人質ゲーム、オセロ式
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
人質ゲーム、オセロ式の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柄刀氏のもともとは理系知識ミステリーとしてスタートした龍之介シリーズの長編作。 このシリーズの長編はゲームをモチーフにしたストーリーが展開するが、今回はオセロゲームと人質を結びつけた警察の過去の事件の真相を暴く展開である。 軽いタッチのシリーズかと思わせて、かなり重厚なトリックを展開しており、柄刀氏の本格志向がさく裂する大作だ。 あまりに凝り過ぎて複雑なため、却って話の魅力を削いでいる所が無きにもあらずだが、これも無駄にトリックを詰め込む氏らしさである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「天才・龍之介がゆく!」シリーズの一冊。 かなり複雑で錯綜した事件だが、中盤までの展開にハラハラさせられ、最後は論理的にスパッと切ってくれて楽しめた。 本書の優れているのは、「犯人が何をしたいのか分からない」というところだ。人質をとった犯人が次々と要求を繰り出し、「予言」するのだが、途中まではまったくその意味が見えてこない。 そしてラストで、そのモヤモヤがいろいろな意味で解明され、すっきりするのである。 二段組みで427ページという厚い本だが、我慢して読み通すべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひっくり返すもの。返すことをゆるさないもの あらすじ 「これからおまえは裁きを受ける」 オセロの公開対局を映すスクリーンの文字に観衆は凍り付いた。 娘の対戦を見守っていた久能警視正の罪を断罪するというのだ。 それは、警察による組織的隠蔽工作が噂された事件だった。 画面を通して久能とのオセロ対局を要求し、放送を要求する犯人。 犯人は、どんな罪を暴こうというのか? 姿を見せぬ犯人に名探偵・天地龍之介が迫る。 感想 冒頭から、首に釘を刺された死体が登場し、 そこから始まるアクロバット推理、そして劇場型の犯罪 。 読者を引っ張るに足るネタが十二分に含まれているのに あまり読んでいてのワクワク感がありませんでした。 物事を端的に淡々とつづってしまう柄刀さんの書き筋が とてももったいないなぁと今回も感じてしまいます。 それはさておき、今回の肝はオセロ。 オセロのゲーム進行を使ったトリック、 疑惑の事件を白黒はっきりさせるという比喩、 そして、白か黒かの二択がミスディレクションにつながる仕掛けと タイトルにたがわずオセロがこれでもかと利用されます。 作者の熱のこもった凝り癖に圧倒されること請け合いです。 ノベルス2段組みで400ページ超と 読む方にもそれなりの負荷を強いるかもしれませんが それに見合うだけの力作だと思います。 読んでからの一言 最初のシーンの書き方が巧い | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|