るに至ったのか。稀有な文化人であり、実業家と評される一方で、その素顔は友人作家の成功に嫉妬を燃やし、どんぶり勘定の経営で会社を危うくするなど、あまりに奔放でハチャメチャ。 菊池氏の言動が、そのまま文藝春秋という会社の "人間味" を物語っているような魅力。戦争下で軍部に乗せられ、戦意高揚の片棒を担ぐことになったあたり、現実はもっとシビアだったに違いないが、それですら「おいおい、大丈夫か?」と思わせる展開が妙に心地よく、ページから目が離せなくなってしまう。 ベストセラー『家康、江戸を建てる』や直木賞受賞&映画化で話題の『銀河鉄道の父』などで知られる門井慶喜さんに、文藝春秋社から「創業100周年を迎えるので、菊池寛を」という依頼があり、世に出た "仕事や仲間、人生が愛おしくなる" 一冊。 人生の良い時も悪い時も、まわりには愛すべき人がいる。そう思って接するから、周りの人からも愛される。決して成功ばかりではなく、失敗もたくさんある。でも憎めない人柄…… 今では通用しない生き方かもしれないが、それを超えて憧れすら感じる社長としての "直感と情" に学ぶことは多い。 何かと世知辛くなった日々を前に、お前は「それでいいんかい」と言われているようだ。 | ||||
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菊池寛の子孫です。 本作は所謂、「史実にもとづいたフィクション」です。しかし、体質的に酒は「ほぼ飲めなかった」菊池の、本作中での飲酒描写の多さに少々引っかかる物がありました。表紙イラストの通り、菊池寛=ヘビースモーカーは事実です。この事実は史実には含まれないのか?しかし‥? 今後、他の「史実にもとづいたフィクション」を読むにあたっても、何でも鵜呑みにしないよう改めて心に刻みました。 もちろん、物語は面白く、日本近代史理解の一助になったと思いました。 | ||||
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文藝春秋の愛読者としては読んでおくべきと思うし、文学史的読み物として大変面白かった。 | ||||
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特になし | ||||
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