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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から
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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者からの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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「第3話 星空と死者と桃のタルト」。昔からの農村で,新しい移住者が見つけたホットスポット(2.43μ㏜/h)。風評被害を恐れ,基準を満たしているとして何ごともなかったことにしたい農民は「嫌なら村から出て行け」という姿勢,自然放射能やタバコのリスクとの比較,線量計で調査する人の卑小化,など。 推理小説好きの連れ合いに「こんなのがあるよ」と言われて読んでみて,ひじょうに不愉快だった。社会的に深刻なテーマを,殺人事件の背景に軽く援用して,それらしく,もっともらしく,放射能汚染を茶化している。原発事故をおこした責任の問題をまるで取り上げずに,たいした汚染でないとか,リスクは小さいとか,どうしようもない。 | ||||
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著者独特の「注釈」も楽しい作風は、変らずだが、設定に無理があり過ぎた。 それでも1〜3話は、突飛な発想、突き抜けた人物設定も、娯楽ものとして楽しめたが、 第4話「最後は、甘い解決を」は、読み進めるにつれ、あり得ない!で頭の中が充満する。 以下、ネタばれあります。 警察捜査の杜撰も、ここまで、ないだろう(あって欲しくない!という希望的観測)。 ご都合主義に2挺の拳銃、それを取り戻そうとしない暴力団関係者。 素人が簡単に射殺できる不思議。 2挺のうち、どちらを使ったか判定できる不思議。 十数年使っていない拳銃が、試射なしで活用できるのもご都合主義。 などなど。 主な登場人物を犯人にしなければならない、必然性も皆無で、まったくの期待外れだった。 | ||||
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この作者の才腕にはけっこう惚れ込んで何冊かを続けて読んだが、このに1冊は大きな疑問符がついた。 肝心のお菓子の描写にあまり熱がこもっていない点に露呈しているように、美男の安楽椅子探偵、ド素人なのに調査役を押し付けられる喫茶店主、奇矯な本部長秘書といった道具立てが、いかにも趣向から入ってみましたという感じで、まず少し引っかかる。が、中身も決して手を抜かなければ結果オーライなのであって、第1話などは、笑わせて、驚かせて、泣かせるという緩急がまずまず巧みにまとまっている。が、探偵役の性格が曖昧(ヒロインもそうだ)なのも徐々にたたって、あざとさは読み進めるごとに拡大、第4話は最悪に近い出来となってしまった。 ここで示される考え方が危険思想だとは思わないし、エンタテインメントといえども社会的テーマを扱うことも、その方向性も自由だとは思う。小学生の工作が壊される話と殺人の話が並列されることだって、書き方次第かもしれない。が、いかにも掘り下げが浅いし、なまじ綺麗な感動の流れに結び付けているだけに、問題提起どころか単なる煽動に堕しかねない印象すら受けるのだ。古今の文学が、あるいは哲学者や法学者が挑んできた罪と罰の問題なだけに、こんなまとめ方でいいのか、という思いは禁じ得ない。強いて言えば、このエピソード限りでシリーズ打ち止めとなっている点が作者の誠意だろうか。そういえば、あの名探偵も4話で退場したことを思い出す。 | ||||
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Reader Store版で読了。 これまで読んできた似鳥鶏さんの作品とは違って日常の謎系のやり方が空回りしてますね。 食べ物と犯罪/捜査との関連性が薄過ぎます。 最後の事件の犯人は、ある点(コメント)に気づけばほぼ一意に決まってしまいます。 それと本筋には関係ない点で恐縮ですけど、2ちゃんあたりでは褒められるかもしれませんが、こういう社会問題の無化って10年以上前の流行ですよ。 顕著なのが原発問題で、ものが判っているはずの探偵役にヤフコメレベルの所謂「放射脳」叩きをされても。 | ||||
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いわゆるコージーミステリーではないです。4つの短編それぞれにシンボル的なお菓子は登場するけど、お菓子の描写も少ない。それでも続編を期待するくらいには面白かった。キャラの若干の曖昧さもこの先つまり、続編の伏線としてなら納得できる。気合を入れて向き合うタイプのストーリー展開はないけれど、まさにこの本に出てくるような喫茶店でリラックスしながら休み時間に今日は第1話、明日は第2話、と読むには良い本だと思う。他の人も書いているが、メインキャラクターの若い女性警官の「~ッスね」という語尾の台詞回しが許せるかどうか、というむしろストーリーに無関係な部分がこの本の評価を分けてる気がする。もったいない、とも思うけど同時に、特異な喋り方の割に意外なほど非常に深みのある人間性を感じさせるこのキャラが、普通の喋り方じゃ、魅力半減?という気もする。まぁ、このままの雰囲気でいっても続編は読みたい。もう一歩踏み込んでくれるともっとうれしい。そんな感じの本でした。 | ||||
