雪炎
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本がきれいで満足しています。 | ||||
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先人の教えに従い一気に読んでみました。面白いとも言えないし面白くないとも言えない、反原発などどこ吹く風そんな小説。それよりこれは因果応報がテーマの小説なんじゃないかと思ってしまいました。 | ||||
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北海道の道南市は、原発に依存する町だ。3.11で操業停止して以来、死んだようにさびれている。 市長選挙に原発廃炉を旗印にする人権派弁護士が出馬する。もと公安警察の和泉は、頼まれて選挙を手伝うことになった。 敵対陣営からの嫌がらせが続く中、選挙スタッフのひとりが殺される。 得意の暗黒絵巻だが、対立する陣営が二つだけなのでプロットは単調だ。 敵が保守政治家・ヤクザ・土建屋の絵に描いたような利権集団である。 こいつらが別に共産主義者でもない弁護士を「アカ」とよぶところが、リアルで厭らしい。 平和主義もリベラルも人権を訴える人も、自分の利権を妨害する相手はすべて「アカ」なのだ。便利な思考停止用語だなあ。 頭の不自由な人にぴったりだから、ネットで乱発されてるんだろう。日本特有の誤用だ。赤狩りの本家・アメリカ人もびっくり。 こういう例を見ると、「日本人は賢い」という俗説に疑問をおぼえる。 「日本の未來より今日の食い扶持」不況に沈む地方都市にとっては、原発は救いの神なのだ。嫌な現実だが、直視しなければならない。 主人公は貧乏くささが染みついてはいても、芯の一本通った男で、馳作品の主役にふさわしい。 敵側のヤクザだが主人公と行動を共にする古沢も、人間的で味のあるキャラだ。 周辺の脇役たちもそれぞれにユニークだ。読みやすく、どんどん読めてしまう。 娯楽作としてはこれで充分なのだが、テーマが原発だけに今一歩の踏み込みが欲しかった。長すぎて途中でダレるのも難点だ。 | ||||
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原発再稼働の賛否というテーマも興味深く、次々とストーリーが展開していき、一気に読めました。面白かったです。 ただ、主人公をはじめとして、どの登場人物も、様々な過去やしがらみを持つ個性的な人達なのですが、そのエピソードが充分活かし切れていないような気がしました。 人それぞれだと思いますが、私は約20年前に著者のデビュー作「不夜城」を読んだ時の驚きを、未だに忘れられないでいます。 個人的には過激な暴力やセックスのシーンが苦手なのですが、それでもなお物語に引き込まれてしまった、登場人物達のあの圧倒的な個性と、ヒリつくような雰囲気を思い出すと、「雪炎」は随分マイルドになってしまったな、という気がしました。 登場人物がヤクザやマフィアばかりではなくても、あのヒリつき感を期待したのです。 同じ作者でも、昔は昔、今は今、と考える方が良いのでしょうか。 「雪炎」と同じようにその土地の抱える問題をテーマにした話なら、「弥勒世」の方が迫力があったなあと思いました。 | ||||
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ダヴィンチのお勧めに載っていて、本当に久しぶりに 著者の作品を読みました。 分厚さと、そして内容が重そう・・・と身構えながら、 読み始めたのですが、すぐに世界に入り込んで、一気に読了しました。 いろいろ内容について書きたいような気もするのですが、それ以上に この本に関しては、ただ「絶対、読んで!本当におもしろいから」としかいえない感じです。 (面白い、という表現は日本語ではいまいちですが、ほかに表現が思いつかないので) 著者の傑作だと思います。 | ||||
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