黄金旅程
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.50pt |
黄金旅程の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人馬一体となるストーリー、そして読み手も人馬一体となれるストーリーです。エゴンのレースの描写は涙が出ましたし、ラストは鳥肌が立ちました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人気馬・ステイゴールドをモデルにした、馬を愛する者たちの感動巨編。競馬用語の解説もさり気なく盛り込まれ、競馬初心者にも優しい小説です。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
馬好きな人はより興味深い本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
愛してやまない坂東先生、いや、馳星周大先生が書いたこの本のテーマは「次世代」です。 怒り荒ぶるエゴンウレアがみんなの人生を次の世代へとつなぎます 騎手を諦めて装蹄師になった主人公 刑務所帰りの元天才騎手 愛馬の成功を信じて疑わない馬主 年頃の娘を持った牧場主 獣医の女医さん 牡馬の血統をつなぐ牝馬 みんなみんな黄金旅程の真っ只中にいます。そしてこれからも。。。。 読後感最高でした! こんな素敵な作品ありがとう坂東先生、いや、馳星周大先生。これからも応援しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つくづく人間は勝手なものです。農耕の道具として利用していた馬は、そのずば抜けた走力ゆえに競争させることが巨大産業化します。人工的な繁殖で競争に勝てる遺伝子を徹底的に保護します。人間では許されない「優性主義」を突き進み、調教という名の強制労働を強いてレースに参加させて「愛」「夢」という名のもとに結局は「金銭」でしか換算できない価値によって生殺与奪を決定してゆきます。まさに博打の「駒」として使いつくします。 競走馬は引退後にあまねく乗馬になれる、と根拠のない説を信じようとしたり、馬肉は食べないと言い張るファンもたくさんいます。 そんな現実の中で絶望ではなく希望のためにもがくひとたちもたくさんいて、悪いことばかりではないことをちょっと強引ではありますが直球勝負で描き切った作者の筆力には脱帽です。 安易にスマホを持ち込むまえに、規則のなかでの職業であり、すべて他人のお金での生活保障であることをほんのちょっとだけでも教えたり考えたりする機会を若者に与えられなかったことは痛恨の極みだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めたら一気読み、9時ごろから寝ているのに、12時過ぎまで読んで、 すっかり寝不足になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これから読む方へ 結論 ・ステイゴールドをモデルとした競走馬の裏側や関係者の話を期待している人には不向き。 競走馬関連は主人公を飾るアクセサリーで、雰囲気ファッション要素になっている。 ・なんか専門性の高い仕事しててモテるハードボイルドな「私」に自己投影できる人、小さい牧場しつつ半自給自足みたいなゆるスローライフに憧れてる中年向け夢小説と思えば失望しない。 詳細 ・主人公の設定が活かされていない 主人公は「競馬学校では天才と肩を並べるほどだったが身長で中退」した過去を持つ、「弟子を取らない頑固な名工に唯一認められた装蹄師」で、「養老牧場主(G1馬一頭のみ)」ですごい盛った設定なのに、「腕の良い装蹄師」としても「養老牧場主」としても「優秀な元騎手志望者」としても、主役馬エゴンウレアの活躍に貢献していない。 エゴンウレアの馬主と知り合いのおっさんになっている。 (正直主役馬であるエゴンのことすら「本物の名馬に認められている俺」「見る目がある俺」のアクセサリーになっている感。) ・競走馬 < 酒(食)、金、女 馬関係よりも、知り合いと飲み食いしてる描写の方が多いかもしれない。 人馬のドラマはないに等しい。 元天才ジョッキーとエゴンウレアとの過程もほぼない。なんか天才が乗ったら馬も調教に真面目になった、ついでに乗り役も見直したら結果が出たというだけで工夫描写なし。 出来事の大半が ①元天才ジョッキー幼馴染の借金 ②健康的にエロくて、俺のことを理解して、最初から積極アプローチしてくるいい女との色恋 ③前述二人を狙うやくざ者撃退 であり、その問題対応の合間に主役馬の描写が挟まれる程度。 人間の種付け描写は、競走馬描写を期待していると蛇足の極みだが、中年向け夢小説として必須なのはわかる。 ・主人公をかっこいいと思えるかが鍵 頭に血が上ると何をするかわからない、という特徴をかっこいいと思えるかで評価が分かれる。 主人公が、金のために馬を虐待した人に「俺たちの世界を汚すな」と脅す際に仕事の道具を使ったのは、人に直接向けてはいないとはいえ、誇り高い職人描写と発言に矛盾していた。 この作品は、衝動的な正義感からの暴力をかっこいいと暗に肯定している(それで作中価値の高い女性から異性として評価されている)。 女のためにけがをして、オレってバカだからさ…(鼻を擦りながら)を本気でかっこいいと思ってやってる世界観(自分のために無茶をした主人公に対し「馬鹿なんだから…」と惚れ直すいい女もセット)。これに乗れるかが鍵。 ・競走馬関連の解像度が一般競馬ファンレベル 取材したり調べたりしているか疑問になるレベル。 主人公は、馬主家族と飯食いながらテレビの前でレースを見てるだけで、ファンと大差ない。 競走馬関係者の視点とはいいがたい。 全体的に 本当は競走馬に興味がない、競走馬のことはもう全部わかっていると思っている人が書いているように思える。 他の方も書いていますが、「競走馬」というよりも、「競馬が好きな自分」が好きな人、馬を知っていることにステータスを感じる人向け。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 33件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|