パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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あまり深くものを考えない読者向けのミステリーだと思うのですが、それにしては事件の概要の説明がわかりにくい。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「第3話 星空と死者と桃のタルト」。昔からの農村で,新しい移住者が見つけたホットスポット(2.43μ㏜/h)。風評被害を恐れ,基準を満たしているとして何ごともなかったことにしたい農民は「嫌なら村から出て行け」という姿勢,自然放射能やタバコのリスクとの比較,線量計で調査する人の卑小化,など。 推理小説好きの連れ合いに「こんなのがあるよ」と言われて読んでみて,ひじょうに不愉快だった。社会的に深刻なテーマを,殺人事件の背景に軽く援用して,それらしく,もっともらしく,放射能汚染を茶化している。原発事故をおこした責任の問題をまるで取り上げずに,たいした汚染でないとか,リスクは小さいとか,どうしようもない。 | ||||
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著者独特の「注釈」も楽しい作風は、変らずだが、設定に無理があり過ぎた。 それでも1〜3話は、突飛な発想、突き抜けた人物設定も、娯楽ものとして楽しめたが、 第4話「最後は、甘い解決を」は、読み進めるにつれ、あり得ない!で頭の中が充満する。 以下、ネタばれあります。 警察捜査の杜撰も、ここまで、ないだろう(あって欲しくない!という希望的観測)。 ご都合主義に2挺の拳銃、それを取り戻そうとしない暴力団関係者。 素人が簡単に射殺できる不思議。 2挺のうち、どちらを使ったか判定できる不思議。 十数年使っていない拳銃が、試射なしで活用できるのもご都合主義。 などなど。 主な登場人物を犯人にしなければならない、必然性も皆無で、まったくの期待外れだった。 | ||||
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この作者の才腕にはけっこう惚れ込んで何冊かを続けて読んだが、このに1冊は大きな疑問符がついた。 肝心のお菓子の描写にあまり熱がこもっていない点に露呈しているように、美男の安楽椅子探偵、ド素人なのに調査役を押し付けられる喫茶店主、奇矯な本部長秘書といった道具立てが、いかにも趣向から入ってみましたという感じで、まず少し引っかかる。が、中身も決して手を抜かなければ結果オーライなのであって、第1話などは、笑わせて、驚かせて、泣かせるという緩急がまずまず巧みにまとまっている。が、探偵役の性格が曖昧(ヒロインもそうだ)なのも徐々にたたって、あざとさは読み進めるごとに拡大、第4話は最悪に近い出来となってしまった。 ここで示される考え方が危険思想だとは思わないし、エンタテインメントといえども社会的テーマを扱うことも、その方向性も自由だとは思う。小学生の工作が壊される話と殺人の話が並列されることだって、書き方次第かもしれない。が、いかにも掘り下げが浅いし、なまじ綺麗な感動の流れに結び付けているだけに、問題提起どころか単なる煽動に堕しかねない印象すら受けるのだ。古今の文学が、あるいは哲学者や法学者が挑んできた罪と罰の問題なだけに、こんなまとめ方でいいのか、という思いは禁じ得ない。強いて言えば、このエピソード限りでシリーズ打ち止めとなっている点が作者の誠意だろうか。そういえば、あの名探偵も4話で退場したことを思い出す。 | ||||
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Reader Store版で読了。 これまで読んできた似鳥鶏さんの作品とは違って日常の謎系のやり方が空回りしてますね。 食べ物と犯罪/捜査との関連性が薄過ぎます。 最後の事件の犯人は、ある点(コメント)に気づけばほぼ一意に決まってしまいます。 それと本筋には関係ない点で恐縮ですけど、2ちゃんあたりでは褒められるかもしれませんが、こういう社会問題の無化って10年以上前の流行ですよ。 顕著なのが原発問題で、ものが判っているはずの探偵役にヤフコメレベルの所謂「放射脳」叩きをされても。 | ||||
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いわゆるコージーミステリーではないです。4つの短編それぞれにシンボル的なお菓子は登場するけど、お菓子の描写も少ない。それでも続編を期待するくらいには面白かった。キャラの若干の曖昧さもこの先つまり、続編の伏線としてなら納得できる。気合を入れて向き合うタイプのストーリー展開はないけれど、まさにこの本に出てくるような喫茶店でリラックスしながら休み時間に今日は第1話、明日は第2話、と読むには良い本だと思う。他の人も書いているが、メインキャラクターの若い女性警官の「~ッスね」という語尾の台詞回しが許せるかどうか、というむしろストーリーに無関係な部分がこの本の評価を分けてる気がする。もったいない、とも思うけど同時に、特異な喋り方の割に意外なほど非常に深みのある人間性を感じさせるこのキャラが、普通の喋り方じゃ、魅力半減?という気もする。まぁ、このままの雰囲気でいっても続編は読みたい。もう一歩踏み込んでくれるともっとうれしい。そんな感じの本でした。 | ||||
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