明日の食卓
- 虐待 (178)
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冒頭に「石橋ユウ」という子供が母親らしい人間に虐待を受ける場面が出てくる。そして、そのあと 漢字は違うが「石橋ユウ」という小学校3年生の男児を持つ3人の母親が描かれる。まず一人目は 専業主婦のあすみ。優しい夫を持ち、経済的にも恵まれ、義母と同居している。息子の優は、 行儀のいい成績も優れた少年だ。二人目は、フリーライターの留美子。悠宇という名前の長男の次男の 巧巳がいるが、いつも喧嘩ばっかりしており、にぎやかな家庭だ。夫はカメラマンで、ここも概ね 幸福な家庭といえる。そして最後はシングルマザーの加奈。生活は苦しく働きづめだが、息子の勇は 素直に育ってくれている。この3つの家庭にやがて思いもよらぬ事件が起きてくる。彼らに接点は ない。幸せの形が様々であるように、起きてくる不幸な事件の形も様々である。ここまでは、 この3つの家庭や母親がどう絡んで展開するのかというサスペンス感で、ページをどんどんめくってしまう。 やがて、一人の「ユウ」が母親に虐待されて死ぬというニュースが流れる。本当は、ここから話が一気に 収束してサスペンスらしい展開になるかと期待したのだが、悪い意味で全く予想外れ。というより、 lここまで引っ張ってこの結論かい、と思い切り突っ込みたくなる。この作品のテーマな何なのか。 解説の上野千鶴子によると、「虐待」らしいが、少なくとも加奈のところには虐待は起こっていないし、 あすみのところも、子供の成長に問題があっても親の虐待は問題ではないだろう。はっきり言って 立派な女優陣で映画化もされているが、男性から見ると(女性は知らない)論点やテーマの分かりにくい 駄作のような気がしてならない。3名の同じ名前の子供を持つ3人の女性という設定は、なかなか 人を引き付けるが、この終わり方では読者は納得しないだろう。 | ||||
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家族のそれぞれの在り方について考えさせられました。 現実でもこのような家庭状況があるのではないかと思わせる部分もあり、子どものためにおもってやってることが本当は自分のためなのではないかと思いました。 | ||||
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まだ家庭を持たない身ですが、作中の人物に共感し、ハラハラしながら読み進められました。流石に自分はこうならないだろうと思いつつも、一歩間違えれば他人事ではなくなると思わされた作品です。とても重たい内容ですが、救いもあるので安心して読めます。しかし、書評の方がフェミニストなのか男を無闇に馬鹿にするようなことを書いていたので、そこがかなり残念でした。 | ||||
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子どもはいるが、二人とも娘という知り合いが何人かいるが、総じて男児じゃなくてよかったといっていた。 その言葉に衝撃を受けたことがある。 男児といえば、家督の相続、伝統芸能の相続などかつて(今もところによって)は重要視されるんじゃなかったのかと。 実際、70代の父は、うちに男児が生まれると聞いて大喜びした。 しかし、育て始めると男児の大変さがボディブローのようにきいてくる。こいつはヤバイ。 まぁ、その子によるのだが癇癪のすごさやシンプルに力の強さ。 本書と同じ小学三年生に育った息子。 幼児期の理不尽さが収まったと思えば、今度は、欲望を通すためにいろいろなことをやってくる。 もう少し神の視点でいなせればいいのだが、親も人間である、時に激高していまう。 その怒りが膨れ上がる描写が、とてもリアリティがあり恐ろしかった。 本書は、主に母親と男児の関係性が色濃くでているが、育児に積極的で男児がいる父親にとっても共感できる内容である。 物語は特に中盤以降がすごかった。 3家庭各々が各々の形で追い込まれていき、目が離せなかった。 サイコパスっぽい子はどのように解決すればいいだろうか? 最も難易度が高そうだが、いったい彼に何が起こったのか、もともとの気質なのか? その部分がもっと知りたかった。 | ||||
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子供を持つ家庭の日常を描いた物語でした。同じ名前のユウという子供を持つ3家庭だったため、読みにくくってダメでした。 | ||||
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