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ある少女にまつわる殺人の告白



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ある少女にまつわる殺人の告白の評価: 3.86/5点 レビュー 43件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 21~40 2/3ページ
No.23:
(4pt)

ラストは。。

終始「語り手の声」という設定なので訛りの多い言葉づかいのイントネーションがわからない者にはテンポが掴めず読みづらかったです。
ミステリーモノは読みなれないので、つい設定の弱い部分が気になったりしましたが、
「がんばって」最後まで読めば、ラストはじょんわり汗かきました。。

誰か一人くらい幸せになってくれてもいいじゃん。。
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
4796680055
No.22:
(3pt)

「その時代の怖さ」は刻々と変わりゆく

久々に、「このミス」優秀賞受賞作品で、面白そうに思えた、この作品を読んでみました。

まず1人目の話し言葉から始まりますが、確かに人間は、話に、関係の無いことも喋りますが、あまりに余計なことを、それも訛りのある(方言)のおしゃべりで埋めつくされると、読みづらいな、と感じました。

語り手が、変わってゆくのは、話し方でわかるのですが、(様々な人の語りで話がつながってゆくのですから)1人1人の人物をもう少し細かく練ったら、登場人物にもっと深みが出たのではないかと思います。

10年前の少女のことを話しているので、話題が広くなって、重要な部分まで、さらりと流すのは、著者の思惑なのでしょうか?

実は、もっと期待して読んだのですが、帯にあるような「忌まわしい」とか「哀しくも恐ろしい結末」は感じませんでした。
ただ、こういう問題は、昔からあったにはあったわけで、「連鎖」や「スパイラル」というのは、哀しいですが、止めようがないところがあります。

最後まで、すぐに読めましたが、「ああ、やっぱり、こうなるのね」という予想というものは、話の途中からありました。

被害者は加害者にもなり、被害者の顔も合わせ持っていて、それは終生続くものなのか…そんなことで命を落とす人も出てくるのか…、そう思ったら、私も私の周囲にも亜紀ちゃんのような子はいなくてほっとします。

ただ、それは表向きで、裏では何が行われているかわからないという、隠された怖さはあります。

「現代のあり方」が、刻々と変わっていっている、そう思わせる作品です。

ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
4796680055
No.21:
(4pt)

もう少し詰めれば

どうして主観と客観が交雑する文体にしてしまったんだろう。
 せっかく入れ替わり立ち代りする多様な登場人物のなかに入って感情移入してドキドキしたと思ったら、いきなりブンガクテキな客観描写がにょっきりというのは……。緻密な構成が台無しではないかと。
 とはいえテーマと内容はコンテンポラリで、スリリング、かつミステリの要諦である、結局誰なんだ?という面も最後まで中だるみなく飽きさせない。だからこそこの一点がなければな……。もしかして破滅的な内容に合わせてわざとそうしたのだろうか。
 でも小説の人称における客観と主観の扱いは重要かつ基本なので、ここはスタンダートにしてもよかったのでは。展開が鮮やかなだけにそこだけが目立った。
 ともあれ一回でも児童福祉をかじった人間なら、なんとなく腹や胸にくる重ったるい感覚を思い出すはず。
 熱意と正義感だけではどうしようもない、あの感覚を。最近だったらひまわりを探す少女を救えず「しつけ」という名目で暴力を振るう身体だけでかくなったバカどもを、生物学的な親というだけで法的に人道的に手厚く保護するくそったれな空気を。
 「人」としてより、「手続き上問題ないか?」を問われる腐った世界を。
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No.20:
(1pt)

ここまでひどいとは予想できなかった

独白形式で構成されているところは、
確かに『告白』を彷彿とさせるかもしれません。
しかし、構成、文章、人物造形が
あまりにも素人臭い。
展開が単純、文章も稚拙で読みにくい。
人物描写も下手すぎて、呆れてしまいました。
亜紀の本当の姿もありがちで、かつ描ききれていない。
基本的にこの作品は安っぽい恐怖を煽っている
だけで、白けるだけです。
ラストも見え見えでした。
ミステリーとしての面白さをまったく感じなかった。
完成度が低すぎです。

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No.19:
(5pt)

オススメです!

