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(短編集)
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか
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魔法使いは完全犯罪の夢を見るかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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面白い | ||||
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笑えるミステリーが好きなので、これはとても緩くて、暇な時に気楽に読めてクスッと笑えて良かったです。 ただ言葉が乱暴で、叫び合うシーンが多いので、映像化するとうるさくて見れないかもしれませんが。。。 | ||||
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駄目だな、これは。 「ディナー」で演出過剰の漫画ぽい設定が受けたから二番煎じをやったのだろうが、 作りすぎでリアリティ皆無だ。現代日本に魔法美少女が住んでいて、殺人事件に絡む。 警察側はSの美熟女警部とMの若手刑事コンビだ。こんな設定、小学生でも喜ばないぞ。 四本入り連作集である。トリックと解決はいちおうミステリらしいが、いずれも小粒で不自然すぎる。 暇つぶしにはなったかな。 | ||||
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キャラの濃い警部とその部下、魔法使いが協力して殺人事件の解決に挑むミステリー短編集。 謎解き型のミステリーと魔法をどのように融合させているのかという点に興味を持って読みましたが、満足でした。魔法使いが使う魔法は、謎解きするのを妨げない程度におさえてあるし、結末部分にきちんと推理も披露されていてスッキリと事件が解決します。 一つ感じたのは、話によっては、必ずしも倒叙形式にする必要はなかったのではないかと思いました。 全体を通して、東川流のユーモアが随所にあって楽しく読むことができます。 | ||||
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1作70ページ程度の倒叙ミステリが4編です。シリーズを通して登場する主要メンバーは3人。八王子市警察若手刑事・小山田聡介は、ちょっとお間抜けな感じで、マゾっ気のある探偵役の主人公。聡介が岡惚れしている女警部・椿木綾乃は、39歳独身で容疑者にすぐに惚れてしまう。一方、ヒロイン役の魔法使い・マリィは、メイドとして雇われた先々で殺人事件に関わることになります。 マリィの魔法は、探偵役の聡介が、倒叙ミステリを読んでいる読者と同じ地点にすぐに立てるようにするために利用されます。作品の主眼は、犯人の特定ではなく、いかに犯人を追い詰めるかです。どうせ読者は犯人が誰なのか最初から分かっているのだから、探偵役にもそこまではスキップしてもらってもいいだろうという趣向でしょう。ミステリと魔法という一見相容れないものを、上手く両立させています。 読み終わってみればどれも他愛もないネタを使っていながら、娯楽小説として読むに耐え得るよう、よく演出され、構成されています。登場人物たちも人間的な共感は特にできないものの、定型的な行動を繰り返すおバカキャラとしてよく造形されており、すぐにでもドラマ化できそうなほど視覚的に訴えてくるものがあります。困難と解決が適切に配置されていて話のテンポもよく、無聊を潰すための娯楽としてはもってこいです。手練れた作者が、娯楽に徹して書いた作品という印象を受けます。 ただし、大の大人が読むような作品かと言えば、その点は疑問です。例えば、会社での同僚との雑談で、最近読んだ小説としてこの作品を話題にするようなことは、ちょっと恥ずかしい。飽くまで独りでこっそり、時々くすっと笑いながら読むのが適切でしょう。少なくとも、ライトノベル等で時折みられるような、読むに耐えない劣悪な文体では全くないので、暇つぶし程度であれば、そっとお薦めできる作品の1つです。 | ||||
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キャラや設定があまり活かしきれていない。あっと驚くストーリー展開や意外な伏線、魅力的な謎、論理的な推理などで読ませるというわけでもない。ユーモアも不発ぎみ。全体的に中途半端な作品。 「毎回容疑者にホレてしまう上司の美人警部」「どこかズレてて微妙に推理の役に立たない魔法ばかり使う魔法少女」など、上手く書けばもっと魅力的なキャラになりそうなのに…。今後に期待。 | ||||
