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ある少女にまつわる殺人の告白
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ある少女にまつわる殺人の告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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久々に、「このミス」優秀賞受賞作品で、面白そうに思えた、この作品を読んでみました。 まず1人目の話し言葉から始まりますが、確かに人間は、話に、関係の無いことも喋りますが、あまりに余計なことを、それも訛りのある(方言)のおしゃべりで埋めつくされると、読みづらいな、と感じました。 語り手が、変わってゆくのは、話し方でわかるのですが、(様々な人の語りで話がつながってゆくのですから)1人1人の人物をもう少し細かく練ったら、登場人物にもっと深みが出たのではないかと思います。 10年前の少女のことを話しているので、話題が広くなって、重要な部分まで、さらりと流すのは、著者の思惑なのでしょうか? 実は、もっと期待して読んだのですが、帯にあるような「忌まわしい」とか「哀しくも恐ろしい結末」は感じませんでした。 ただ、こういう問題は、昔からあったにはあったわけで、「連鎖」や「スパイラル」というのは、哀しいですが、止めようがないところがあります。 最後まで、すぐに読めましたが、「ああ、やっぱり、こうなるのね」という予想というものは、話の途中からありました。 被害者は加害者にもなり、被害者の顔も合わせ持っていて、それは終生続くものなのか…そんなことで命を落とす人も出てくるのか…、そう思ったら、私も私の周囲にも亜紀ちゃんのような子はいなくてほっとします。 ただ、それは表向きで、裏では何が行われているかわからないという、隠された怖さはあります。 「現代のあり方」が、刻々と変わっていっている、そう思わせる作品です。 | ||||
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