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明日の食卓
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明日の食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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冒頭に「石橋ユウ」という子供が母親らしい人間に虐待を受ける場面が出てくる。そして、そのあと 漢字は違うが「石橋ユウ」という小学校3年生の男児を持つ3人の母親が描かれる。まず一人目は 専業主婦のあすみ。優しい夫を持ち、経済的にも恵まれ、義母と同居している。息子の優は、 行儀のいい成績も優れた少年だ。二人目は、フリーライターの留美子。悠宇という名前の長男の次男の 巧巳がいるが、いつも喧嘩ばっかりしており、にぎやかな家庭だ。夫はカメラマンで、ここも概ね 幸福な家庭といえる。そして最後はシングルマザーの加奈。生活は苦しく働きづめだが、息子の勇は 素直に育ってくれている。この3つの家庭にやがて思いもよらぬ事件が起きてくる。彼らに接点は ない。幸せの形が様々であるように、起きてくる不幸な事件の形も様々である。ここまでは、 この3つの家庭や母親がどう絡んで展開するのかというサスペンス感で、ページをどんどんめくってしまう。 やがて、一人の「ユウ」が母親に虐待されて死ぬというニュースが流れる。本当は、ここから話が一気に 収束してサスペンスらしい展開になるかと期待したのだが、悪い意味で全く予想外れ。というより、 lここまで引っ張ってこの結論かい、と思い切り突っ込みたくなる。この作品のテーマな何なのか。 解説の上野千鶴子によると、「虐待」らしいが、少なくとも加奈のところには虐待は起こっていないし、 あすみのところも、子供の成長に問題があっても親の虐待は問題ではないだろう。はっきり言って 立派な女優陣で映画化もされているが、男性から見ると(女性は知らない)論点やテーマの分かりにくい 駄作のような気がしてならない。3名の同じ名前の子供を持つ3人の女性という設定は、なかなか 人を引き付けるが、この終わり方では読者は納得しないだろう。 | ||||
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家族のそれぞれの在り方について考えさせられました。 現実でもこのような家庭状況があるのではないかと思わせる部分もあり、子どものためにおもってやってることが本当は自分のためなのではないかと思いました。 | ||||
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まだ家庭を持たない身ですが、作中の人物に共感し、ハラハラしながら読み進められました。流石に自分はこうならないだろうと思いつつも、一歩間違えれば他人事ではなくなると思わされた作品です。とても重たい内容ですが、救いもあるので安心して読めます。しかし、書評の方がフェミニストなのか男を無闇に馬鹿にするようなことを書いていたので、そこがかなり残念でした。 | ||||
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子どもはいるが、二人とも娘という知り合いが何人かいるが、総じて男児じゃなくてよかったといっていた。 その言葉に衝撃を受けたことがある。 男児といえば、家督の相続、伝統芸能の相続などかつて(今もところによって)は重要視されるんじゃなかったのかと。 実際、70代の父は、うちに男児が生まれると聞いて大喜びした。 しかし、育て始めると男児の大変さがボディブローのようにきいてくる。こいつはヤバイ。 まぁ、その子によるのだが癇癪のすごさやシンプルに力の強さ。 本書と同じ小学三年生に育った息子。 幼児期の理不尽さが収まったと思えば、今度は、欲望を通すためにいろいろなことをやってくる。 もう少し神の視点でいなせればいいのだが、親も人間である、時に激高していまう。 その怒りが膨れ上がる描写が、とてもリアリティがあり恐ろしかった。 本書は、主に母親と男児の関係性が色濃くでているが、育児に積極的で男児がいる父親にとっても共感できる内容である。 物語は特に中盤以降がすごかった。 3家庭各々が各々の形で追い込まれていき、目が離せなかった。 サイコパスっぽい子はどのように解決すればいいだろうか? 最も難易度が高そうだが、いったい彼に何が起こったのか、もともとの気質なのか? その部分がもっと知りたかった。 | ||||
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子供を持つ家庭の日常を描いた物語でした。同じ名前のユウという子供を持つ3家庭だったため、読みにくくってダメでした。 | ||||
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椰月美智子さん、好きな作家ですが……。 文章も上手いし、ぐいぐい読ませる。 虐待、発達障害など、今の関心事を取り上げられています。 優君のような子が、実際どのぐらいいるのか疑問です。 教育に熱心すぎる母、実は家族に無関心の父。子どもは息苦しかったり、親に対して失望したり、ということは確かにあると思います。 ただ、このぐらいの家庭でここまで子どもが歪むというのは、やりすぎじゃないでしょうか。 母も教育熱心すぎて子どもの本当の気持ちが見えていないですが、愛情が全然ないわけじゃない。 小学校でも優等生の優が、そこまでひねくれるということに、違和感を感じました。 椰月さんなら、もっと温かいもっと誠実な内容で書いてくれることができたんじゃないでしょうか。 センセーショナルさが先行してしまったことが、残念。 でも、面白かったので★4つ。 (ただし優の物語しか読みませんでした。あとの二つの家庭は、読み飛ばしました) | ||||
