翼をください
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息もつかせぬ展開!ハラハラドキドキの連続!心を鷲掴みにする感動の場面! 用意周到に配置され、緻密に計算され尽くした映画のワンカットのように、読者(私)を物語の世界へ引きずり込んでいく。この本の目次を見ているだけで、映画のシナリオのようだ。 物語の引力が読者を惹きつけて離さない。「ページを捲る指が止まらない」とは、よく表現される例えであるが、この本はまさにその通りだ。次が気になってやめられないのである。 また、筆者の取材力にも最大限の評価を惜しまない。数多くの文献にあたり、関係者に取材を重ね、事実を踏まえた上で、物語を構築していっている。極めてノンフィクションに近いフィクションなのだ。 ぜひ、エイミーと一緒に、順平と一緒に、世界初の世界一周飛行に飛びたってほしい。 | ||||
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原田マハ7冊目。 原田マハさんの作品は暗幕のゲルニカ、リーチ先生など、美術館勤務をしていた経験からもわかるように美術に関するものが大半かと思っていました。 しかし、本作は、飛行機に関するもの。私は今まで飛行機にあまり関心がなかったのですが、この本を読むことで 世界一周飛行に初めて成功した ニッポン号についても知りましたし、アメリアイヤハートの存在も恥ずかしながら初めて知りました。しかし、知らなくても内容がとても丁寧に作り込まれており、大変読みやすかったです。毎回原田マハさんの作品は 参考文献の多さからもわかるようにかなり細かく下調べされて書かれているため、読んでいる方も史実に照らし合わせながら安心して読めます。本作にも専門知識などもたくさん盛り込まれていましたが、人物描写とストーリー展開が巧みで、無知の私も当時の世界観にハマってしまいました。 | ||||
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世界はひとつ エイミーも日本の飛行機の乗組員も気持ちは同じなのに国に翻弄されてやるせない気持ちになりますが、どこまでも前向きであきらめない行動が読んでいてとても勇気を与えてもらえます。どうかエイミーの未来が幸せである様にと願っています 本当にいい本をよんだな〜って思えます。原田 マハ先生ありがとうございます | ||||
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青山翔子は、暁星新聞創業135周年記念企画の一環として暁星新聞主筆の岡林にインタビューすることになった。そしてそのインタビューで、山田順平というカメラマンだった男の存在を知る。山田のことを調べていく中で、彼女は1枚の写真を発見する。そこに写っていた飛行機と女性は・・・? 歴史の中に埋もれてしまった真実を見つけ出すために、彼女は行動を開始する。 ニッポン号は、第二次世界大戦前期における日本の民間航空機で、4大陸と2大洋を連続周航した日本初の飛行機である。1939年8月26日に羽田飛行場(現 東京国際空港)を離陸し、10月22日に帰国した。日本製の飛行機と日本人乗組員が、世界一周の長距離飛行を世界で初めて成功させるという快挙だった。だが、戦争前の複雑な国際情勢の中、この素晴らしいできごとは封印されてしまった・・・。 この作品は、この実際にあったできごとをもとに作られた物語だ。ニッポン号に乗り込み世界一周を成し遂げようとする男たちと、ひとりのアメリカ女性の物語・・・。その女性エイミーがどう日本の飛行機や日本人と関わるのか?読み進めていくうちにしだいにその謎が明らかになる。 世界一周に賭ける男たちとエイミーとの絆の描写はとても感動的だった。数々の困難をひとつひとつ乗り越え、彼らは偉業達成へと突き進む。物語の中にどんどん引き込まれて、自分も空を飛んでいる気持ちになってしまった。こんなふうに飛べたならステキだろうと思う。エイミーもそんな気持ちだったのだろう。彼女はただ自由に空を飛びたかっただけなのだ。エイミーのその後の人生を想うと切なく哀しい。そして、山田順平の人生も・・・。戦争は、どんな理由があろうと絶対にしてはならないと強く思う。 単行本で500ページ弱あったが、全く長さは感じなかった。夢中になって読んだ。本当に面白かった。オススメです! | ||||
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事実に基づいたニッポン号の話。その中に秘められたアメリカの女性パイロットの苦悩。 わくわくして読み、そして感動の読後感でした。よくこれだけの事実を調べられたなと感心もし、 女性パイロットのその後が心に突き刺さっている感じです。 なぜ、これだけの事実が日本人に知られてないのか? | ||||
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