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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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前回の紫式部をテーマにした歴史ものとはことなり、今回は現代小説。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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歴史ものが多い著者ですが、こちらの小説はジャンルでいえば一応ミステリになるでしょうか。が、たいていのミステリのように殺人事件の謎を解くという話ではありません。ある青年が過去に家族の中で起きたらしい出来事の謎を追ってゆくというストーリーです。章ごとに青年が訪ねてゆく人物が変わり、少しずつ事の真相に近づいてゆく・・・そのあたりの展開がうまく、次はどうなるのだろうと気になって次々とページをめくってしまい、ほぼ一気読みしてしまいました。 出だしは、中小企業を経営している30代後半の女性とその恋人の年下男性、年の差は問題にならず、とても自然に穏やかに一緒に暮らしている様子が描かれていて、最初は年の差恋愛小説なのかと思いました。そしてさらに読み進んでいくと、最近、青年の母親ががんで亡くなり、彼女が何度も「あたしが父親を殺した・・」とうなされていた、それが気になってしょうがない、だから真相をつきとめたいと青年が出かけていくところから始まります。 この青年、複雑な育ち方をしたことがだんだんわかってくるのですが、そのため人の気持ちを理解することにたけ、すんなり入り込む術を心得ているというか、一見、無垢に見えて、意外に切れてずるい面もほの見えます。彼がどうしてそういうふうになったのかも次第に明らかになってきます。本籍地から自分が生まれ育ったらしいアパートを探し当て、そこに住んでいる人に話を聞き、その過程で接する人たちの人生もちらりと描いて、それぞれにいろんな人生があるのだなということが暗示されます。そのあたりも内容が深いです。だんだんと真相が明らかになってゆく、そのあたり、一章一章がなかなかミステリアスで引き込まれます。 ラストは2転3転あり、いったい本当はどういうことだったのかとじりじりしますが、最後には伏線がきれいに回収されます。ただ、ネタばれするのであまり書けませんが、個人的には大人の対応をした年上女性が優等生すぎる気がしました。このあと彼女は後悔しなかったのか?幸せな人生を過ごせたのだろうか?今時、徹底して叩かれる不倫も出てきますし、どろどろのドラマ的な面もあるので、好き嫌いは分かれるかもしれません。が、よくできた人間ドラマです。おもしろかったです。 | ||||
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レビューを見て買いました。 レビュー通りじわりじわりとした展開でした。 まあ、なんとな~く結末は予想通りでしたが、過程がすごく丁寧に描かれていて読みやすかったしいい小説だと思います。 | ||||
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それなりに読ませるんだけど、クライマックスに近づくにつれ、強引に伏線が繋がっていくのに興ざめした。まあでもそこそこ楽しめた。 | ||||
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レビューの評価もよく、題名からもちょっと興味をもって 購入してみました。 正直、表現や描写が下手というか、 物語的には結構いいなと思う部分があるんだけど 表現や描写がもっとしっかりしていれば もっと読者を引き込めたんじゃないのかなって 思いましたね。 もったいないなと思いました。 | ||||
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弁護士を目指す主人公が、これからの人生で、出会うなぞを解き明かしていくであろうその様子が知りたい。読み終わって、強く感じました。 | ||||
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