さすがは新人離れした力量を持つと称されるだけのことがある作品だなと思いました。
登場人物の一つ一つの言動をコミカルかつテンポ良く描き、表現力も臨場感あふれ素晴らしいです。また、語り手の順番など入念にプロットが組まれているので、結末に向けぐいぐいと引き込まれてしまいました。
『告白』と似ているというレビューをよく目にしますが、多視点型の展開手法は共通するものの、回収の仕方などが異なっているので別物として楽しむことができると思います。個人的には、本作品の方が人間性を的確に捉えていて深みがあるので好きです。
2作目も楽しみです。
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No.18:
(1pt)

新鮮味が薄いうえ、内容もひどい

これはある作品に似てますね。
そのうえ、その作品より
かなり質が悪い。
使い古されたテーマをどう活かすか、
その技量ががあまりにもなさすぎるんです。
伏線の張り方が下手なため
結末が読めてしまいました。
そして、文章もまたひどい。
稚拙で表現方法に多々問題があると思います。
荒さばかりが目立ちました。
読み終わったあと、
いろんな意味で嫌な気分になりました。

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No.17:
(1pt)

つたない文章と雑な構成ばかりが目立つ作品

ストーリーはテンポが悪く、単調すぎる。
文章においても、
中学生が書いたのかと思うような安っぽい言葉で埋め尽くされ、
非常にくどく、読みづらいです。
つたないとしか言いようがありません。
幼児虐待事件の真相を明かすという物語ですが
あまりにありきたりで、退屈しました。
おぞましさだけが目立つ作品ですね。
結局、構成が雑で、登場人物の造形が
本当にひどい。
素人が書いたものとしか思えません。
その場その場に合わせたような都合のいい
セリフばかりが出てきます。
50ページほど読んだところで
もう読むのをやめようかと思ったぐらいです。
買うんじゃなかったと心の底から後悔しました。


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No.16:
(5pt)

悲劇の輪廻から解脱する事はできるのでしょうか

僕は島原に住んでいます。長崎が舞台という事もあり、本書を手に取る事に。インタビュー形式の一風変わった小説で、聞き手(その正体とは?ココもミステリの醍醐味ですね)の視点で物語の真実たる描像を描いて行く事になります。拾い集めたパズル(インタビュー)が描く完成された真実は、哀しく恐ろしい。物語の聞き手が得る苦悩は、読了した者すべてが共有(勿論例外もありましょう)する筈です。他にも今の日本が抱える問題点が色々(命の問題然り、家族、行政、政治の問題然り)と見えてきます。このようにメッセージ性が強い作品であるにも拘わらず、ミステリとしての要素も包含しており楽しむことができました。読んで損は無いと思いますが、明るい作品しか受け付けない方は、控えるべきでしょう。
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No.15:
(5pt)

告白を超えた作品だと思います

このミス大賞はいつも気になり読んでます
書店でこの本を見た時、表紙のデザインがイマイチだったので購入に迷いましたが買って正解でした
読み出したら止まらない、どんどん引き込まれ夜更かしして読破
様々な語り手が登場する所は告白に似て読みやすかったです
少女が白夜夜、幻夜のヒロインに似てるので私は続編はない方がいいのでは・・・と思います(第6回の大賞の拓未司の「禁断のパンダ」も続編を出しましたが★★★くらいでしたので)
次回作も楽しみです
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No.14:
(5pt)

ああ、悲痛、激痛

購入した晩に読み始め、止まらなくなり、翌日の朝の通勤中に読み終わってしまいました。
ミステリーマニアではないので、ミステリのプロットの斬新さとか、テクニックのうまさと言う評価軸はわかりません。
そんな素人でもわかるのは、ある少女はほんとの最後の最後に語るだけなのですけれども、
実はそのタイトルの理解も含めてひっくり返すどんでん返しが、
この小説の深くつらい本当のテーマを一気にあばきだすという構成は見事だということです。
悲痛、激痛ものです。
どうも力を失った純文学よりも、よっぽどミステリのほうが力を持ちうるようですね。
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
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No.13:
(5pt)

羽根と鎖...終わりの無い浮遊

二日で二度読みました。

様々な「語り手」のうちナビゲーター的役割を担う長崎県南児童相談所の隈部所長の
長崎県弁の醸し出す心地良さの中、読者は、社会問題としての虐待の知識を得ながら、
徐々に語り手たちの世界に「親しみ」引き込まれて行きます。

一度しか登場しない語り手達も、単なる「手段」ではなく、しっかりと書き込まれているため、
気が付くと、その舞台に立ち、いつの間にか「聞き手」と同化しているのですが、
聞き手は謎を究明しようとしているのではなく、むしろ、
たどりつきたくない結論に刻々と近づいているのです。
そして、その結論は、この物語の終わりではありません。

二度目に読んだ時は、涙が止まらなくなりました。
登場人物たちが心の中で生き始めていたからです。

「語り手の真実」を探るのではなく、語り手を「決め付ける」のでもなく、
単に「語られた言葉」が漂う世界の中で、
語り手たちの生きた日々、生きた土地の上を浮遊し始めていました。
終わりのない浮遊を。

最後に、、、
今、本に出てきた「トルコライス」を、無性に食したくなっております(笑)。

ある少女にまつわる殺人の告白
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
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No.12:
(5pt)

飽きなかったな〜!

