東京帝大叡古教授
- 夏目漱石 (10)
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熊本から東京帝大の叡古教授を訪ねるために上京した高校生、19歳の「私」は、長旅の後宿で教授からの、「翌朝大学の図書館で会おう」旨の手紙を受け取る。ところが翌日、図書館で教授らしい人を見つけ声をかけたところ、その人はすでに亡くなっていて、叡古教授と対立している教授だった。駆け付けた叡古教授と対面した「私」は、その場で阿蘇藤太と名付けられ、彼とともに事件の解決を試みる。 数々の事件を解決しながら、当時の日本を震撼させる出来事も絡ませていく政治ミステリー。素晴らしい頭脳の持ち主でありながら、ユーモアと温かさを備えた教授と、発展途上ではありながら明晰さと素直さを併せ持つ藤太との掛け合いが楽しい。 一つ一つの事件がホームズやコナンのように着々と解決されていきながら、またそこから別の大きな事柄への糸が見つけられていき、飽きさせない。 教授や藤太、さくら子や蘇峰、天民という知識階級の人たちだけでなく、おはつやおちかという庶民も存在感があって、物語に厚みを与えている。 最後に「私」が、あの重光葵だと明らかにされるが、国歌斉唱中だから爆弾が投げ込まれた時に逃げなかったというエピソードも、この物語を読むと納得できたりする。 何のために勉強するのか?と思っている子どもたちには、ぜひ読んでもらいたい。 | ||||
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登場人物と構成の素晴らしさ、何よりユーモアと知識の宝庫。それでいて恋愛あり。最高の一冊。 | ||||
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博学な教授が殺人事件を解明していく話ですが、主人公の男子学生にもう少し魅力が欲しいと思いました。 | ||||
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以前ドラマを観た時に興味がわいたので購入しました。ドラマのイメージとかなり違っていたもののかなり満足する内容でした。 特に時代物の小説に関わらず時代背景などが割と正確で非常に読み取りやすく、平易な文章で書かれているためにサクサク読み進められました。 想像した以上に厚い本なので読み応えがあります。オススメです。 | ||||
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様々な薀蓄、ポーツマス条約締結時の世情、桂太郎と西園寺の関係、七博士等、好奇心を刺激される要素に富んでいるのだが、ただ。 小説としてはあまり面白くないと感じた。上記した様に当時の世情を繊細に描写しながら肝心の教授があまりに「現代的」であり、リアリティに乏しい、従って魅力も感じられない人物になってしまっている。コンピュータの発明の予言とかおふざけにしか感じられず、なおかつ面白くない。あるいは教え子の教育のために無理矢理天皇陛下に合わせるとか、当時のふつうの感覚を持った人間にはあり得ない。 他の方が作者の知識、薀蓄を絶賛されていて、確かにそれは認めるんだけど、小説として面白いかどうかは別問題。 | ||||
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