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ある少女にまつわる殺人の告白
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ある少女にまつわる殺人の告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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最後の最後は、あーやっぱりそうなっちゃったか-…と寒くなる心地でした。 | ||||
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東野圭吾「白夜行」を思い浮かべながら読みました。 「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に」の躍動的なサスペンスを期待していたら、まったく異なる路線で話が進んでいくことに気付き、しだいに厳粛な心持で文字を追いました。 「誰がインタビュアなのか?」という謎がこの小説をミステリたらしめているのですが、この謎の答えは単に奇をてらった意外性のある顛末にはとどまりませんでした。インタビュアがいったいどのような気持ちでこの「行脚」をしていたのか?フィクションながら、かなり落ち込みながら暗い読後感に浸るはめになりました。 | ||||
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関係者一人ひとりを訪ねあて、その語る内容を丁寧に記録して並べたもの。という形をした物語で、その形式自体はそれほど目新しくないかな、と思います。 けれど、それぞれの談話が、言葉遣いの端々に至るまでよく考えられていて、読むと自然にするする引き込まれてしまう、その感覚がとても良かったです。 どの談話も、読みやすさに配慮したセリフ回しでありながら、各人の個性を色濃く滲ませており。談話から談話へと進むごとに、聞き手(と読者)は少しずつ真相に近づいていく……。 ただ、筋立てにあまり意外性を感じなかったこと等、好みでない箇所もあったため、星ひとつ減らしています。 それでも、「引き込まれて、流されて行く」この読み心地のためだけにでも、「読んで良かった」と思いました。 (逆に、文章の美しさや脇役の性格付けに興味のない人が読むと、辛めの評価になるかもしれません。) | ||||
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デビュー作ということで期待をしていなかったのですが、良い方向に大きく裏切られました。全部で三つの章に分けられて亜紀に関わった人々のモノローグという形式で最後まで語られます。率直にいって一章と二章はかなり退屈ですが、三章から激しく物語が動き出すのでがまんして読み進めましょう。そして三章まで読んで初めて全体に精緻に張り巡らされた伏線に気付いて驚愕することでしょう。また、そもそもインタビュアが誰なのかというのも、私は三章の最終節まで見当がつかず、分かった時は衝撃を受けました。それほど有名な作家さんではないのかも知れませんが、読んで損はない一冊だと思います。 | ||||
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投稿時のタイトルは「羽根と鎖」だったそうで、出版の際にこのタイトルにして良かったように感じた。 レビュータイトルに書いたように誰が殺されて誰が犯人なのだろうか?と読み始め、 色々想像していくと話の中心となる“亜紀ちゃん”が頭の中でカタチ作られていきます。 彼女の悲しみや絶望が伝わってきて、自分の周りにはないが悲しいニュースで触れることのある世界に 憤りを覚えながら夢中で読み進めます。 後半に差し掛かると散りばめられた小さな違和感が磁石のように一つのところに集まりだし ある結末を示唆します。 意外ではあるが想像できないことではなくとても納得して読み終わりました。 心が動かされる作品です。 私は帯がない状態の本を読み、読後に他の方のレビューを拝見したのですが先に見なくて良かったと思いました。 | ||||
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どんでん返しまでの道のりが長くて長くて…そういうものだと思いますが。語りが方言でいらいらなぜかずっと我慢しながら(笑)読んでいました。 | ||||
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ネタバレ厳禁なので書けませんが。 何度も読むのをやめようかと思いましたが、結局は一気に読んでしまいました。 | ||||
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読みはじめからぐいぐいと引き込まれて一日で読み終えました。 と言うのも続きが気になって途中で止まることが出来なかったのです。 主人公の少女に同情して肩入れして読み進めていました。 まさか、まさか・・・の展開で動悸がしたほどです。 すっきりとした読後ではないですが私自身は納得のいく最後でした。 読みやすく引き込まれる内容です。 お勧めの一冊です。 | ||||
