上野-会津 百五十年後の密約
- 爆破予告 (21)
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推理小説としてより歴史書として大変気に入りました。今の時代こそ本当の意味での誠実さが求められます。明治維新という過ちについて知るためにも多くの人が読んでほしいです。 | ||||
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今年で御年89歳を迎えられる推理小説界の大御所・西村京太郎氏の通算620冊目の4月に出たばかりの最新作です。もう本当に凄いとしか言いようのないバイタリティーで昨年2018年も傑作集2冊を含む14冊を刊行されているのですからまさに老いて尚盛んですよね。本書は雑誌連載時の「特急リバティの罠」から改題されていますが、この題名は真相の気前が良いヒントになっていますので未読の方はご注意下さいね。昨年の大河ドラマ「西郷どん」に連なる戊辰戦争百五十年の薩長と会津の遺恨が現代に影響する話で歴史について勉強になりましたね。矛盾点としては初回の二十億円(実は十五億円)の受け渡し時点でどうして5億円減らす必要があったのか?と車を爆破してお金をパアにしてしまった事があまりに勿体ない事と東京都の女性都知事(名前は書かれていません)がこんな事に加担する筈がなかろうという点ですが、これはあくまでフィクションですから良いのでしょう。また十津川警部はサザエさんの様にレギュラーが年を取らないパラレルワールドの住人で、周りの出来事と時間だけは普通に経過して行きますが、日下刑事は永遠に二十八歳で亀井刑事の息子は永遠に小学生のままなのでしょうね。これは完全にメルヘンチックな夢物語で現実にはとてもありそうになく完全にリアリティーには欠けますが、十津川警部は何となく嬉しそうですし著者の西村氏もご満足の様子で私もこの人情味ある平和な真相がとても気に入りましたね。さて、最近の西村氏が昔に比べて旅情味溢れるトラベルミステリを書いてくれない事を嘆くファンの方が多い事に関して私の持論を述べますと西村氏がミステリのあらゆる種類の面白さを追求する事にどん欲で一つ所に踏み留まる事に満足できないタイプの作家であるからだと思いますし私はそんな著者を今後も支持し続けます。 | ||||
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