(短編集)
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか
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全2件 1~2 1/1ページ
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東川篤哉さんの新シリーズ。魔法使いなんかが事件に関わったら簡単に謎なんて解けてしまうんじゃないかと思いましたが……そんな事はありませんでした。マリィが序盤で犯人を提示してしまうのも倒叙物のスタイルを巧く利用していると思います(倒叙部分が無ければ当てずっぽうに犯人を指摘しているだけにしか映らないので)。 | ||||
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待望の東川氏の新作、新シリーズ | ||||
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面白い | ||||
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笑えるミステリーが好きなので、これはとても緩くて、暇な時に気楽に読めてクスッと笑えて良かったです。 ただ言葉が乱暴で、叫び合うシーンが多いので、映像化するとうるさくて見れないかもしれませんが。。。 | ||||
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駄目だな、これは。 「ディナー」で演出過剰の漫画ぽい設定が受けたから二番煎じをやったのだろうが、 作りすぎでリアリティ皆無だ。現代日本に魔法美少女が住んでいて、殺人事件に絡む。 警察側はSの美熟女警部とMの若手刑事コンビだ。こんな設定、小学生でも喜ばないぞ。 四本入り連作集である。トリックと解決はいちおうミステリらしいが、いずれも小粒で不自然すぎる。 暇つぶしにはなったかな。 | ||||
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キャラの濃い警部とその部下、魔法使いが協力して殺人事件の解決に挑むミステリー短編集。 謎解き型のミステリーと魔法をどのように融合させているのかという点に興味を持って読みましたが、満足でした。魔法使いが使う魔法は、謎解きするのを妨げない程度におさえてあるし、結末部分にきちんと推理も披露されていてスッキリと事件が解決します。 一つ感じたのは、話によっては、必ずしも倒叙形式にする必要はなかったのではないかと思いました。 全体を通して、東川流のユーモアが随所にあって楽しく読むことができます。 | ||||
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1作70ページ程度の倒叙ミステリが4編です。シリーズを通して登場する主要メンバーは3人。八王子市警察若手刑事・小山田聡介は、ちょっとお間抜けな感じで、マゾっ気のある探偵役の主人公。聡介が岡惚れしている女警部・椿木綾乃は、39歳独身で容疑者にすぐに惚れてしまう。一方、ヒロイン役の魔法使い・マリィは、メイドとして雇われた先々で殺人事件に関わることになります。 マリィの魔法は、探偵役の聡介が、倒叙ミステリを読んでいる読者と同じ地点にすぐに立てるようにするために利用されます。作品の主眼は、犯人の特定ではなく、いかに犯人を追い詰めるかです。どうせ読者は犯人が誰なのか最初から分かっているのだから、探偵役にもそこまではスキップしてもらってもいいだろうという趣向でしょう。ミステリと魔法という一見相容れないものを、上手く両立させています。 読み終わってみればどれも他愛もないネタを使っていながら、娯楽小説として読むに耐え得るよう、よく演出され、構成されています。登場人物たちも人間的な共感は特にできないものの、定型的な行動を繰り返すおバカキャラとしてよく造形されており、すぐにでもドラマ化できそうなほど視覚的に訴えてくるものがあります。困難と解決が適切に配置されていて話のテンポもよく、無聊を潰すための娯楽としてはもってこいです。手練れた作者が、娯楽に徹して書いた作品という印象を受けます。 ただし、大の大人が読むような作品かと言えば、その点は疑問です。例えば、会社での同僚との雑談で、最近読んだ小説としてこの作品を話題にするようなことは、ちょっと恥ずかしい。飽くまで独りでこっそり、時々くすっと笑いながら読むのが適切でしょう。少なくとも、ライトノベル等で時折みられるような、読むに耐えない劣悪な文体では全くないので、暇つぶし程度であれば、そっとお薦めできる作品の1つです。 | ||||
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