矢上教授の午後



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初公開日(参考)2009年07月
分類

長編小説

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矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

2012年04月12日 矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

夏の午後。古ぼけた大学の研究棟が嵐に閉ざされた。停電とある事情で連絡も出入りも不可能に。さらに誰も見知らぬ男の死体が発見され、矢上教授は真相を追い始めるが…。殺人者はまだこの建物の中に?民俗楽器破損、表彰状盗難など、続発したささいな事件と殺人の関係は?異色の学者探偵が、謎だらけの老朽校舎で奔走する、ユーモア満載の本格ミステリ登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

矢上教授の午後の総合評価:6.75/10点レビュー 8件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

矢上教授の午後の感想

この作家の書く作品には、品がある。

当作ももれなく、上質で上品な一冊である。


物語は、矢上教授と呼ばれる70才も越えた非常勤講師が巣食う大学の片隅にある旧棟で起こる殺人事件だが、そこでは嵐による停電や非常階段が閉じられることにより密室と化してしまう。

そのなかで、他の教授や助手、学生たちの思惑や隠された事実が存在しながらも、ゆったりと状況を確認し原因を追求していくのだが、その探索の方法や雰囲気は矢上教授の醸し出すノーブルさと相まって、あくまでゆったりと静かである。

そうしながら、最後の数章で 事件の真相は どんでん返しとはまた異なる 深い理由が明るみにされ、それが思いのほか大きく展開され花を添えてクライマックスを迎える。


兎に角 休日の午後にゆったりと紅茶でも飲みながら、が似合う作品であった。  了

とも
4ND5R58B
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(3pt)

それぞれの秘密

2009年に出た単行本の文庫化。  ある大学の生物学系の校舎が舞台。 雷雨と停電と偶然によって閉じこめられた先生・学生・部外者たちが、死体を発見するという一種の閉鎖空間もののミステリだ。  登場人物たちがそれぞれ秘密や事情を抱えており、なおかつそれが多視点から語られている点がおもしろい。  ミステリとしてはいささか弱いか。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.6:
(4pt)

習作入ってますね

森谷さんの初期の作品。四点は少しサービス気味。
豪雨と落雷・停電によって陸の孤島化した大学旧館を舞台に、多視点からの描写を繰り広げます。狙いはよくわかりますが、探偵役のとぼけた雰囲気と、モジュール的描写の緊迫感が若干ミスマッチしています。その点、習作的な感じが否めません。また、ある疾患とその治療に関する誤解(コメント欄)があるようですね。編集の方が誰か気づかなかったのかな。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.5:
(2pt)

全体も細部も見えづらい

ページを開いてまず目に飛び込んでくるのは,目次に並ぶ章(節?)の多さで,その数はなんと50.
短いパートだと半ページにも満たない3行や,それ以外もほとんどが10ページ前後で構成されており,
次へと移るたびに場所や視点,時間を入れ替え,のんびりな雰囲気ながらポンポンと進んでいきます.

その物語は,やや異様な雰囲気ではじまりつつも,それについては具体的に触れられることなく進み,
いかにもといった『日常の謎』が早々に呈示されながらも,湧き出す人々の思惑,意味不明のできごと,
これらのおかげで,どんどんそちらから逸れていき,すっかり置き去りにされた存在になってしまいます.

そんな流れに少しモヤモヤしていると,『日常の謎』とは正反対とも言える大きな『事件』が発生.
以降はそれがメインで,結局,冒頭での二つの日常の謎は,最後につじつま合わせに出てくる程度で,
このあたりは,紹介文やカバー絵の雰囲気から,ライトなものを期待した人には戸惑うかもしれません.

また,繰り返される場面転換のおかげで,誰が,どこで,いつ,何を,というのがあまり見えてこず,
そのため,舞台となるオンボロ棟も,その構造や通路の通行可否など,こちらもイメージが掴めません.
バラ撒かれていた数多くのあれこれが,明らかになっていくあたりは,ある程度の納得感が得られますが,
それらが語られる終盤での後刻談,いわゆる解説編なのですが,70ページ強というのはあまりに長すぎです.

他にも,矢上教授の妙な『年寄り口調』や,ヒロインの『フェミニスト設定』にも違和感がありますし,
はじまりの章を受ける形で閉じられる最後の章も,ちょっと取って付けたような不自然さが感じられます.
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
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No.4:
(3pt)

ごくごく普通。

文章は読みやすい。
ころころ場面が変わるのもさほど混乱はない。
登場人物は多いけれどそれぞれキャラが立っていて、過不足なく役割をこなしている。

ただ本の厚みの割りに内容が薄く心に残らず。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
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No.3:
(1pt)

小説の艇をなしていない

場面、視点がコロコロ変わり、全く状況把握ができない。
ミステリというより、そもそも小説としての艇をなしていない。

解説に9年間書き直しを重ねたと書いてあったが、一体何をやっていたのか。

謎解きも‥というより、謎が謎にすらなっていない。
バナナの美味しそうな描写のみよかった。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515



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