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児童虐待、と言ってしまえば短絡化過ぎる一冊。虐待の連載はどこまで続いてしまうのか、読み進めるにつれて、感情移入してしまうストーリー展開。 日本は相変わらずの児童救済後進国と思い知らされた。何故、力の強い大人がましてや我が子を虐待するのか。もっともらしい理由をよく裁判記録で目にするが、いかなる理由があっても言い訳としか思えない。過去のトラウマ?そんなことで虐待を受けてよいのか?非常に考えさせられる。今の時代、温かい団欒が珍しい、衝撃だ。 | ||||
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このミス大賞の優秀賞に異議なしです。 人間性あふれる描写は妙にリアルなものを感じた。 ただ最後はなあ、・・・まあ作者も編集もわかったうえで出版したんでしょうけれど、ちょっとイマイチ。 でもこういう暗いタイプのミステリもいいですね。 | ||||
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これから読む人のために内容は書きませんが、最後がショックでした。 | ||||
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推理小説の要素より、社会派ミステリーの部分が強く描かれた作品だ。離婚した母親が再婚した相手の男の暴力に身も心もボロボロにされ る少女亜紀。彼女を助ける児童相談所所長の隈部、心の弱い母親で亜紀を夫の暴力から助けられない君枝、そして君枝の再婚相手杉本な どがメインキャラクターとして描かれるが、構成はすべて多くの関係者が、ある男性のインタビューに応える形で描かれていく。私が今、この インタビュアーを「ある男性」ということで述べるのは最後に展開されるミステリーの部分で明かされる、この男性の正体とそのインタビューの 理由に大きく関係するためだ。だが、作品の多くの部分は、深刻な社会問題となっている、幼児虐待の実態である。母親の再婚相手に暴力 と性の対象とされるという極めて一般的な題材ではあるが、子供たちが犠牲になるこの問題の残虐さと、暴力をふるう親たちの多くは幼児時 代に同様の暴力を親から受けているというトラウマ的な継承性をいやというほど読まされ正直辛い。題名のある少女に「まつわる」殺人という 意味も最後になって明らかになってくる。そして、もっとも避けたい「トラウマ的な継承性」を強く暗示する形で作品は終わる。新人の作品とし ては構成力、文章力もきわめてしっかりとしており、一気に読ませる作品であることは二言を待たない。 | ||||
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モノローグ形式で話が進むため登場人物たちの世間話が少々うっとうしい それでも長崎弁もそれほど気にならずスラスラ読み進められる いろんな人の告白が入れ代わり立ち代わりする割には話の筋も追いやすい 途中ダラダラするが残り3分の1辺りから急展開し一気に読ませる 最後にすべてが収束する感じとオチが心地いい ラスト1行に「ゾクッ」する ウマイ ただ、この作品において「児童虐待」は単に題材として使われているだけで 丁寧な洞察がなされているわけではない 純粋にエンターテインメントとして楽しむべき | ||||
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数年前に、作者は別ですが、「チームバチスタ」を読み それがかなりつまらなかったので、『このミス』大賞シリーズは あまり自分には合わないかなと思って敬遠していましたが、 レビューや解説を読んで気になって購入してみました!! あまり期待せずに読んだのですが! 面白い!!(内容的に不謹慎かもしれませんが) とても引き込まれ、一気読みしてしまいました!! 登場人物も、各人で口調をかき分け 読んでいて、その人物が思い浮かんでくるほど良く描けています。 また、児童虐待の現状や、法改正されてもなお現場の人間か抱える 苦悩や葛藤、大きな重圧、矛盾点などもしっかり書かれ しかもそれが、くどくどした説明ではなく、しっかりと物語に溶け込ませてあり スイスイと読めてしまいます。 読んでいて、なんとなくこう言う結末になるんだろうな とは予測はついたのですが、それでもやはり、驚きと衝撃と気味悪さはありました。 読後に、あの後どうなったのだろうと、ついつい想像してしまいます! ちなみに、虐待を受けた子が、必ずしも虐待する親になるとは限らないので その点、偏見を抱かせる恐れはありますが…。 デビュー作と言うことですが とても新人の方が書いた小説とは思えないほど 良く考え抜かれ、筆力、人物造形力もありました。 この年の大賞受賞作は読んでないのでわかりませんが、 この作品でも大賞が獲れないとなると、『このミス』大賞はどれだけレベルが高いのかと思い この年の大賞受賞作も読んでみたくなりました。 児童虐待の数は年々増えていますし、非常に今日的な問題です。 内容的に、好き嫌いはあると思いますが 児童相談所の現場が抱える葛藤や矛盾を知る意味でも、 また、純粋にエンターテイメントとして読んでも 悪くない作品だと思います!是非おススメできます!! | ||||
