消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生
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佐藤青南さんの白バイガールにたびたび出てくる『高柳蘭』の話があるのを知り購入。書店ではいくら探してもなかったので、さすがAmazonさんです。 消防女子が日々奮闘し、成長していく姿が描かれています。作品は読みやすくあっという間に読み終わってしまいました。続きを早く読みたいです。 | ||||
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消防士の仕事・日常が伝えられることは少ない。女性消防士の立場からそれらを描いた本著は 大変興味深いし、物語としても面白い。「***ガール」流行りの時代、軽い読み物だが、 しっかりと消防の厳しさも伝わってくる。 | ||||
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ライトベルの分野なのかもしれませんが、取材をしっかりとして、映像が目に浮かぶようなわかりやすい文章になっています。 ミステリー臭はごく薄く、親子・男女・上司部下の人間関係を絡めながら主人公の成長を描く青春物語として王道の構成です。 クライマックスシーンでは、本来バスケットの被救助者が位置を指示すれば何でもないはずですが、なるほど外国人ばかりにした理由はここにあったのかと感心しました。 楽しい読書時間を過ごせました。 著者並びに出版社の皆様、ありがとうございました。 | ||||
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「バックドラフト」に「図書館戦争」を足した感じでしょうか。 テーマはものすごくいいと思ったのですが、変にミステリーを取り入れたせいで、テーマがぼやけている印象を受けました。 ミステリー推しなのか、熱血消防女子を売り込みたいのか、その辺りをはっきりしたほうが面白いと思います。 個人的には熱血消防女子を売り込んで欲しかったのですが…… 「め組の大吾」の女性版にしたら、もっと売れたんじゃないでしょうか? 最近では佐川女子も増えてますし、肉体労働系でも女性が活躍する場が増えているので、そういった層を狙った執筆をしたほうが重版かけられるような気がします。 | ||||
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消防士が主人公の物語といえば,漫画では曽田正人の「めぐみの大吾」や逢坂みえこの「火消し屋小町」(これは池脇千鶴主演のNHKでドラマ化されましたね。),小説では日明恩の「鎮火報」シリーズ,などがありましたが,基本的にどれもスポ根人情もので描かれており,本職の消防士の目から見ると,いかにも一般の人がイメージする消防士!という感じで鼻白むものが多いのですが,この小説は結構のめりこめました。 主人公は,殉職した父と同じ消防士の道を選んだ23歳の女性,高柳蘭。物語は,彼女が誕生した病院へ,火事場帰りで駆けつける父親の描写から始まります。 実際に消防では親子鷹が多く,子供が父親と同じ仕事を目指す割合が高いです。私の周りには3代にわたって消防士もいますし,消防という仕事が自慢できることの一つだと思っています。 京都消防ではまだ女性の消防隊員はいませんが,全国的にみると希望して消防車に乗る女性がおられるようですね。 消防士の仕事は男にとっても過酷です。特に冬の夜中の出動はきついです。24時間勤務の消防士も夜は仮眠しているのですが,火災があれば出動指令でたたき起こされ,温かい布団の中から1分後には完全装備で消防車に乗って現場に駆けつけなければなりません。 気温差は30度以上,脈拍は一気に3倍に跳ね上がります。現場に着けば全身ずぶぬれになって,煙やガスを吸い込んだり壁を乗り越えたりと体にいいわけない。 しかも,この小説にも記述がありますが,人を助けるよりも,助けられない場合のほうが圧倒的に多い。呼ばれる現場は人生最大の不幸が展開されている場面です。メンタル的にも厳しいものがあります。 へたれの私は,現場生活の辛さに消防やめようと思ったことも1度や2度ではありません。 そんなきつい仕事を,しかも周りは汗臭い体育会系の野郎どもばかりなのに,うら若き女性が目指そうというのだから,並大抵の気持ちでは務まりません。 男ばかりの消防署で,女性消防官は貴重な存在で比較的大切に扱われますが,命がけの現場に臨む消防隊の一員として参加するとなると,男性消防士の気持ちは複雑です。 まず,使い物になるか,足手まといにならないか,という目で見てしまいます。主人公の蘭も男ばかりの先輩消防士に厳しくしごかれる。 そんな彼女の職場での日常と,火災が起きる直前の現場が交互に描かれて話が進んでいきます。やがて,くじけそうになっていた彼女の消防魂を呼び覚ます大災害が発生します。 と,話の展開は従来の消防物とあまり変わらないのですが,消防署の生活や考え方が実にリアルで細かく描かれています。思わず作者の略歴を確認しましたが,消防関係者ではないみたいです。ちょっと消防の悪い面ばかりが描かれているので,これを読んで消防を目指そうという人が少なくなるのではないかと心配してしまいます。 まあ,物語としての脚色はありますが,本職が読むに堪える品質の小説だと思います。 この秋には続編が出るようですので,また消防ブームが到来することを期待しています。 | ||||
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