矢上教授の午後
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矢上教授の午後の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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この作家の書く作品には、品がある。 | ||||
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2009年に出た単行本の文庫化。 ある大学の生物学系の校舎が舞台。 雷雨と停電と偶然によって閉じこめられた先生・学生・部外者たちが、死体を発見するという一種の閉鎖空間もののミステリだ。 登場人物たちがそれぞれ秘密や事情を抱えており、なおかつそれが多視点から語られている点がおもしろい。 ミステリとしてはいささか弱いか。 | ||||
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森谷さんの初期の作品。四点は少しサービス気味。 豪雨と落雷・停電によって陸の孤島化した大学旧館を舞台に、多視点からの描写を繰り広げます。狙いはよくわかりますが、探偵役のとぼけた雰囲気と、モジュール的描写の緊迫感が若干ミスマッチしています。その点、習作的な感じが否めません。また、ある疾患とその治療に関する誤解(コメント欄)があるようですね。編集の方が誰か気づかなかったのかな。 | ||||
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ページを開いてまず目に飛び込んでくるのは,目次に並ぶ章(節?)の多さで,その数はなんと50. 短いパートだと半ページにも満たない3行や,それ以外もほとんどが10ページ前後で構成されており, 次へと移るたびに場所や視点,時間を入れ替え,のんびりな雰囲気ながらポンポンと進んでいきます. その物語は,やや異様な雰囲気ではじまりつつも,それについては具体的に触れられることなく進み, いかにもといった『日常の謎』が早々に呈示されながらも,湧き出す人々の思惑,意味不明のできごと, これらのおかげで,どんどんそちらから逸れていき,すっかり置き去りにされた存在になってしまいます. そんな流れに少しモヤモヤしていると,『日常の謎』とは正反対とも言える大きな『事件』が発生. 以降はそれがメインで,結局,冒頭での二つの日常の謎は,最後につじつま合わせに出てくる程度で, このあたりは,紹介文やカバー絵の雰囲気から,ライトなものを期待した人には戸惑うかもしれません. また,繰り返される場面転換のおかげで,誰が,どこで,いつ,何を,というのがあまり見えてこず, そのため,舞台となるオンボロ棟も,その構造や通路の通行可否など,こちらもイメージが掴めません. バラ撒かれていた数多くのあれこれが,明らかになっていくあたりは,ある程度の納得感が得られますが, それらが語られる終盤での後刻談,いわゆる解説編なのですが,70ページ強というのはあまりに長すぎです. 他にも,矢上教授の妙な『年寄り口調』や,ヒロインの『フェミニスト設定』にも違和感がありますし, はじまりの章を受ける形で閉じられる最後の章も,ちょっと取って付けたような不自然さが感じられます. | ||||
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文章は読みやすい。 ころころ場面が変わるのもさほど混乱はない。 登場人物は多いけれどそれぞれキャラが立っていて、過不足なく役割をこなしている。 ただ本の厚みの割りに内容が薄く心に残らず。 | ||||
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場面、視点がコロコロ変わり、全く状況把握ができない。 ミステリというより、そもそも小説としての艇をなしていない。 解説に9年間書き直しを重ねたと書いてあったが、一体何をやっていたのか。 謎解きも‥というより、謎が謎にすらなっていない。 バナナの美味しそうな描写のみよかった。 | ||||
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