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なかなか酷評が多いようだが、個人的には続編が読みたくなるくらいには楽しめた。 物語は喫茶店を営むイケメンの惣司兄弟を中心に進んでいくライトミステリー。 短編形式のため読みやすい。 前半2話までは『?』となる微妙さだが後半はキャラクターがそれぞれハッキリし生きてくるせいか、どんどん面白くなった。 トリックや内容は大したことないけど、最近流行りのキャラミステリと思えば何てことはないんじゃないだろうか。 主人公である兄ではなく弟の元警部が事件を解決してゆくというのも割と面白い。 ラストの展開に、続編は作られないんじゃないかと思う方もいるかもしれないが、自分は問題ないと判断。続編希望である。 ちなみにスイーツ内容はスイーツ談義ではなく、容疑者側から食べることに意味があるようだ(笑) | ||||
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久しぶりに耐えられない本に出会った。 女の子の「〜スね」に違和感ありで 読み進められずゴミ箱行き 星一つも勿体ない | ||||
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たぶんイケメンとお菓子が出てくるミステリってよさそうじゃん!? っていう浅はかな、それでいて的外れでもないひらめきから生まれた作品。 作者自身は、さほどパティシエとかに興味は薄いと思われる。 なんとなく、よさげだから手を出してみました感が、そこはかとなく匂う。 そんなところが少々残念だけれど、それなりにおもしろい一本。 スイーツに対する愛情が、もっと文章に滲み出てくると、よりよくなりそうなシリーズ。 | ||||
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3話目と4話目のトリックというか、推理する根拠が浅いと感じた。 特に3話目。あの法律の適用の仕方は納得行きません…。 | ||||
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小説のキモになる弟のキャラに魅力がないのがツライ 根暗、引っ込み思案、美形、お菓子好きというたくさんの設定を詰め込み、全てが曖昧になり、つかみどころのない人のまま終わりました 引っ込み思案なせいで彼の発言自体が非常に少なく、読みながらイライラしました いい大人が兄の陰に隠れたり、何も言わず兄の顔色を伺う 優しいキャラを描いているのだろうが、実在したらと想像すると自分ならこの人を頼る気持ちにはなれない ケーキも別になくても小説にはなんの影響もない 蛇足のような!? 同僚の言葉遣い、設定の無茶苦茶さ、気になるところは多いが、弟が魅力的でさえあれば問題なかったこと キャラに魅力がない これが一番の問題 | ||||
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文庫書き下ろし。 喫茶店を経営する兄弟2人が探偵役を務めるミステリ。 4本の短編が収められている。 ストーリーの安定感は素晴らしく、安心して読み進めることができる。アクの強い脇役陣もいい味を出している。 しかし、ミステリとしては難がある。ガッカリするような結末だったり、どこかで見たようなトリックだったり。 最終話も、物語としてのインパクトもあるものの、矛盾点ばかりが気になってしまう。 とはいえ、それなりに楽しく読めた。続刊に期待というところか。 | ||||
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駅前の喫茶店を経営する 惣司 季 の語りで4つの事件がつづられています。 県警本部、秘書室勤務の 直井 楓 巡査 が事件を持ち込み、元警察官の 惣司 智 が事件の真相を突き止めます。 智は警官を突然退職して、兄の季の経営する喫茶店でパティシエとして働いているのですが、直井巡査は「警察のみんなが智の才能を惜しんで休職扱いにしてあるから、戻ってきてくれ」と懇願しています。 その布石として、未解決の事件を持ち込んで智に真相究明を手伝ってくれと言い出すのでした。 司法試験を合格した青年が小さな岬から転落した事件 工場の工員が自宅マンションで頭部を殴られて殺されていた事件 山の上の倉庫にあった死体 喫茶店の常連の弁護士にまつわる二つの銃殺事件 の4つの話が掲載されています。 直井巡査の 「事件は喫茶店で起こってるんじゃないっスよ。現場で起こってるんスよ」 といった、軽薄な言葉づかいとは裏腹に、事件は解明していくと深刻な様相を呈してきて、なかなか読みごたえがありました。 | ||||
