比ぶ者なき
- 歴史小説 (99)
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藤原不比等を主役に据えた立身出世物語。 フィクションではあるのですが、変に改悪されているなぁとか思わないのですんなりと受け入れられます。 三部作なので続きも気になります。 | ||||
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藤原不比等という人物像がありありと目に浮かび、とても読みやすかった。 フィクションかノンフィクションか‥もう分からなくなるほど没頭しながら読み切った。 面白かった! | ||||
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藤原不比等が主人公。不比等は後の名で、最初は史(ふひと)という名前だった。草壁皇子に舎人として仕えていたのだが、これから草壁を大王に就けようとしたところで草壁が急死した。大后(おおきさき)の鸕野讃良(うののさらら)も、大きなショックを受けていた。それでも、大后は草壁の息子、軽(かる)皇子を次の大王にする決意をした。 史は天才的な歌人、柿本人麻呂に頼んで、大后と草壁を神に見立て、その子が玉座に就くことをほめたたえる歌を作らせる。 史は自分の権力だけを求めたのではなく、藤原家が自分の死後も繁栄できるような方法を探していた。そして、太政官という国の最高機関を作ることにした。長官に太政大臣、次に右大臣と左大臣、大納言を置く。政治は太政官の合議で決められる。太政大臣には高市皇子、右大臣には多治比嶋(たじひのしま)を任命する。 また、史は道代(後の橘三千代)を見染め、妻になるように口説く。頭が良く、藤原家にとって役立つからだ。 磯城皇子(しきのみこ)が今の天皇に対する不満があると分かり、渡来人の武という者(忍者みたいな存在)を使って磯城を毒殺した。危険だとみると、手段を選ばないのだ。 遷都も終わり、次の天皇が軽皇子になることも決まった。軽皇子はその褒美として史に「不比等」という名前を与えた。「等しく比(なら)ぶ者がない」という意味である。 不比等の欲は深かった。国の仕組みを変え、未来永劫に続く力を求めていたのだ。だが、そう気づかせないようにふるまっていた。 不比等は非常に優秀で、政治の才がある人物だったようだ。だからこそ、凡人では持たないような望みを抱いたのだろう。頭が良すぎるゆえに、現状に決して満足できない。果たして不比等は幸せだったのだろうか。 | ||||
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とても面白く、一気に読みました。歴史小説としては、珍しい時代のもので、新しい感覚の中、なんとなく現代の権力構想に通じている感じが面白かった。 | ||||
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『四神の旗』『北辰の門』を先に読んでしまった 『比ぶ者なき』の続きだった。 この三部作の中では断トツに面白い。 全編通して共通する主題は、藤原家を天皇家に並ぶ不動の地位を得ると言う野望、その為にたっぷり時間を掛けて策謀の限りを尽くす。悲願は自らの死後にまで及ぶ執念。 面白いのは、万世一系の天皇制を築くために『記紀』を編纂した事と、聖徳太子を捏造して蘇我馬子の功績を薄めると言う大胆な謀略が、巧みに織り込まれていて、物語に深みを与えていて、その自由な発想が面白い。 | ||||
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