ifの迷宮
- 本格ミステリ (563)
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全1件 1~1 1/1ページ
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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科学捜査の発展は本格ミステリをおびやかすということがよく言われますが、こちらはその科学捜査の結果が謎を生み出すという趣向のミステリです。 | ||||
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多少ネタばれアリ 遺伝子操作に骨髄移植、消えた死体など、題材はとても好みでした。 由利恵の心情を書いた章は読みやすかったのですが、途中から誰がどこでなぞ解きをしているのか分からず…。 宍倉ってだれだっけ?という刑事がおいしいところを持って行ってるような。由利恵と真一夫婦メインで、対宗門家で話を勧めてくれればいいのに。 やたらと美少女やイケメンが出てくるような小説ではないようでそこは好感が持てました。 かつての京極さんが同じ題材で書いてくれれば、謎解きの時、宗門家の憑き物がとれてすっきりしたんだろうな、と失礼な事を考えてしまいました。 再読したくなるほど面白くはなかったので☆1つにしたかったのですが、亜美とセーラの謎など本当に自分好みのものでもったいないなと感じたので、 おまけで☆2つにしました。 この作者さんは読んだのは2作目なのですが、やはり私には合わないな。 | ||||
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カッパノベルスから出た柄刀氏の作品で、初期作品に顕著な遺伝子工学をテーマにした近未来を舞台にした作品だが、これまでの作品のように蘊蓄だけが浮いているということはなく、テーマと専門的知識がかなりうまく絡まっており、初期の代表作と言ってもいいだろう。 近未来が舞台でコピーに死者が甦る?とあり、山口雅也氏や西沢保彦氏のような特殊状況での論理を駆使する系の作品のように思えるが、この近未来のSF的趣向は真相自体はどストレートな本格的解決を盛り上げるためのギミックとして採用されていることが分かる。 生命倫理のテーマと事件自体がうまく作用して、かなり読み応えがありながら、従来の作品のよりも娯楽性が高まっていて、かなりこなれた印象を与える。 初期の柄刀氏の作品としてはお勧めできる作品である。 | ||||
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死者が起こしたとしか思えない殺人に完全な密室での殺人と、謎解き部分も含め ミステリとして一定の面白みはあるが、小説としてはかなり酷い とにかく登場人物が多く、そのくせ大半のキャラは作中での存在理由がほぼない連中ばかりで、 しかもそいつらのアリバイを一人ずついちいち説明したりするせいで文章がやたらくどい 正直金子と清周以外誰が誰かなど記憶できない 抗議団体や研究所の連中あたりは適当にその役割を家族にでもふればよかったのではないか そして、ミステリとしても評価できる部分はあるにはあるが、密室トリックは極めてアンフェアで、 逆にトランクの謎などは使い古されすぎたネタすぎてと、わざわざこれに尺を取った意味が分からない 読めない作品ではないが無駄だらけの作品で、もう少し短ければと中々残念なできだった | ||||
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2000年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 遺伝子解析による出生前診断を軸としたミステリ。そのほか、遺伝子にまつわる様々な「謎」が練り込まれている。 科学的なテーマをよく勉強して、読者にも分かりやすく噛み砕いて「トリック」に仕立てて見せてくれている。遺伝子治療やDNAといったものへの入門書にもなり、面白い一冊であった。 しかし、真相は非常に残念。がっかり。 犯人の動機はなかなか良かった。 | ||||
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読み物として、面白いか面白くないかに個人差があるのは、読み手の好みによるところが大きいと思いますが...読み切って尚、結末に至る過程には、所々「???」という感情もありました。でも、遺伝子というものがこの作品のテーマにあったからなのかもしれませんが、登場する人物達の「個」というものが、文章から垣間見えてくると思います。病院での名もない主婦の「あなた、一度失敗してるんだから」という言葉には、悪気のない悪意すら感じました...ミステリーとしても十分楽しめると思いますが、人として生まれた事の、存在理由や価値と云うものは、自分ではなく圧倒的多数の他人が作っていくのか、抗いながらも自分で確立していくものなのか、そんな事を考えさせられた作品です。 | ||||
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