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この作家さんの作品を初めて読みました。 コージーミステリーみたいな感じかなって思って手に取りましたが、 正直食べ物の描写がそんなにおいしそうとか、ほっこりって感じではなくて。 表紙や題名からの勝手な思い込みでした(^_^;) 短編をいくつかをまとめてある形です。 喫茶店を営む兄弟のもとに持ち込まれる未解決事件を元?刑事の弟がその場に行くことなく、話を聞くだけで解決へ導きます。 とても読みやすい作品です。 でも。 最後の話の兄弟のエピソードはなんだか優しい気持ちになれて好きでしたが 他はどうにも、引き込まれず・・・ 登場人物は魅力的だとは思います。語り手の常識人なお兄さん、繊細で刑事をやめちゃったお菓子作りが得意な美形の弟。 その弟を警察に戻そうと暗躍する警察秘書のナオちゃん(強引で言葉使いがちょっと変わってる) ピアノが上手な弁護士のお姉さん! 私の好きな要素がたくさん入ってるのに! ミステリー部分はともかく、恋愛部分や食べ物の描写もなんとなくフワフワしてて。お兄さんとナオちゃんはどうにもならんのか! ストーリー自体は纏まってるのにどうにもハッキリ、「面白かった!」と思えなかったのです。 続編がでる予定なのかな? 出るんだったら、これからを期待したいです。 | ||||
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似鳥さんの作品は、文庫が似合うと思ってしまうのは私だけでしょうか? 文庫じゃないと読んでいても居心地が・・・。 で、この作品は文庫書き下ろしの作品です。(400字詰め原稿用紙564枚) 喫茶PRIEREを営む惣司兄弟の下に舞いこむ事件。 元警部補(休職中?)の弟智が探偵となって謎を解く・・・て、単純な話ではないのですが。 面白かったです。 おそらく、シリーズ化されるでしょうね。 星は4つ。 手軽に読める文庫サイズの似合う似鳥さんが大好きです。 | ||||
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似鳥鶏の連作短編もの。似鳥といえば青春学園ものミステリ、というイメージだが、本作は、イケメンの元キャリア刑事、現パティシエの安楽椅子探偵、という設定。ちょっと変わっている。 他の作品と同様、登場人物としてメインキャラクタを数人据えて回す方法なのだが、県警からもろもろの情報を持って事件を持ち込んでくる「直ちゃん」が相当エキセントリックだ。言動ともにちょっと非現実的。一方で、狂言回しというかワトスン役というか、語り手となっている「俺」はかなりの常識人(宇宙兄弟のアニキのほう風)なので、このあたりの対比が特徴になっているという感じもする。 さて物語で語られるトリック、これははっきり言ってまぁそれなりのものだ。申し訳ないが欧米古典ミステリで聞いたことがあるトリックもあって、もう作者もそのあたりは気にしていない様子。どちらかというとそこに至る人物やら心理の描写に主眼を置いている感じだ。 そして食べ物系ミステリでお約束といえば、超うまそうな食べ物の描写。ところがこれがまたあまり前面に出てこない。確かにおいしそうなケーキやらは出てくるし、それらに関するうんちくが語られたり、事件の結末に関連してそれらが供されたりもするのだが、それが最前面というわけでもないらしい。 それもあって、全体としていまひとつ締まってない気がしてしまう。(そんな深読みしないで楽しく読むべきかも。) | ||||
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「文化と書いて、ハニカミ(含羞)とルビをふれ」 と書いた?云った?のは、太宰治。 『午後からワニ日和』で似鳥鶏氏の作品を手にして、『ダチョウは軽車両に 該当します』を経由して、三作目の拝読です。 作品の中身はさておき。 「あとがき」で作品内容と全く(?)関係のない事柄を熱く書かれており・・・・。 自作を語る、って、やっぱり照れ恥ずかしい? そんな似鳥氏のスタンスに、ふと太宰治を思い出してしまいました。 今後のさらなるご活躍、楽しみにさせて頂きます。 ひとつ☆を減らさせて頂いたこと。 拳銃を使用した事件の場合、「硝煙反応」って、ありませんでしたっけ? 結構、拳銃使用の証拠を隠滅するって、ムズカシイのではなかったか・・・。 その点は、少々気になりましたので。 | ||||
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ビブリアに続く タレーランのような「柳の下のドジョウ」かと 期待せずに購入しました。 タレーランよりはまだマシです。 ただ、出番の多い女性警察官の語尾がいつも 「っスよ。」てのは興ざめ。 | ||||
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森川聡子さんの絵なの!?とまず驚きました。挿し絵はないので少し残念でしたが2巻に期待します。2巻、期待します(笑) お菓子の雑学もあり、食べ物絡み小説好きにはたまりません。 女子も最初は強引さに少し閉口しましたが、可愛く逞しい。何より、仲良し素敵兄弟が主人公なので読んでいると微笑ましくて仕方がない。二人の信頼具合が少し明かされるエピソードもあり、思わず目頭熱くなりました。 似鳥さんミステリなので、優しげかと思いきや少し苦味もありまるでお菓子に例えるとティラミス…いや、失礼しました(笑) | ||||
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