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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から
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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者からの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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著者独特の「注釈」も楽しい作風は、変らずだが、設定に無理があり過ぎた。 それでも1〜3話は、突飛な発想、突き抜けた人物設定も、娯楽ものとして楽しめたが、 第4話「最後は、甘い解決を」は、読み進めるにつれ、あり得ない!で頭の中が充満する。 以下、ネタばれあります。 警察捜査の杜撰も、ここまで、ないだろう(あって欲しくない!という希望的観測)。 ご都合主義に2挺の拳銃、それを取り戻そうとしない暴力団関係者。 素人が簡単に射殺できる不思議。 2挺のうち、どちらを使ったか判定できる不思議。 十数年使っていない拳銃が、試射なしで活用できるのもご都合主義。 などなど。 主な登場人物を犯人にしなければならない、必然性も皆無で、まったくの期待外れだった。 | ||||
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Reader Store版で読了。 これまで読んできた似鳥鶏さんの作品とは違って日常の謎系のやり方が空回りしてますね。 食べ物と犯罪/捜査との関連性が薄過ぎます。 最後の事件の犯人は、ある点(コメント)に気づけばほぼ一意に決まってしまいます。 それと本筋には関係ない点で恐縮ですけど、2ちゃんあたりでは褒められるかもしれませんが、こういう社会問題の無化って10年以上前の流行ですよ。 顕著なのが原発問題で、ものが判っているはずの探偵役にヤフコメレベルの所謂「放射脳」叩きをされても。 | ||||
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文庫書き下ろし。 喫茶店を経営する兄弟2人が探偵役を務めるミステリ。 4本の短編が収められている。 ストーリーの安定感は素晴らしく、安心して読み進めることができる。アクの強い脇役陣もいい味を出している。 しかし、ミステリとしては難がある。ガッカリするような結末だったり、どこかで見たようなトリックだったり。 最終話も、物語としてのインパクトもあるものの、矛盾点ばかりが気になってしまう。 とはいえ、それなりに楽しく読めた。続刊に期待というところか。 | ||||
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駅前の喫茶店を経営する 惣司 季 の語りで4つの事件がつづられています。 県警本部、秘書室勤務の 直井 楓 巡査 が事件を持ち込み、元警察官の 惣司 智 が事件の真相を突き止めます。 智は警官を突然退職して、兄の季の経営する喫茶店でパティシエとして働いているのですが、直井巡査は「警察のみんなが智の才能を惜しんで休職扱いにしてあるから、戻ってきてくれ」と懇願しています。 その布石として、未解決の事件を持ち込んで智に真相究明を手伝ってくれと言い出すのでした。 司法試験を合格した青年が小さな岬から転落した事件 工場の工員が自宅マンションで頭部を殴られて殺されていた事件 山の上の倉庫にあった死体 喫茶店の常連の弁護士にまつわる二つの銃殺事件 の4つの話が掲載されています。 直井巡査の 「事件は喫茶店で起こってるんじゃないっスよ。現場で起こってるんスよ」 といった、軽薄な言葉づかいとは裏腹に、事件は解明していくと深刻な様相を呈してきて、なかなか読みごたえがありました。 | ||||
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この作家さんの作品を初めて読みました。 コージーミステリーみたいな感じかなって思って手に取りましたが、 正直食べ物の描写がそんなにおいしそうとか、ほっこりって感じではなくて。 表紙や題名からの勝手な思い込みでした(^_^;) 短編をいくつかをまとめてある形です。 喫茶店を営む兄弟のもとに持ち込まれる未解決事件を元?刑事の弟がその場に行くことなく、話を聞くだけで解決へ導きます。 とても読みやすい作品です。 でも。 最後の話の兄弟のエピソードはなんだか優しい気持ちになれて好きでしたが 他はどうにも、引き込まれず・・・ 登場人物は魅力的だとは思います。語り手の常識人なお兄さん、繊細で刑事をやめちゃったお菓子作りが得意な美形の弟。 その弟を警察に戻そうと暗躍する警察秘書のナオちゃん(強引で言葉使いがちょっと変わってる) ピアノが上手な弁護士のお姉さん! 私の好きな要素がたくさん入ってるのに! ミステリー部分はともかく、恋愛部分や食べ物の描写もなんとなくフワフワしてて。お兄さんとナオちゃんはどうにもならんのか! ストーリー自体は纏まってるのにどうにもハッキリ、「面白かった!」と思えなかったのです。 続編がでる予定なのかな? 出るんだったら、これからを期待したいです。 | ||||
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似鳥鶏の連作短編もの。似鳥といえば青春学園ものミステリ、というイメージだが、本作は、イケメンの元キャリア刑事、現パティシエの安楽椅子探偵、という設定。ちょっと変わっている。 他の作品と同様、登場人物としてメインキャラクタを数人据えて回す方法なのだが、県警からもろもろの情報を持って事件を持ち込んでくる「直ちゃん」が相当エキセントリックだ。言動ともにちょっと非現実的。一方で、狂言回しというかワトスン役というか、語り手となっている「俺」はかなりの常識人(宇宙兄弟のアニキのほう風)なので、このあたりの対比が特徴になっているという感じもする。 さて物語で語られるトリック、これははっきり言ってまぁそれなりのものだ。申し訳ないが欧米古典ミステリで聞いたことがあるトリックもあって、もう作者もそのあたりは気にしていない様子。どちらかというとそこに至る人物やら心理の描写に主眼を置いている感じだ。 そして食べ物系ミステリでお約束といえば、超うまそうな食べ物の描写。ところがこれがまたあまり前面に出てこない。確かにおいしそうなケーキやらは出てくるし、それらに関するうんちくが語られたり、事件の結末に関連してそれらが供されたりもするのだが、それが最前面というわけでもないらしい。 それもあって、全体としていまひとつ締まってない気がしてしまう。(そんな深読みしないで楽しく読むべきかも。) | ||||
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