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虐待だけの話じゃない、ラストに待ち受ける 事実は!! みたいなあらすじに興味を持ち、手に取りました。 このミス!の優秀賞だし、読ませるかなーと 思いましたが、淡々と終わりました。 ある少女を知ってる人たちに、インタビュー形式で 関わり合いのあった時期の話を聞いていく、と いうもの。 関わる年齢に連れ、事実とは別に感じたこと、 彼女に好かれるためにしたこと、 彼女のカリスマ性すら心の闇の糧になっているのが 垣間見えるようになります。 中盤、インタビュアー側から見た会話、と 視点が変わります。 ナレーションではなく、日記のような書き方なので 誰に向かって説明してんの?って 気になりました。 インタビューの内容から結果が垣間見えてたので、 意外性もない。 後味悪く終わらせる、という点では 齟齬がないので、それは成功してる って感じなだけです。 こういう形式って本当、意外性やラストに 畳み掛けるように色んな伏線を回収するって 感じじゃないと読めないです。 彼女は話の中心人物ってだけで、最後の インタビューにしか出てこない。 感情移入する人物がいないので、引き込まれる 要素がない。 インタビュアーのヒントがあるから予想つくし、 彼女もこの生い立ちならこのラストだよな、って 感じです。フェアだけど面白くない。 他の方の評価を見ても、解説の茶木さんと 読み手とに温度差を感じました。 | ||||
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ありふれた内容に、素人くさい書き方が重なって、 序盤から気分が萎えます。 とにもかくにも内容がなさすぎる。 心に響くものが何もない。 そのうえ、ひたすら気分が暗くなる。 これはストーリー上、仕方がないとか、そういう問題じゃありません。 先が見え見えだし、構成が杜撰。 これほどひどい作品を読んでいたら、心が暗くなって当然。 お金を出して買うようなものじゃないと感じました。 買った以上、最後まで読まなきゃ損かなと思って読みましたが、 時間の無駄でした。 | ||||
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まず結末が簡単に見えてしまうので、つまらないです。 そのうえ人物の造形もちゃちです。 素人の発想を抜けきらない構成としか思えませんでした。 文章もめちゃくちゃ読みにくいので、いらいらします。 平凡以下のストーリーのため、何度読むのをやめようと思ったことか。 とにかくひどい内容です。 | ||||
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まさかの結末とはこのことで… 自分の故郷である長崎が舞台というところもよかったです テーマは確かに思いんですが… | ||||
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確かに先が気になり、すらすらと読めます。語り口調にしてはかなり不自然やわざとらしいと思える部分もありますが、それは筒井康孝さんのような、味だと思えばいいのかな。文章はうまいと思います。でもあまり好きになれませんでした。厳しい意見ですが、不幸を描けばリアルに見えるだろうっていう作家さんのいやらしさを感じてしまいます。やや下品と言うか。(キャラや言葉遣いなどではなく、狙いが下品。)このミスってエンタメを第一義としたミステリーじゃなかったっけ?みたいな。文章はうまいし読みやすいけど、ストーリーは心に残ったり、ステキな読後感を残すかと言うと、そうじゃないと思いました。子供を取り巻く環境に対する問題提起をしているようでいて、あまり子供に対する愛情を感じられない。この本を読むと、虐待を受けた子供への偏見は、逆に強くなるんじゃないかな | ||||
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児童虐待やネグレクトの問題、それに児童福祉の話になると やっぱり重いですね。 ただ人物描写やラストの持っていき方などが かなり下手。 やたらと読みにくい文章には辟易させられたし 結末も引っ張り過ぎだったと思う。 ところどころ不自然な箇所が見受けられました。 ミステリーを読み慣れている人なら、 特にこれは辻褄が合わないぞ、とか、 このセリフはおかしくない?みたいな箇所が…。 詳しく書くとネタバレになるので 書きませんが、 とにかくつまらない小説だったと思います。 どうしてこれが受賞作なのか、不思議でなりませんでした。 | ||||
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