図書室のキリギリス
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図書室のキリギリスの総合評価:
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急に忙しくなって、なかなか読み進めなかったのですが、本自体はとても心暖まるよい内容でした。 | ||||
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期限付き採用で学校図書館の司書として働くことになった主人公と、彼女を取り巻く図書委員の生徒たちを描く。中学・高校生向けに書かれたのだろう。主人公は本など物に触れることで過去の持ち主の「物に刻まれた思い」を感じることができる。だからファンタジー・ミステリー的な要素もあるし、主人公はバツイチ(夫は失踪)という設定だけれどドロドロしたところはなく明るく爽やか。 巻末には小説に登場した本の解説コラムまであり、著者は本当に本が好きなんだなということが感じられて読んでいて嬉しい。私も本が好きなので。 学校での司書や司書教諭の置かれている立場の弱さについての言及もある。ちなみに、本書で学校図書館に必ず置くとされている司書教諭も、1953年に配置することに決まったものの「当分の間」置かなくてもよいとされ、この「当分の間」が過ぎたのはなんと1997年(!)の学校図書館法改正によってである(法律用語としての「当分の間」の事例としてよく使われる)。 | ||||
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さわやかな青春小説であり、お仕事小説でもあり。そして、本好きには要注意本であることは確実です(笑)だって、登場する本、ぜんぶ読みたくなる…。 本の面白さを伝えてくれるだけじゃない。本から、どのように世界が広がるか、広げていけるか。本の多様な読み方、本の世界の深さ、知らなかった深堀りの仕方。いろいろ教えてもらいました。 個人的に竹内さんの最高傑作に推します!最新作「図書室のバシラドール」も即買いしました。(絶対に文庫化してくださいね!買いなおしますから) | ||||
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こんなふうな読書の仕方、高校生の時に出来たら楽しかった だろうなと思ったと同時に、大人になった今、やってみることが 楽しいし、必要なのかもと思った。 | ||||
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イソップ物語の「アリとキリギリス」に倣えば、教育学部なのに旅行とか合コンとかばかりで教員資格も取らなかった詩織はキリギリス。この詩織が主人公です。OLになり、結婚退職し、離婚し、一人になってアルバイト的に学校司書の仕事を始めます。だから「図書室のキリギリス」。 詩織は仕事を楽しみながら、ちょっとした謎、挙動不審な生徒や、行方不明の前任者の秘密などに出会います。それらが図書委員の生徒達とか周りの人たちの動きの中で解かれていくエピソードが面白い。 詩織に生活や自己実現といった基本的な部分での切迫感がなく、「まあ日々は過ぎていきますよね」といった緩い女性なので、キリキリとした緊迫感はありません。ちょっとした面白みを重ねていく様子を読者も楽しめます。 しかし、個性豊かで生き生きとした図書委員の生徒たちと活動していく中で、詩織も自分について考え始めます。 ホッと、息を付ける時間を与えてくれる本としてお薦めです。 併せて図書室が舞台なので当然ながら実在する図書の紹介も多数含まれていて、読書案内にもなります。 | ||||
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著者の本は、デビュー作から結構読んでいる方だと思うけど、なんかいつかもどかしさを感じます。 本書も、悪人は一人も登場しないし、ちょっといい話ばっかりなんだけど、とてもものたりない。「残留思念」なんて、使い古されたSFチックな小道具を使う必要があったのだろうかという疑問もあるし、あわよくば続編をというスケベ心も感じてしまう作風です。ひとことで言えば、読む人みんなに好かれようという八方美人的作品で、楽曲でいうと昭和の歌謡曲。 才能あるんだから、もっと突き抜けろよ、と言いたくなります。 | ||||
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