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図書室のキリギリス
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図書室のキリギリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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期限付き採用で学校図書館の司書として働くことになった主人公と、彼女を取り巻く図書委員の生徒たちを描く。中学・高校生向けに書かれたのだろう。主人公は本など物に触れることで過去の持ち主の「物に刻まれた思い」を感じることができる。だからファンタジー・ミステリー的な要素もあるし、主人公はバツイチ(夫は失踪)という設定だけれどドロドロしたところはなく明るく爽やか。 巻末には小説に登場した本の解説コラムまであり、著者は本当に本が好きなんだなということが感じられて読んでいて嬉しい。私も本が好きなので。 学校での司書や司書教諭の置かれている立場の弱さについての言及もある。ちなみに、本書で学校図書館に必ず置くとされている司書教諭も、1953年に配置することに決まったものの「当分の間」置かなくてもよいとされ、この「当分の間」が過ぎたのはなんと1997年(!)の学校図書館法改正によってである(法律用語としての「当分の間」の事例としてよく使われる)。 | ||||
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さわやかな青春小説であり、お仕事小説でもあり。そして、本好きには要注意本であることは確実です(笑)だって、登場する本、ぜんぶ読みたくなる…。 本の面白さを伝えてくれるだけじゃない。本から、どのように世界が広がるか、広げていけるか。本の多様な読み方、本の世界の深さ、知らなかった深堀りの仕方。いろいろ教えてもらいました。 個人的に竹内さんの最高傑作に推します!最新作「図書室のバシラドール」も即買いしました。(絶対に文庫化してくださいね!買いなおしますから) | ||||
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こんなふうな読書の仕方、高校生の時に出来たら楽しかった だろうなと思ったと同時に、大人になった今、やってみることが 楽しいし、必要なのかもと思った。 | ||||
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イソップ物語の「アリとキリギリス」に倣えば、教育学部なのに旅行とか合コンとかばかりで教員資格も取らなかった詩織はキリギリス。この詩織が主人公です。OLになり、結婚退職し、離婚し、一人になってアルバイト的に学校司書の仕事を始めます。だから「図書室のキリギリス」。 詩織は仕事を楽しみながら、ちょっとした謎、挙動不審な生徒や、行方不明の前任者の秘密などに出会います。それらが図書委員の生徒達とか周りの人たちの動きの中で解かれていくエピソードが面白い。 詩織に生活や自己実現といった基本的な部分での切迫感がなく、「まあ日々は過ぎていきますよね」といった緩い女性なので、キリキリとした緊迫感はありません。ちょっとした面白みを重ねていく様子を読者も楽しめます。 しかし、個性豊かで生き生きとした図書委員の生徒たちと活動していく中で、詩織も自分について考え始めます。 ホッと、息を付ける時間を与えてくれる本としてお薦めです。 併せて図書室が舞台なので当然ながら実在する図書の紹介も多数含まれていて、読書案内にもなります。 | ||||
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著者の本は、デビュー作から結構読んでいる方だと思うけど、なんかいつかもどかしさを感じます。 本書も、悪人は一人も登場しないし、ちょっといい話ばっかりなんだけど、とてもものたりない。「残留思念」なんて、使い古されたSFチックな小道具を使う必要があったのだろうかという疑問もあるし、あわよくば続編をというスケベ心も感じてしまう作風です。ひとことで言えば、読む人みんなに好かれようという八方美人的作品で、楽曲でいうと昭和の歌謡曲。 才能あるんだから、もっと突き抜けろよ、と言いたくなります。 | ||||
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司書の仕事には厳しさもあるけど、素晴らしさもあるんだということを実感しました。大隈くんの星野道夫氏の本を早速買いました。そのような楽しみもこの小説の魅力ですね。 | ||||
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知らない本が沢山出てきて、改めてその点も情報として良かったと思いました。 学校の一番静かな所で、熱い気持ちのふれあいがあって、それが成長に繋がっていく。相互干渉の化学反応が楽しかったです。 | ||||
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読みながら、この人本が好きなんだなーと思いました。 本好きの本好きによる本好きのための本なのですね。 | ||||
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読み進むうちにどんどん期待が膨らみました。でも膨らんだままで終わりのページを迎えました。続編が読みたいなあ。 | ||||
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表紙からいってビブリア意識してるだろこれ だが内容が薄すぎた ミステリでもないし | ||||
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今迄何気なく読んでた本の内容がそうなのかって詳しくなったし学校図書館の仕事も忙しく色々あるのだと感心した、本に触れない昨今の生徒に本を読む楽しさが伝わりそれから将来の事に広がって行く話しが感動的です、本好きの身としてはもっと本を読みたくなる一冊かな | ||||
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離婚して主婦ではなくなった主人公(子供なし)が、高校の図書館の司書になって、高校生たちと仲良くなっていきながら、人生を振り返りつつ前を向いていく話。 高校生たちが図書館の本を通して、世界観が広がっていく様子が気持ちが良い。本が好きな人は楽しめると思う。 | ||||
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私は本を読むのが好きだから、図書館に勤めたいなと思ったことがあります。しかし、この本を読むうち、ただ本を読んでいるだけではなく雑多な仕事があり(ま、普通の事務職なら当たり前ですが)、人の読みたい本等の相談を受けたり、助言をしたり、イベントを考えたりと、ただの活字好きでは勤まらないとわかりました。 何しろ、私は読む本の好みが狭いので相談とか助言ができないのですよ。本の感想というより、司書は自分にはできなかったなと悟ることができた有意義な本でした。 内容は主人公から見た、読書が好きな高校生達の行動が面白い。主人公とのかかわりあいで本に興味を持つようになり、それをもとに夏休みに一人旅にでる男子生徒もいて、こんなふうに、読書をして、いろいろ深い考察までする生徒たちが、とても素敵に思えました。 そういえば私も中学生の時は、図書委員だったんだ(40年くらい前です)。貸出しや返却の受付してましたね。すべて手作業でしたよ。今は機械処理です、便利な世の中になりましたね。 会社を定年退職しました。ボランティアで返却された本を棚に戻す作業があるらしいので、それに応募して、私の好きな種類の本だけを見つけ出し、読むだけに専念しょうと思います。 | ||||
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離婚したばかりの詩織さんが、高校図書館に勤務することになり、図書室司書として奮闘し、成長していく物語。 文中、いろいろな生徒や先生たちのかかわりの中で、さまざまなブックトークが繰り広げられる。 離婚の経緯とか、詩織の持っているふしぎな力などには、今一つ語りきれていないかなあとは思うけれど、よくできた物語だと思う。 本の持つ魅力をもっともっと、ブックトークを入れて次の作品につなげてほしいと思った。 私の個人的感想から言えば、 もっと、ブックトークが中心になってもいいかな。 できたら、元夫と、よりを戻してほしいかな。 | ||||
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こんな図書室があればな、こんな司書の先生がいればな、あのとき、あの時代に、そう思った。自分が似たような仕事をするようになって、少し考え方もかわったけど、わかるかわると思うところが多かった。残留思念の力が必要だったかどうかは判断に苦しむけど、できたら、本のウンチクをもっともっと盛り込んだパート2を書いて欲しいなあ。 | ||||
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