(短編集)

薫大将と匂の宮(探偵クラブ)



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    初公開日(参考)1993年06月
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    短編集

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    薫大将と匂の宮 (創元推理文庫)

    2020年03月19日 薫大将と匂の宮 (創元推理文庫)

    光源氏の正妻・女三の宮の不義の子とされる薫大将と、源氏の孫にあたる匂の宮――源氏の亡き後、二人の貴公子の織りなす物語が『源氏物語』でも名高き「宇治十帖」である。その「宇治十帖」を最後に千年以上に亘り未完とされていたこの物語には、未だ世に明らかにされていない幻の続編が存在した。貴公子たちの恋の鞘当てが招く、美しき姫君たちの死。平安の宮中を震撼させる怪事に、紫式部と清少納言が推理を競う。推理作家にして古典文学者、ふたつの顔を持つ著者のみが書き得た絢爛たる王朝推理絵巻が、いま甦る。(「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (4pt)

    また「薫大将」のリイシュー?

    岡田鯱彦を文庫で出すのは非常に有難いけれど、また「薫大将と匂の宮」推しとは・・・。
    紫式部・清少納言の時代を舞台に採った謎解き探偵長篇なんて他に例がないし、
    これが彼の代表作とみなされるのは無理からぬことではあるのだが。
    (私は「噴火口上の殺人」みたいな非・時代ものの鯱彦作品のほうが好ましいけど。)

    本書354ページにあるように「薫大将と匂の宮」は別題「源氏物語殺人事件」としての流通も含め、
    過去再刊が何度もあるので古書で探す分には困難ではない。1993年には国書刊行会‶探偵クラブ〟の一巻として、
    2001年には扶桑社文庫から発売された。年季の入った探偵小説読者ならどちらも所有しているだろう。

    メインに「薫大将」を置くとしてもカップリングには目新しいものを収録してくれればフレッシュ感があったのだが、
    今回の収録短篇「艶説清少納言」「‶六条の御息所〟誕生」「コイの味」、エッセイ2「清少納言と兄人の則光」、
    それらはどれも扶桑社文庫版に収録。エッセイ1「恋人探偵小説」はこれも『岡田鯱彦探偵小説選Ⅱ』に収録。

    では本書の呼び物となると「薫大将」に初出誌『宝石』掲載時の鈴木朱雀による挿絵が付けられたのと、
    たった2ペーシの゙エッセイ3「‶六条の御息所〟誕生-について」のみ。これじゃあなんとも新味に乏しい。
    「薫大将」を表題作に採るとどうしてもカップリングも時代ものにされ、このような編成に陥りがちになる。

    「また薫大将?」と書いたのはそういう事で、例えば時代ものでない探偵小説にしておけば、
    入手しにくい作やヴァリアントを収録できて、‶ビギナーではない従来の読者〟にも買う価値が生まれる。
    岡田鯱彦が文庫になる機会なんてめったにないんだから創元さんももう少し熟慮してほしかった。

    今回の「薫大将」の底本は鯱彦が生前若干の修正を加えた『別冊・幻影城』のテキストを使っているそうで、
    国書刊行会‶探偵クラブ〟版も同様との事。となると扶桑社文庫はどうだったのか気になるところだが、
    記載がないので断定できない。たぶんあれもサッと見た感じ『別冊・幻影城』テキストのような気がするが、
    細かく調べる気力が湧かず・・・。

    そんな中、国書刊行会‶探偵クラブ〟版に続いて本書を手掛けた藤原編集室のネットでの言によると、
    「創元推理文庫からのオファーで、帰ってきた‶探偵クラブ〟的な企画を進行中」との事なのでこれは待ち遠しい。
    買った本をネットにあげるだけで満足している輩ではなく、じっくり読んで楽しんでいる人達のために、
    近年の刊行物と重複の無いような内容を期待している。
    薫大将と匂の宮 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:薫大将と匂の宮 (創元推理文庫)より
    4488404219
    No.2:
    (1pt)

    無教養ですから

    期待はずれです
    あさきゆめみしでもよもうかな?
    私の教養の無さがいけないかも
    薫大将と匂の宮(探偵クラブ)Amazon書評・レビュー:薫大将と匂の宮(探偵クラブ)より
    4336034583
    No.1:
    (5pt)

    紫式部が名探偵に!

    著者は、明治40年に東京浅草に生まれ、東京物理学校(現東京理科大)を経て、源氏物語への興味止み難く、東京帝大国文科に再入学した変り種です。昭和24年から、東京学芸大(現東京教育大)の教授に就任し、定年まで勤めるかたわら、作品を発表し続けた人です。源氏物語全54帳の内最後の10帳は、宇治10帳とも呼ばれていますが、この作品は、宇治10帳のその後を扱った、特異なミステリー作品と言えます。登場人物の一人薫大将を巡る三人が、自殺とも、他殺ともとれる、奇妙な死を遂げます。探偵役は、源氏物語の作者の紫式部で、国文好きの人なら、思わず読みたくなりますね。時代背景や登場人物も源氏物語を忠実に踏まえており、なにより、二転三転する物語が非常に面白いし、トリックも秀逸です。
    薫大将と匂の宮(探偵クラブ)Amazon書評・レビュー:薫大将と匂の宮(探偵クラブ)より
    4336034583



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