神の涙
- 家族小説 (42)
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大学進学のために、初めて北海道に住むという学生さんに贈りました。 | ||||
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最初に言います。氏の作品で一番好きな作品で傑作だと思います。ノワール小説を期待してた方には評価は異なるかもしれませんが原発、アイヌなど重いテーマの中でも人物が埋没せず中盤からのストーリー展開は流石だと思いました。北海道ならではの自然描写などドラマや映画などの映像で見たい作品です。 | ||||
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アイヌ人の話である。 悠はアイヌ人の女子中学生。今は祖父の敬蔵と一緒に暮らしている。敬蔵は60歳までプロの漁師だった。現在も、山に何日も入って出てこないことがある。そのかたわら、ヒグマやオジロワシなどの木彫りの像を作っている。 そこに、尾崎雅比古という若者が訪ねてくる。敬蔵の弟子にしてほしいというのだ。最初は拒否した敬蔵だが、結局弟子として受け入れることになる。 悠の両親は交通事故で亡くなった。悠は釧路か札幌の高校に行き、卒業したら東京に出るつもりでいる。 雅比古の家は母子家庭で、母が木彫りのヒグマを大事にしていた。雅比古はそれが敬蔵の作品だと知り、敬蔵のところにやって来たのだ。その後、雅比古は敬蔵の持つアイヌ神謡集の中に母がよく口ずさんでいた歌詞を見つける。その本には「聡子」という名前が記されていた。敬蔵の妹の名前らしい。 しかし、雅比古はある事件に何かの形で関わっていたらしい。そこから逃げてきたのではないか、とも思われる。 その先の展開は本書を読んでもらうしかない。孫が可愛くて、そのために色々なことを我慢している敬蔵。その愛を知り、祖父のもとを離れていくことに罪悪感を覚える悠。そして、その間の緩衝材になっている雅比古。 しかし、この3人のうまくいっているように見える関係も長くは続かないのかもしれない。 馳星周が持っているはっきりとしたメッセージが物語を通じて伝わる。それも、この著者らしく一番厳しい形で。そのメッセージとアイヌ人特有の世界観のようなものが相まって、一つのストーリーを作り上げている。 ラストも気に入った。なかなか読み応えのある小説だと思う。 | ||||
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話しがよめた。 | ||||
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読みごたえのある作品でした。民族の問題と原発の問題が交錯する、ある意味重い作品なのですが、読み味が爽やかなのは、道東の美しい景色が背景にあるからでしょうか。私も北海道の出身で、共感が持てるところが大きかったです。 | ||||
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