ミダスの河 名探偵・浅見光彦VS.天才・天地龍之介
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作者のシリーズ探偵の天地龍之介と内田康夫氏のシリーズ探偵の浅見光彦とが"コラボ"して甲斐の黄金伝説に纏わる事件に挑むという趣向のミステリ。題名は"黄金"絡みだけに<ミダス王>から採ったものだろう(実際、読み進めて見たら、"山梨の<ミダス王>"と呼ばれる武田家の金山奉行の末裔である大富豪が登場した)。 しかし、作者が内田氏に敬意を払った事が窺われて、全体として、浅見への賛辞が多い上に浅見作品の何時ものパターンである「伝説を背景として、浅見がルポ旅の途中で事件に巻き込まれて怪しまれるが、警察は浅見の兄の刑事局長に忖度して丁重に扱う」を踏襲していて既視感が強過ぎる上に本趣向が活きている印象を全く受けない。また、「天地vs浅見」の推理合戦(読者はこれを期待していたのではないか?)が無い事もガッカリ感を助長している。加えて、当初、2人共山梨に居ながら、浅見が移植ドナーの誘拐事件に係わる一方、龍之介は謎の自動車事故(実は殺人)に係わるが、ドナーは<ミダス王>の隠し子らしく、殺人の被害者の阿波野(5年前に失踪した瀧と言う地質測量技師の弟)が<ミダス王>の会社の社員である上に、両事件共に<ミダス王>の過去のスキャンダルに係わる事を示唆してしまっているので事件の収斂が早そうな単純過ぎる構図である。更に、両事件の実行犯(片方は途中から明記される)が従犯である点は良いとしても、「阿波野=殺される直前まで主犯の"軍師"(山本勘助から採ったものだろう)」という示唆は"逆に"真相の推測を容易にしている。それにも関わらず、記述が長々とした歴史講義を初めとして冗長(その結果、この大部)で、読んでいて退屈感を覚えた。 結局、真相はほぼ推測通りな上に、完全な浅見作品となっていて、龍之介は些細なアドバイスをするだけ。何のための"コラボ"か皆目不明で、完全な趣向倒れの駄作だと思った。 | ||||
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面白かったが、やや長い | ||||
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商品そのものや、到着は早くて良かったです。でも、内容が、やはり内田康夫ファンとしては残念かなぁ。文章表現そのものが、内田さんとはかなり異なり内容が入りづらいです。浅見光彦という内田康夫を代表する探偵も別人のようでした。 | ||||
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原作者亡き後に新たに読めるとは思ってなかったので、浅見光彦との久々の再会にワクワクしました。 | ||||
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浅見光彦は知っていたが、天地龍之介はこの作者の創作キャラですでにシリーズもあるようながら所見。 内容は幾重にも凝ったストーリーで、殺人、誘拐、密室、武田信玄由来の秘宝、骨髄移植…と盛り沢山。 二人も探偵がいるのに、それぞれの見せ場もしっかりと作ってあり、ページ数も多くて読みごたえがあった。 作者の物語の構成力は凄い。 しかし一方で、本筋に関係のない話が多すぎするし、同じく全く事件に絡まない不要なキャラも多すぎる。 もっと整理した方が事件に集中できてよかったのでは? 作者の筆力は高いとは思うが、どこか古色蒼然とした文章とばら撒き過ぎたキャラに魅力がないのが残念。 | ||||
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