白の祝宴
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出産のため、中宮が土御門邸に里下がりしているときに、手傷を負った賊が侵入。匿った女房は誰か? 紫式部は推理する。 そして、意外すぎる「共犯者」! 「紫式部日記をめぐる人々」を見たときは、わあ大丈夫かな、と思ったけれど、読み始めてみたら、人間関係を理解するのはそんなに難しくありませんでした。 面白かったです。 | ||||
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「千年の黙」に続けて読みました。紫式部とその女房阿手木が中心となり、彰子中宮の出産の際の事件や定子皇后の遺児にまつわる謎などを解き明かしていきます。虚実取り混ぜての人物模様や貴族の生活の一端なども興味深く楽しみました。 早く筋を追いたくて1回、2回目は隅々まで味わいたくじっくりと読みました。 次の「望月のあと」も読むつもりです。 | ||||
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時代背景は、中関白家(道隆・定子が死亡)にかわって、藤原道長の天下に。彰子中宮が、土御門邸で男子を出産する。 藤原香子さま(紫式部)・阿手木・義清の周辺で、事件が起こる。 520ページという長編で、話の中にさまざまな謎・疑問がでてくる。ずっと、モヤモヤした気分のまま、話がどんどん進んでしまう。最後のほうで、全て謎解きがなされ、ようやく読者の心がすっきり。 おこった事件を、推理力で解決する物語であると同時に、紫日記(御産日記)が書かれた経緯。どんな意図で書かれたものなのか。彰子さま・女房たちの想いが込められた大切な草子。彰子サロンに集った女房たちにとって、自分の名前が後世に残る。あの時代を生きた華やかな形見として、子や孫に・・・・ | ||||
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「千年の黙 異本源氏物語」に続く作品です。 主人公は、紫式部(薫子)で前作から少したって、彰子のもとに出仕することになったところから物語は始まります。 そこで登場する盗賊消失と呪符の二つ謎をめぐり、薫子の推理が冴えます。 この物語の魅力は、何といっても煌びやかな平安王朝の時代と、そこに展開するある意味現代的な謎解きです。 平安朝の非常に窮屈な女性の世界において、「謎」を追及してゆく訳ですから、機動力がありません。 従って、半分アームチェアー・ディテクティブの様な様相を持ちながら、女房や童を使って調べてゆくというもどかしさがあります。 そのあたりを非常に上手く捌いているように見えます。 それと、何といっても「紫式部日記」という名前だけは知っているが、余り読んだことのある人がいない作品を、このストーリーの中で全文読んだ気にさせてくれる紹介文にもなっています。 そして、登場人物の華やかさです。 清少納言、赤染衛門、和泉式部など、王朝文学を支えた女性たちが勢ぞろいの感があって、それだけでも楽しい作品になっています。 三部作の最後の作品「望月のあと 覚書源氏物語「若菜」」が楽しみです。 | ||||
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楽しめました。 しかし、前作での道長との因縁が 本作のラストでの中宮彰子(道長の娘)の言葉で 読んでる自分まで え〜⁉︎そうか、再出仕して道長を 意識してたのは こういう理由もあったのだと。 でも 悲しい出来事です。式部や 式部の家族にとっては。道長は 知るよしもない事ですが。 本作では かなりミステリ要素と 女ならではの哀しさが強く出てるなと感じました。 式部も 再度 中宮に仕えながらも 夫婦となっても その時代では普通ですが 阿手木の元に通う義清(幼少名は岩丸)も 式部のワトソン役で活躍します。 楽しめました。 | ||||
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