だんだんと読むスピードが増してくる 
しおりを挟んで今日はここまで・・・とできない・・・・もう少し・・・もうちょっと・・・と読んでしまう展開。
最近こうなる本はあまりなかっただけに☆五つ!
『告白』とよく比較されてるようですが 私はこちらの方がよりドキュメント性が高いと思います。
最近ニュースを見ても 似たような年齢の似たような環境の事件を見ると そういう背景にこの話が重なりますから。
二作目 三作目が楽しみです。


ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
4796680055
No.11:
(5pt)

伝わらない想いが切なかった

他の方と同じように引き込まれてしまいました。私は純粋に読んでよかったと思いました。人間の負の連鎖というのでしょうか,切なく哀しい物語だなと。登場人物それぞれの想いは肝心の人には伝わらず,結局自分を納得させるだけのものでしかないような,どこにも行き先がないようなところが印象に残りました。肝心の本人も囚われてしまっていることに気づかず,また他人を傷つけようとしていることも最後から予感でき,これが運命なら救われないなぁと思いました。次の作品も期待してます。
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4796680055
No.10:
(5pt)

デザインとタイトルで損をしているが.....。

表紙のデザインとタイトルで損をしているように思う。しかし作品としては申し分のない、破綻のない、それでいて意外性と怖さの余韻も見事に生み出している第一級の作品である。テレビ化しても映画化しても、スタッフやキャストに恵まれれば、この作品は、非常にいいものになるだろう。少なくとも私には湊かなえ氏の「告白」よりも遥かに面白かった。多くのことを考えさせられた作品である。

題材は全く異なるが、私は本作を読んで、松本清張の「影の車」を思い浮かべた。久々の大型新人と申し上げていいと思っている。東野圭吾氏の「白夜行」同様、気が早いかもしれないが、私としては続篇を期待したい。
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
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No.9:
(5pt)

デザインとタイトルで損をしているが.....。

表紙のデザインとタイトルで損をしているように思う。しかし作品としては申し分のない、破綻のない、それでいて意外性と怖さの余韻も見事に生み出している第一級の作品である。テレビ化しても映画化しても、スタッフやキャストに恵まれれば、この作品は、非常にいいものになるだろう。少なくとも私には湊かなえ氏の「告白」よりも遥かに面白かった。多くのことを考えさせられた作品である。

題材は全く異なるが、私は本作を読んで、松本清張の「影の車」を思い浮かべた。久々の大型新人と申し上げていいと思っている。東野圭吾氏の「白夜行」同様、気が早いかもしれないが、私としては続篇を期待したい。
ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)より
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No.8:
(5pt)

おもしろいです

とてもおもしろいです!ぜひ他の人にも読んで ほしいな〜
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No.7:
(5pt)

おもしろいです

とてもおもしろいです!ぜひ他の人にも読んで ほしいな〜
ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)より
4796688986
No.6:
(4pt)

落とし所をどうするのかがずーっと気になる作品

テーマも手法もオーソドックスなもの。
(この手のテーマがオーソドックスにはなって欲しくありませんが。)
読んでいると「告白」や「白夜行」を思い出します。

それでも面白いと感じるのは、伏線と回収の上手さか?

少女はどうなってしまうのか?
「私」とは一体誰なのか?

納得してしまいますが、納得したくない様な、それでいて読後感はそれほど悪くもない不思議な作品です。
きっと総合的なバランスに優れているんだと思います。
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
4796680055
No.5:
(5pt)

不思議な読後感になる作品です。

児童虐待がテーマで、正直読むのが辛いのではないかと思いつつ読みはじめました。インタビュー形式で色々な人物が入れ替わり登場し、前半は登場人物の相関に頭をめぐらしましたが、後半は話の展開にぐいぐい引き込まれてしまいました。登場人物がつながりはじめ、シナリオが読めてきたと思っていたら、まさかの展開に…。テーマには派手さや目新しさはないのかもしれませんが、解決困難であり、時代と共にますます増え続けている社会問題とミステリーを見事なバランスで書いた作品だと思います。いや、これはミステリーではなく、どこかで現実に起こっている話なのかもしれません…。
ある少女にまつわる殺人の告白Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白より
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No.4:
(4pt)

落とし所をどうするのかがずーっと気になる作品

テーマも手法もオーソドックスなもの。
(この手のテーマがオーソドックスにはなって欲しくありませんが。)
読んでいると「告白」や「白夜行」を思い出します。

それでも面白いと感じるのは、伏線と回収の上手さか?

少女はどうなってしまうのか?
「私」とは一体誰なのか?

納得してしまいますが、納得したくない様な、それでいて読後感はそれほど悪くもない不思議な作品です。
きっと総合的なバランスに優れているんだと思います。
ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:ある少女にまつわる殺人の告白 (宝島社文庫)より
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