ある少女にまつわる殺人の告白
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ある少女にまつわる殺人の告白の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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正統派イヤミスです。イヤミス小説の中には気をてらった過激な表現で嫌悪感を煽るものがありますが、この作品は出来事のみが淡々と語られ、静謐な雰囲気すら醸し出しておりました。ラストの展開も予想できるものではあるのですが、底深い不安感がじわりじわりと沁み出して来る…そんな気持ちに包まれました。解説にもありましたように決して二番煎じではない作品です。 | ||||
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最後の最後は、あーやっぱりそうなっちゃったか-…と寒くなる心地でした。 | ||||
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東野圭吾「白夜行」を思い浮かべながら読みました。 「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に」の躍動的なサスペンスを期待していたら、まったく異なる路線で話が進んでいくことに気付き、しだいに厳粛な心持で文字を追いました。 「誰がインタビュアなのか?」という謎がこの小説をミステリたらしめているのですが、この謎の答えは単に奇をてらった意外性のある顛末にはとどまりませんでした。インタビュアがいったいどのような気持ちでこの「行脚」をしていたのか?フィクションながら、かなり落ち込みながら暗い読後感に浸るはめになりました。 | ||||
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関係者一人ひとりを訪ねあて、その語る内容を丁寧に記録して並べたもの。という形をした物語で、その形式自体はそれほど目新しくないかな、と思います。 けれど、それぞれの談話が、言葉遣いの端々に至るまでよく考えられていて、読むと自然にするする引き込まれてしまう、その感覚がとても良かったです。 どの談話も、読みやすさに配慮したセリフ回しでありながら、各人の個性を色濃く滲ませており。談話から談話へと進むごとに、聞き手(と読者)は少しずつ真相に近づいていく……。 ただ、筋立てにあまり意外性を感じなかったこと等、好みでない箇所もあったため、星ひとつ減らしています。 それでも、「引き込まれて、流されて行く」この読み心地のためだけにでも、「読んで良かった」と思いました。 (逆に、文章の美しさや脇役の性格付けに興味のない人が読むと、辛めの評価になるかもしれません。) | ||||
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デビュー作ということで期待をしていなかったのですが、良い方向に大きく裏切られました。全部で三つの章に分けられて亜紀に関わった人々のモノローグという形式で最後まで語られます。率直にいって一章と二章はかなり退屈ですが、三章から激しく物語が動き出すのでがまんして読み進めましょう。そして三章まで読んで初めて全体に精緻に張り巡らされた伏線に気付いて驚愕することでしょう。また、そもそもインタビュアが誰なのかというのも、私は三章の最終節まで見当がつかず、分かった時は衝撃を受けました。それほど有名な作家さんではないのかも知れませんが、読んで損はない一冊だと思います。 | ||||
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投稿時のタイトルは「羽根と鎖」だったそうで、出版の際にこのタイトルにして良かったように感じた。 レビュータイトルに書いたように誰が殺されて誰が犯人なのだろうか?と読み始め、 色々想像していくと話の中心となる“亜紀ちゃん”が頭の中でカタチ作られていきます。 彼女の悲しみや絶望が伝わってきて、自分の周りにはないが悲しいニュースで触れることのある世界に 憤りを覚えながら夢中で読み進めます。 後半に差し掛かると散りばめられた小さな違和感が磁石のように一つのところに集まりだし ある結末を示唆します。 意外ではあるが想像できないことではなくとても納得して読み終わりました。 心が動かされる作品です。 私は帯がない状態の本を読み、読後に他の方のレビューを拝見したのですが先に見なくて良かったと思いました。 | ||||
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