煉獄の使徒
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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上下巻合わせて1,600ページに亘って繰り広げられるあのテロの物語。重厚長大が売りの馳作品の中でもこれまでで最高の長さを誇る物語は新興宗教<真言の法>の栄華と狂乱を描く。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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何年か前に1度読んだ事があるんてすが、また読みたいと思って探してましてがなかなか見つからなかったので、見つけた時にすぐ購入しました。下もAmazonで購入しました! 馳星周さんの本はどれも面白くて大好きてす。 | ||||
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良かった。違う視点での掛け合いが面白かった。特に下巻はスピードが上がり、一気読みしてしまった。 | ||||
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あの事件のさなかにいた人とそうでない人では読後感か違ってくるかもしれません。私はあの宗教団体が選挙活動をしている姿を渋谷で見て、もしかしたら大学の先輩がサリンの撒かれた電車に乗っていたかもしれないという当事者感が有ります。 しかしながら、宗教団体が地下鉄でサロンを撒いて、警察庁長官を銃撃し、反対する弁護士一家を殺害するなんてどう考えても現実の事とは思えません。だからこそそれを小説化するのはどんなに難しいんだろうと思いながら読み始めましたが、流石の馳星周さん、私のそんな心配は全くの杞憂でした。 オウムと言う素材を馳星周さんが調理するとこんなにも素晴らしい料理が出来るんだなというお手本のような作品です。 どうしてあんな頭が良い人たちが、あんな俗物な教祖を信奉するのか? どうして人を殺すことも厭わないのか? どうしてあんな怪しげな宗教に入信するのか? 答えは本書の中にあります。悪人、悪人、またまた悪人。出てくるのは悪人ばかりです。そんな悪人たちが翻弄されながらも織りなす物語は正直信じがたい現実を超えています。 長い長い作品で、体力も精神力も必要になります。でもやっぱり面白い。馳作品はやはり面白い。心からそう思います。 | ||||
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現世か来世で信者を救済するための宗教、国民の財産や治安を守る警察組織、そしてそれらすべてを法の平等のもとに国民の代表として存在する政治家。そんな組織の中で構成員が自己保身のためだけに自ら考えることを放棄してしまえば想像を絶する地獄が待ち受けている、という「ホラー小説」です。 すべての組織において、組織内スキルを身に着けて序列をあげて、その報酬をうけとることが目標となる構造を巧みに描き「読まなければよかったが、読まないともっと後悔する小説」に仕上がっています。 最近の筆者のように読み手に希望と光明を与えてくれるのも小説の役割であるし、本作のように絶望と暗黒を味あわせてくれるのも小説でしょう。この書き分けができるからこそ直木賞作家なのだと思います。 個人的にはプロスポーツ八百長モノの続編が読みたいです。 | ||||
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直木賞受賞前後の「いいひと」路線をとる前の「全員悪人」小説です。とにかく上巻だけでおよそ800ページに及ぶ大著なので、通勤電車で読むにも手首が痛くなる重さと厚さです。 しかも救いようのない宗教関係者と警察組織の官僚、政治家がカネのためにお互いだましあってなんでもやる、というある意味潔い内容でした。 でもやはりこの作者はこちらの悪人犯罪暗黒モノのほうが読み応えがあるのも事実です。 | ||||
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