■スポンサードリンク


矢上教授の午後



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
矢上教授の午後
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

矢上教授の午後の評価: 3.29/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

それぞれの秘密

2009年に出た単行本の文庫化。  ある大学の生物学系の校舎が舞台。 雷雨と停電と偶然によって閉じこめられた先生・学生・部外者たちが、死体を発見するという一種の閉鎖空間もののミステリだ。  登場人物たちがそれぞれ秘密や事情を抱えており、なおかつそれが多視点から語られている点がおもしろい。  ミステリとしてはいささか弱いか。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.6:
(4pt)

習作入ってますね

森谷さんの初期の作品。四点は少しサービス気味。
豪雨と落雷・停電によって陸の孤島化した大学旧館を舞台に、多視点からの描写を繰り広げます。狙いはよくわかりますが、探偵役のとぼけた雰囲気と、モジュール的描写の緊迫感が若干ミスマッチしています。その点、習作的な感じが否めません。また、ある疾患とその治療に関する誤解(コメント欄)があるようですね。編集の方が誰か気づかなかったのかな。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.5:
(2pt)

全体も細部も見えづらい

ページを開いてまず目に飛び込んでくるのは,目次に並ぶ章(節?)の多さで,その数はなんと50.
短いパートだと半ページにも満たない3行や,それ以外もほとんどが10ページ前後で構成されており,
次へと移るたびに場所や視点,時間を入れ替え,のんびりな雰囲気ながらポンポンと進んでいきます.

その物語は,やや異様な雰囲気ではじまりつつも,それについては具体的に触れられることなく進み,
いかにもといった『日常の謎』が早々に呈示されながらも,湧き出す人々の思惑,意味不明のできごと,
これらのおかげで,どんどんそちらから逸れていき,すっかり置き去りにされた存在になってしまいます.

そんな流れに少しモヤモヤしていると,『日常の謎』とは正反対とも言える大きな『事件』が発生.
以降はそれがメインで,結局,冒頭での二つの日常の謎は,最後につじつま合わせに出てくる程度で,
このあたりは,紹介文やカバー絵の雰囲気から,ライトなものを期待した人には戸惑うかもしれません.

また,繰り返される場面転換のおかげで,誰が,どこで,いつ,何を,というのがあまり見えてこず,
そのため,舞台となるオンボロ棟も,その構造や通路の通行可否など,こちらもイメージが掴めません.
バラ撒かれていた数多くのあれこれが,明らかになっていくあたりは,ある程度の納得感が得られますが,
それらが語られる終盤での後刻談,いわゆる解説編なのですが,70ページ強というのはあまりに長すぎです.

他にも,矢上教授の妙な『年寄り口調』や,ヒロインの『フェミニスト設定』にも違和感がありますし,
はじまりの章を受ける形で閉じられる最後の章も,ちょっと取って付けたような不自然さが感じられます.
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.4:
(3pt)

ごくごく普通。

文章は読みやすい。
ころころ場面が変わるのもさほど混乱はない。
登場人物は多いけれどそれぞれキャラが立っていて、過不足なく役割をこなしている。

ただ本の厚みの割りに内容が薄く心に残らず。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.3:
(1pt)

小説の艇をなしていない

場面、視点がコロコロ変わり、全く状況把握ができない。
ミステリというより、そもそも小説としての艇をなしていない。

解説に9年間書き直しを重ねたと書いてあったが、一体何をやっていたのか。

謎解きも‥というより、謎が謎にすらなっていない。
バナナの美味しそうな描写のみよかった。
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.2:
(5pt)

おいしいお茶が飲みたくなるミステリ

ミステリの面白さは、探偵役の魅力によるところが大きいと思うが、本書で探偵役となる矢上教授(と呼ばれる非常勤講師)は、日本版、男性版、ミス・マープルといったところか。さらに、シャーロック・ホームズに例えればワトソンになるのが、女子大生だが、ワトソンよりずっと役に立つところが小気味よい。犯人の意外性、学生A・B・Cとまとめて登場してきた3人の個性の違いも面白い。読んだ後に、やるせない気分になるミステリが多い昨今、こういうミステリがもっと読みたい。矢上教授を、ぜひ再登場させて欲しい!
矢上教授の午後 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後 (祥伝社文庫)より
4396337515
No.1:
(5pt)

おいしいお茶が飲みたくなるミステリ

ミステリの面白さは、探偵役の魅力によるところが大きいと思うが、本書で探偵役となる矢上教授(と呼ばれる非常勤講師)は、日本版、男性版、ミス・マープルといったところか。さらに、シャーロック・ホームズに例えればワトソンになるのが、女子大生だが、ワトソンよりずっと役に立つところが小気味よい。犯人の意外性、学生A・B・Cとまとめて登場してきた3人の個性の違いも面白い。読んだ後に、やるせない気分になるミステリが多い昨今、こういうミステリがもっと読みたい。矢上教授を、ぜひ再登場させて欲しい!
矢上教授の午後Amazon書評・レビュー:矢上教授の午後より
4396633211

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!