この世にひとつの本
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コミカルなテイストのミステリーというのは実は作者の実力が問われると思いますが、 この作家はそこまでの力がまだ無いようです。 文体が軽いというよりは薄い。 そして謎解きの核心にある理化学的な事柄が推測できてしまい、 「これがオチじゃないよな」という不安と共に読み進むと、やはりそうだったという結末。 設定が大掛かりな割には、カタルシスがまるでありません。 | ||||
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ほとんど説明することなく会話を進行させ、読み進めるうちに人物関係や状況が分かってくるという文章のせいで、当初は非常に苦労した。ワンマン社長と出来てる秘書、社長の昼行燈の二代目、優秀だがコミュ障で使えない社史編纂室勤務の東大卒という人物設定も、あまりにもお決まりなので、これはつまらない小説では…と警戒しながら読み進めた。 ところが、予想以上におもしろく、予想以上にまじめだったのには驚いた。最初は違和感を覚えた文章も、いわば強制的に前に運ばされているようなスピード感あふれる読書を楽しめた。フラフラした二代目がものごとの本質を捉えることのできるひとかどの人物だった、などという展開はまあ予想どおりではあるが、書家の失踪と工場での白血病の連続死というふたつの謎を、うまく印刷と書物の関係というテーマでまとめたばかりか、それらに真摯に対峙する人間(このあたり、『舟を編む』とも比較できるだろう)を描きだしていて、思わず居住まいを正すような気にさせられた。 ただ、タイトルの「本」というのはかならずしも本書のテーマを言い当てていないとは思う。 | ||||
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作品の出来の格差が激しいと思いました。過去の短編集に秀逸なものが多いだけに、間延びしているというか、しっくりいかないところがあります。文章に無駄が多いように見えてしまうのです。この程度の謎解きなら短編で十分だと思えるのです。短い話を引き延ばしているように感じてしまう。人物自体を個性的に描けていれば謎解きの過程でのやり取りだけでも面白いのでしょうが、そういうレベルには達していないと思います。ちょっと厳しいかなと思いますが、星は3つにさせてください。 | ||||
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企業小説というのは読んだことがないのですが、本の帯にある「この温かなミステリを」という文句の温かさは、「釣りバカ日誌」の会社における人間関係のほのぼのさに通じるので、ああいう感じがお好きな方にはいいと思う。探偵役の3人のうちの一人、社長秘書の女性は魅力的で、もう一人の探偵役、史上最速の窓際族の若い男性との掛け合いは、そのままドラマにしたらいい場面になるだろうな、と思わせます。もし、この本がシリーズ化するなら、彼女にもっと日のあたる場所で活躍させてあげたい。 | ||||
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文体に癖がありますので、ちょっと慣れないかもしれません。 しかしなかなか面白い本でした。色々と考えさせられることもありました。 | ||||
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