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読んだ感想は率直にいうと面白い! なにより発想が面白いと思いました。 本来推理小説には登場しないであろう魔法使いがいることでとてもコミカルな話になってて読みやすい作品に仕上がっているのであまり小説を読んだことのない方でも楽しめると思います。 | ||||
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4篇を収める短編集。 八王子署の刑事たちと、謎の美少女魔法使いが、多摩地方で起こる事件を解決していくというミステリだ。 とぼけた味わいがあり、また、どうでもいいディテールの綿密な書き込みが、とても楽しいユーモア小説だ。 トリックやどんでん返しもちゃんとできている。 ただ、魔法って何の役に立つのかという疑問が……。 2015年には文庫化もされている。 また、続篇も出ている。 | ||||
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ありえないけど、想像したら面白い展開にたくさん笑った。 ベストなコンビで、次回作も非常に楽しみ! 元気のない時に読んで、笑ってます(^^) | ||||
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東川氏の短編の新シリーズで著者初の倒叙推理形式パターンで統一されている。 また、ライト層からは受け狙いの魔法使いキャラかよ!とか魔法使いまで出してきて大してこのキャラがメインになっていない!などという批判が予想できるが、このキャラは本格ミステリー短編の作法上としてちゃんとある役割を果たすために持ってこられた必然性のあるキャラである。 本書が倒叙形式であることに注目されたい。 この形式の最大の特徴は読者は犯人を知っているが、劇中の刑事は犯人を知らないという構造にある。 なので、劇中の刑事達は複数の事件の容疑者から真犯人だと断定するために、他の容疑者のアリバイ検証やらの本格推理と同じ捜査過程を描きこまないと展開上、あたかも刑事達が最初から真犯人と何故分かったのかという論理的な瑕疵を抱えてしまう訳だが、だからと言って綿密に真犯人だと断定する過程をちゃんと描きこんでも読者は最初から犯人が分かっているのだから、単なる確認作業以上の要素を持たないことになってしまう。通常の推理形式だとこの絞りこみの過程が醍醐味なのだが、倒叙だと必要だが、ちゃんとやっても一番退屈な部分になってしまうのだ。 そのジレンマを東川氏は魔法で容疑者が真犯人かどうか分かってしまうという特殊設定を設けることによってこの面倒な倒叙推理における容疑者絞り込みの過程を省略し、倒叙の醍醐味である刑事と犯人との一騎打ち対決にすんなり持っていけるというかなり効果的なギミックとしてこの魔法使いキャラは位置づけられている。 なので、山口雅也氏や西澤保彦氏のような魔法が使える世界観での魔法ありきの論理が展開するという訳でもなく、赤川次郎氏のユーモアミステリーのように派手に魔法使いが活躍して事件を解決するようなファンタジー要素もない。その点をちゃんと理解して手に取って頂きたい。 これはやはり東川氏は根っからの本格作家だという証明である。 表紙の雰囲気などから読むのを敬遠している本格推理好きもいると思われるが、トリック的には鮎川哲也直系とも言える正統派倒叙推理である。ぜひ本格推理好きなら手に取って一読してもらいたい。 | ||||
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刑事と魔法使いのコンビによるユーモアミステリー。 4つのエピソードで構成されています。 刑事と魔法使いや女性警部とのやり取りなど、面白い部分はあるのですが、 この作品にせっかく持ってきた魔法使いという主役をイマイチ生かせてないという印象です。 そのあたりが改善されたら、もっと面白くなりそうなので、 次回作に期待ですかね。 現状、単行本で2作目を購入する気にはなりませんでした。 文庫化まで待つことにしました。 | ||||
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名探偵コ○○並の死者発生率を誇りながらも、 作品全体の雰囲気は終始一貫して牧歌的なものでした。 事件のトリックに対する推理も、どれも筋道が通っていて見事でしたが どちらかというと主人公の刑事や魔法使いを始めとする 魅力的な登場人物達のやり取りを楽しむ作品だと思いました。 読み終えて即行で、続編「魔法使いと刑事たちの夏」も購入。 詰み本が沢山ある所ですが、そちらも近いうちに読破したいと思っています。 | ||||
