れんげ野原のまんなかで
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
れんげ野原のまんなかでの総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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いわゆる図書館モノ。 | ||||
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秋日和でも足止めのコロナ禍に、のんびり楽しめるミステリー小説を探して読み始めました。確かにスロースタートで緩めでしたが、どんどん図書館司書の資質、素養、専門知識のベースが無いと解けないようなストーリー展開になり、最後は本物の探偵小説になリました。特に、図書館と言う万人を受け入れる施設だけに、全ての人の人生を拡げるような締め括りが素敵でした。 | ||||
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満足しています | ||||
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いわゆる【本格ミステリ】にはひとつも魅力を感じない。 ちょっとした謎を含んだほのぼのストーリーなのかと思ってたら違った。本作だと謎自体が複雑すぎてそれを解くだけで終わってしまっているのもある。 雪女の話。最後に秋葉氏を再登場させてなにか言わせないと、ただの推理ゲームにしかならないと思う。真相が分かっても「だからどうしたの?」しか感想がない。 へんな言い方だけど「謎解き」の部分がバッサリいらない。秋葉氏の造形はよかった。 | ||||
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まず第一話「霜降 花薄」でぐっと惹きつけられました。とある地方都市、郊外のしかも辺鄙なススキ野原の真ん中にある図書館。どうしてそんな不便な場所に建てられたかというと、予算など自治体の諸々の事情があり・・。そんなゆったり静かな図書館に勤める主人公、文子のまわりでおかしな出来事が頻発し始めます。閉館時間を過ぎても隠れて図書館に居残ろうとする子供たち、そして奇妙な忘れ物や持ち主不明の物があちこちに置かれ始める・・いったい何が進行しているのか?ささやかな謎ながらミステリアスで、「どうなっているのだろう?」と好奇心をかきたてられます。そしてヒントはアメリカの児童文学「クロディーアの秘密」。たまたまこの本がうちにあって積読状態だったので、思わず手に取って読了してしまいました。 各短編ごとにテーマとなる本がとりあげられているのかと期待したのですが、必ずしもそうではありませんでした。けれどこの小説は、本好き、図書好きで、かつて学校の図書室や町の図書館を逍遥して様々な本に出会ったり、読みふけったりしたことがある人たちにはたまらないと思います。 ミステリとしてはどうかと言えば、登場人物の数が限られているせいか、どの短編でも途中でオチや犯人がだいたいわかってしまいます。そのあたりの伏線の巡らせ方がちょっと苦しいというか、本格ミステリ作家のように巧妙ではないというか。謎というのも殺人など重大犯罪ではなく、日常の中のちょっとした出来事がほとんどです。けれど、作者が一番描きたかったのは犯人探しではなく、自然に囲まれたおっとり穏やかな図書館の雰囲気や、無類の図書好きで変人の域に達している司書たち、図書館の土地を提供した地元の大地主、秋葉氏の癒される田舎のおっさんキャラなどではないのか、と。この連作集にはこのようにいろんな魅力が詰め込まれていると思います。 個人的に一番気に入ったのは、4話目の「二月尽くし 名残の雪」です。大雪に閉じ込められて帰宅できなくなった文子は、地主の秋葉氏宅に一晩お世話になります。まるで横溝正史の小説に出てきそうな(笑)広大で薄暗く迷路のような田舎屋敷。そこで晩御飯をいただきながら聞く秋葉氏の子供の頃の思い出や不思議な話は、古民家で聞く古老の昔語りのおもむきがあります。 またこれらの登場人物に会いたい、続編はないのだろうかと調べたら、「花野に眠る」が発表されているようです。こちらもまたぜひ読んでみたいと思います。 | ||||
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2005年に出た単行本の文庫化。 5本を収める短編集。 地方の公立図書館を舞台とした日常の謎系のミステリだ。 暗号ものあり、幽霊物語ありと手が込んでいて楽しい。外国の絵本、児童文学を組み込んだストーリーが多く、ファンならニヤリとさせられること間違いなし。 著者が図書館員だったこともあり、図書館の「知られざるシステム」や司書たちの「ひそかな悩み」が垣間見れるのもいい。 | ||||
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