マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

一九九五年三月二十日、丸の内で起こった無差別乱射事件。

5歳の男児が神森で行方不明になった。同じ一週間、4人の男女も森に迷い込んでいた。

「日本は戦争に勝った!」 無二の親友を引き裂いた「もう一つの戦い」の真実。

新央出版の編集者・葛城梨帆の元に突然、原稿が届く。

ある雨の日、男性教師が何者かに刺殺された。捜査本部が設置されるが、目撃者もなく捜査は難航する。

殺人も辞さない世界的な過激動物愛護団体“DOG”。

オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS。あなたは何を信じていますか？　 口さけ女はいなかった。

時代に先駆けてピル解禁を訴えていた女は――突然、姿を消した。

誰もが容疑者。誰もが当事者。

『痣』の名コンビ宮下刑事&真壁刑事が再び登場! 神田川で遺体が発見された。この事件はまだ始まりにすぎなかった――。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

新聞記者 vs. 医大理事。一歩もひかぬ、二人の女。

わたしは今すぐ逃げなければならない。 あいつらから、この森から。

一行を読み逃せば、謎の迷宮から出られない。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

安楽死が救済か、それとも殺人か。中山七里が贈る警察医療ミステリ! 『帰ったら母親が死んでいました。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

殺人鬼の咆哮が轟き、村人がまた祟り殺された 岡山県津山市姫野村。

その娘、希望か絶望か。 韓国・巨額詐欺事件の遺産を継ぐ少女と、 売春島を生き抜いた女を結ぶ暗い糸。

黒い噂で業界から見放され、長年在籍したプロダクションを退所しようとしている俳優。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。

大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。

事件の鍵は犯人が残した「死蝋」。

いくつもの死体を残し、娘と思しき少女と逃走した雨宮リカを、警視庁は改めて複数の殺人容疑で指名手配した。

1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。

臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

なぜ、人と人は争わねばならないのか? 日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

大宮署の刑事・蝶野未希は十七年前に息子の遥希を亡くした。雪の日に、廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだのだ。

東京地方裁判所、104号法廷。

油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。

社会派ミステリー作家が放つ問題作 “ポリティカル・コレクトネス”をコンセプトにした警察小説の依頼を受けた、新人作家・ハマナコがたどり着く境地とは……!? 表題作「政治的に正しい警察小説」ほか、偶然通りかかったカレーショップで、生き別れた母の思い出の味に再

いい気味だ…… 予測不能の展開、予想外の読後感。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

家族はどこで一線を越えてしまったのか 浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

柚月裕子の13年がつまった短編集 美しい花には毒がある 献身的に母の介護を続ける娘の楽しみとは……。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。