(短編集)
時を巡る肖像
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迅速で確実なご対応に加えて、思っていたとおりの商品でとても満足しています。有り難うございました。 | ||||
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2006年に出た単行本、2008年に出た新書版の文庫化。 絵画修復士の御倉瞬介が探偵役をつとめる6本を収める短編集。 ピカソ、安井曾太郎、モネなどを下敷きにしながら、現代日本で起こる絵画をめぐる謎が提示されていく。犯罪とその解決という側面からすると、やや物足りない印象があるものの、動機が凄かったり、絵に関する意外な知識が披露されたりと、けっこう読みどころが多い。 絵画修復そのものに関する蘊蓄がもっとあっても良いのでは? | ||||
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絵画修復師、御倉瞬介を探偵役にした連作短編集です。 この物語は、瞬介の亡き妻シモーヌの思い出や、忘れ形見の七歳の息子圭介の存在、男性家政婦加護との生活など、風俗部分の描写に重点が置かれている気がします。 ただ、そのために「瞬介」が主役になった文章になっていて、探偵自身の心のもろさや、自信の無さもそのまま描かれているので、そのぶん、 探偵の迫力は弱まってしまうのじゃないかな、という気がしました。 この本の謎の解決は、この作家にしては全体に地味な印象を与えますが、「絵画」という題材にうまく連動していると思います。 シモーヌという女性の人物像が主題になった物語や、圭介少年の母親への気持ちのエピソードなどは、この本には入っていません。 そのため、「この物語はこの本ではまだ完結していない。」という印象を受けました。 この実業之日本社文庫には、作者あとがきや、解説文などがはいっていません。私はそういうものを文庫の楽しみにしているので、それもちょっとさびしい気がしました。 | ||||
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絵画修復士・御倉瞬介を主人公とした六話を収録した連作短編集。 柄刀氏は本格ミステリー魂が強すぎて、しばしば小説としての出来を少し損なっている。 本作は本格ものももちろんあるが、そうでは無い作品もある。 ジャンル小説色が薄まり、バランスが非常に良い短編集となっている。 ピカソ、フェルメール、モネ、安井曾太郎、デューラーなどの名画に秘められた犯罪や因縁。 それらを思慮深い審美眼をもって理論的に解体していく。 ロマンチストな面もある柄刀氏らしい作品だった。 北森鴻著「深淵のガランス」も絵画修復士を主人公としたミステリーだ。 こちらは絵画の資産価値に起因する暗部や贋作を扱っている。 対比して読むとおもしろいかも。 | ||||
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