大絵画展



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初公開日(参考)2011年02月
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長編小説

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大絵画展 (光文社文庫)

2013年03月12日 大絵画展 (光文社文庫)

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。時は流れ、日本のバブルが弾け、借金で追いつめられた男女にある依頼が持ちかけられる。それは倉庫に眠る「ガシェの肖像」を盗んで欲しいというものだった…。第14回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、痛快にしてスリリングなコンゲーム小説の傑作。 (「BOOK」データベースより)




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大絵画展の総合評価:6.79/10点レビュー 24件。Bランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

大絵画展の感想

著者の作品は初読み。アートミステリーとして読むと、個人的には原田マハ作品の方が好み。強奪計画の場面は迫力あるし、絵画を巡ってあらゆる人物の描かれ方が実に巧み。ただ終盤は登場人物や場面がころころ変わって、ややこしかった。
それでも、個性豊かな作品を多く出されているし、アートミステリーであれば他の作品も読んでみて原田作品と違った面白さを発見したい。

本好き!
ZQI5NTBU
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

大絵画展の感想

美術+コンゲーム。
投資詐欺に合い借金を抱えたそれぞれの男女。そこへ知恵者担当の協力を得て、借金返済の為に本書表紙になっているゴッホの『ガシェの肖像』を盗み出すという展開。
本書の面白い所はこの展開の中に史実として日本のバブル期の話を混ぜている所。
『ガシェの肖像』をWikiで調べれば実際にオークションで日本人が125億で落札している事が分かります。何故その時代に絵画が高騰して取引されていたか、土地や株の代わりに扱われた絵画の存在や、絵画に関わる富豪や画商などの美術関係者の話がとても面白く読めてかつ勉強になりました。銀行にて土地と同様に担保として扱われた絵画が倉庫に眠ったままとか、何故行方知れずになっている絵画があるのか感覚的に知る事ができた読書でした。

コンゲーム小説としても、詐欺模様が見えやすい所と隠す所が巧く、終盤の繋がりは大きくて面白かったです。
大仕掛けでパーっと気持ちが高揚した後、解説的な展開が数十ページ続いて熱がおさまり長く感じましたが、綺麗なラストで楽しめました。

絵画の価値は絵の内容や巧さの物についてではなく、その作品に関わる歴史に基づくものだと改めて感じた作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

大絵画展の感想

ひと言でいうと面白かったと言えます。つまりは私の好みの範疇の作品であったということです。美術品、あるいは美術界を舞台にしたものでは前に読んだ原田マハの「楽園のカンバス」があります。
あれはあれでとても面白く読みました。しかし、これは最初のページに「ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードに捧ぐ」とあります。これを読むだけでニヤリとします。実際にこの本に関しては
なんの知識もありませんでした。でも、この一文を目にして読まずにはいられませんでした。まんまとハマったことになります。( ´艸`)このポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードに捧ぐという意味
が分からない人は、まぁ平成生まれの人でしょうね。とにかく、すべり出しから読ませてくれます。地方の素封家の長男と銀座のホステスの二人がそれぞれ追いつめられていく日常が描かれており、ある人物と
出会うところまでが前半の胆でしょうが、ヴァン・ゴッホの人物像をあれこれと紹介しながらの話しの流れはとても面白く読み進みました。絵画とは何ぞやという問いにこの著者の姿勢が表れているともとれる
全体のトーンとラストのエピソードが私には好感が持てました。人物の動かし方も的を得ていて多彩な人物が登場しますが良く描けていると思います。嫌味のない文章も好みで略歴からとても興味を惹かれる
著者です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(7pt)

大絵画展の感想

絵画ネタは好きなので、時々入るゴッホのプチ情報がいい。
美術界と日本経済の闇をうまく絡めたストーリーも面白かったです。
ただ登場人物が多くて、僕の許容範囲を超えていました。誰が誰だか分からなくて。
個人の問題ですみません。

Hidezo
GX0TU62Y
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未読の方はご注意ください

No.20:
(5pt)

以外

著者の作風が全く変わっていた。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.19:
(3pt)

是非、映像化を!

本格推理小説を期待すると粗さが気になってしまうと思いますが、エンターテイメント作品としては文章も上手く、題材も面白かったです。序盤はテンポも良くワクワク読み進めました。
なので。。中心人物の魅力不足と後半の冗長さ(何度も同じような描写や説明が繰り返される)が悔やまれます。そこをカバーする映画やドラマにしたら、すごく面白いのでは!
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.18:
(2pt)

下降小説

「何かスケールの大きな話が始まるのでは」的予感にわくわくするような
オープニングに大いに期待したのですが、話が進むにつれてどんどんと
貧乏くさいコンパクトな内容にまとまっていきます。

取材がしっかりしていたようで、その世界の細かい描写は見事でしたが、
どうしても抜けきらない小者感。本当に面白い小説を読んだ時の、あの
早く続きが読みたい衝動が一切わきませんでした。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.17:
(3pt)

文章にアラはあるがスケールはでかい

文章に粗があって、何を指すのか誰を指すのかが曖昧だったり、句読点の打ち方が変だったり、語尾が同じのが続くとか、もうちょっと編集者が直せなかったのかなと思う部分はありました。
でも賞をとるにはこれくらいのスケール感と絵画に対するマニアックさがないと無理なんだろうなと思います。たぶんほかの候補のレベルがこれに達しなかったんだろうと思います。
国際的な規模のコンゲームを絵画の知識を生かして書かれたものです。
展開は幾度か無理があるところもあったのですが、その辺はフィクションとして多目に見れば結構楽しめると思います。
美術に対する描写が細かいのと、たくさんの人が出てきてそれを繋ぎ合わせる緻密さもあったと思います。
ただ、その緻密さに美術に特段関心のない読者がついていけない懸念はあります。私も無駄な描写はとばしながら読んでしまいました。
あと、これだけの大事件を企てるにしては動機がしょぼいです。たぶんトリックのほうを先に思いついて、動機をあとから考え付いたものと思われます。男が十億単位の金のために事件を起こすのは単純に金目当てでいいと思います。
★★★.5
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.16:
(2pt)

期待したが。。。

登場人物が多く筋も混み入っているので一気に読まないとストーリーが追えない。
(文庫版には登場人物の紹介があるようですが)
ゴッホの絵そのものについて何か驚くべき事実や仮説があるわけでもない。
強奪のシーンなどは面白かったがだんだん疲れてきて後半は飛ばし読みしました。
「大絵画展」とは何か?と最後に期待しましたが。。。残念。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491



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