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私は以前より東川篤哉さんの本は好きで読んでいました。(謎解きディナードラマ化以前より) そういう経緯もありこの本を手に取らせていただきました。 正直第一印象は「いつもと違う」でした。 烏賊川市シリーズやら、鯉ヶ窪学園探偵部やらであるような笑えるコメディっぽさが減った気がすごくしました。 自分は笑える東川篤哉さんの作品が好きだっただけあって少し残念に思いました。 が、それでも作品の構成や文章力はいつもと変わらない東川さんでしたので、一度いつもと少しだけ違う東川篤哉さんの世界を見てみるのもいいと思います。 | ||||
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東川作品の中でも一番?といっていいほど、私には集中できない作品だった。 | ||||
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商品はとても早く到着し、きれいでした。とてもよかったです。値段も安かったので購入しました。 | ||||
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親戚の子(小学生5年生)のおもりをすることになって、一緒にアニメの少年探偵コナンを見てたんけど、まだコナンのほうが見るに堪える。 これは親戚の子の感想。 私自身は、この稚拙すぎて気落ち悪くなる文章は数ページしか読めなかった。 しかし、この作者は著名な作品のパクリ的なタイトルが多いね。 それ自体明らかな才能の欠如だけれど。 比較するのも馬鹿馬鹿しいけれど、三島由紀夫などは絢爛豪華な文章そのものさることながら題名のつけかたも名手(たとえば「午後の曳航」「天人五衰」等)であった。 内容が伴っていればともかく、これではそのうち訴えられるのではないでしょうか。 | ||||
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タイトルは、フィリップ・K・ディックの作品のようですが、ミステリです。 ただ、タイトルを深読みするとマリィは○○だったなんてオチじゃないだろうなと思いながら読みました。 聡介と椿木警部の関係が正直どうなのかと思うところはありますが、まあそういったところで容疑者が油断するのであればソレもありなのかなぁ? シリーズ化を前提に書かれていると思いますが、この巻はキャラの紹介って感じです。 今後の展開が気になります。 というよりも、今後のほうが本筋だと思いますよ。 第2弾が待ち遠しい作品です。 | ||||
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出版社さんよー。 こういう「カバー」だけで中身のないクソ作品だして、恥ずかしくないのか? 漫画かけない人が下手くそな文章で自分の妄想を書きなぐっただけじゃねーかよ。 あーあ。くだらねえ。 | ||||
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魔法使いが、リアルな事件に絡んだミステリ。 現実では、誰が犯人なのか分からずに捜査をしていく。数多ある物証から、犯人を割り出すので帰納的と言えよう。 一方、洞察力に優れた主人公が、犯人が見せた綻びをヒントに演繹的に捜査し、解決するパターンもある。 今回の作品は後者であるのだが、洞察力に優れた主人公は存在しない。魔法使いが繰り出す魔法により、平凡な刑事が犯人を知り得てしまう、という特殊なパターンを採用しているのだ。 東川篤哉と言えば、毎回々々ベタなギャグが繰り広げられるイメージがあるのだが、今作もベッタベタであった。(私はベタな笑いが好きだ) トリックや伏線もしっかりしているモノが多く、楽しむ事が出来ました。 | ||||
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本作には本物の魔法使いの少女が探偵として登場。魔法で事件の真犯人を見抜いてしまう。 著者の作品にこのような非現実的要素が取り入れられたのは初めてだが、実は、収録作4作品はいずれも犯人が最初から誰かは明らかにされている。完璧なるアリバイを持っている犯人にどのようなに犯行が可能かという部分は通常の本格ミステリーと同様にロジカルに謎解きはなされ、読者の期待は裏切られることはない。ベストセラー“謎解きはディナーのあとで”での男女逆転の趣はあるが・・・もちろん違う作品に仕上がっている。 不思議な三つ編み少女の魔法使いマリィが活躍する本格ミステリーは楽しめる。 | ||||
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