超聴覚者 七川小春 真実への潜入(真実への盗聴)
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良かった | ||||
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面白い!表紙カバーのイラストから、お手軽小説?かと思った。ところが、読み進めるうちに、ドンドン引き込まれてしまいました。就職氷河期世代の日々が、とてもリアルに書かれてあり、キチンと取材されたのだなと。働いて将来が描ける日本、世界に1日でも早くなって欲しい。 | ||||
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『国を助けて、国を頼らず』。 以前、本屋でこのタイトルの本を見かけたことがある。 内容は分からないが、本作を語るのにこの言葉以上に的を得ているものはないと思う。 納税などの義務は当然するが、国に依存しない、しすぎない、ということ。 自分の人生を決めるのは、あくまでも自分自身なんだということ、を作者は考えてほしいんだと思う。 逆に、政治家や公務員の人には、作中で語られている議論が架空の物ではないということ、現実にしないということを考えて読んでほしい。 誰しもが読むべき価値のある作品だと思うので、是非多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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主人公は、七川小春。 既婚、子供なし。 いわゆるブラック企業に勤めている。 子供の頃に受けた遺伝子治療により、 常人をはるかに超える聴覚を保有している。 時代設定としては明確にされていないが、 おそらく近未来だと思われる。 年金制度が崩壊しつつあり、国の借金も膨らんでいる。 貧富の差も大きくなり、普通の家庭では子供を産むことさえも負担となっている。 小春は、ブラック企業を退職し、就活を始めるが上手くいかない。 そんな中、アスガルズという製薬会社の事業部長より、子会社への潜入を斡旋される。 アスガルズは近々、「メトセラ」という寿命を延ばすことの出来る薬を売り出す予定。 潜入の目的は、子会社による「メトセラ」発売阻止の動きを察知し報告すること。 小春は、異常聴覚と行動力により、「メトセラ」発売阻止を行おうとしている 秘密結社の全容を知ることとなる。 また、同時に、「メトセラ」の危険性にも気付くこととなる。 「メトセラ」は発売されるのか? 人間の寿命が延びることは、人類にとっての福音となるのか? 後半は、スリリングな展開となり、一気に読めた。 寿命に関する話題を提供しておきながら、 作者の答的なものを見出すことが出来なかった。 ラスト30ページの展開は、前半に比べてあまりにも急激すぎる。 これまで、秘密結社として秘密裏に動いてきたのであれば、 最後まで貫き通すような展開を期待してしまった。 また、小春を利用する立場の人間ならば、 逆に異常聴覚に対する対策を行っておいてしかるべきだと思うが、 拍子抜けなほど簡単に罠に引っかかってしまった。 | ||||
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ブラック企業を退職し、大企業での正社員雇用、ひいては安定した生活を勝ち取るため、 主人公・小春は秘密のミッションを成し遂げられるのか。 その先にあるものとはー。 寿命を延ばす治療薬の開発、秘密結社、遺伝子治療による聴力や知力の異常な発達など、 ずいぶん突飛な話かと思いきや、日本のいびつな就業構造、ワーキングプア、年金制度問題等に鋭くメスを入れた社会派小説。 心配性の母親、戦後を生き抜き達観した祖母、天才でありながら奇抜な服装の同僚など、 個性豊かな登場人物たちが、重くなりがちな物語の読み口を軽くしている。 なかなか考えさせられる一冊。 | ||||
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