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冒頭での虐待がどの家族間で起こったのかが気になり先へ先へとどんどん読み進んで行きます。読者も含め何処の家庭にも当てはまるようなイヤな体験に共感し非常に心がざわつきます。ストレス社会に生きる現代人にオススメ致します。 | ||||
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本が直に入れられていて表紙が曲がっていました | ||||
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めちゃめちゃおもしろいです。 一気に読めます。 子育てしている親御さんにぜひ 読んでほしい。 リアリティあるお話。 一歩間違えれば親も犯罪者に・・・ | ||||
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大学生2人、高校生1人の息子の母です。 今思い返すと、留美子の状況が一番近かったと思います。子育て中の悩みとか、とても良く描かれていました。 ただ、違和感があったのは優くんの状況。3年生にして、親にヤッたの?とか、どんな影響を受けたら3年生にして、Twitterの裏アカ知ったり出来るのかと感じました。 中学生くらいの反抗期なら、理解出来ますけど、虐待死を受ける年齢として三者を無理に揃えた感がありました。 | ||||
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2人の息子は成人し、最近孫が産まれました。孫を見ていると子育てを思い出し懐かしくなっていましたがこの本を読んで、子育ての大変さを思い出しました。あまりにリアルな描写で臨場感があり、子育てした頃の記憶が次々と脳裏に蘇りました。怒ってばかりのころ、寝顔にいつもごめんねと言っていた、でも翌日はやっぱり怒ってしまう。ダメな母だったと思うけど辛かった。この小説に出てくる夫とは違う理解のあるいい夫だったからなんとか子育てできたんだと思います。わたしもこの小説の母親たちと同じ。紙一重のところにいました。周りから母親なんだから、母親なのに、というプレッシャーを常に感じていたし、自分で自分を責めていた。 だから、追い討ちをかけるように周りが責めてはいけない。お母さんたちはもう十分自分を責めています。 | ||||
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3組の男子がいる家庭の話。物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。途中混乱し、先が話がどのようにまとまるのか気になりました。幼児虐待について考えさせられる内容です。 | ||||
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最後のオチが斬新だが、斬新すぎていいのか?とも思える内容。 誰が子供を殺したのかということを念頭に読み進めているのに最後は全く触れられていない他人の家庭で起きた事件でしたって…。なんのカテゴリーの小説なのかわからなくなった。ミステリーとして読みたい方にはおすすめしない。 | ||||
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冒頭の文書を読むだけで 胸が痛くなる これからどんな展開で、この文章が意味を成すのか? そんな不安をもちがらが一気に読み進めました。 いろんな形の家庭が、 ちょっとしたきっかけから あっという間に、もどることのできない状態に突き進む 親子の在り方、夫婦のありかた、そして自己の在り方を 深く考えさせられる小説でした。 その中でも、男たちの無責任さには腹が立ち それがどこから来るのか? 責任の概念を教育されずにきた大人の男達 あたりまえながら、親の目が届かないところで行動する男の子達 自分をコントロールできなくなる妻達 自分ごとになると周りがみえなくなってしまう状態から いかに脱出し、 冷静に、他人と過去は変えられない そんな開き直りができるようになるといいなあと 自分に降りかかってきたときには、 対処できるようでありたい この小説を読み、他人事とは思えないと感じたならばなおさら 未然に防ぐには また、対処はと、、学んでおきたい (実際に役に立つかは別として) 最後の上野千鶴子氏の解説は不要です いろんな解釈を学べるという面もありながら 小説は、他人の解釈や意見に影響をうけることなく、 自分で感じ、考えていくことに意味があると思うのです。 | ||||
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映画の宣伝でもさんざん「3人のユウ、死んだのは誰?」って煽ってましたが。このラストはマジでありえない!「ハァっ!?」です。3家族のエピソードは深みがあって引き込まれましたが。例えるなら3人の中で真犯人は?!ってラストまで興味もたせてハイ!犯人は全く登場してない通りすがりの人でした!みたいな。こんなラストなら素人でも書けます。 | ||||
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主題を考えさせられるとともに、もう少し深掘りして欲しかったな‥と思ってしまいました。それぞれのお話の終わり方を見たかったです。 | ||||
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今はもう成人した息子との懐かしくて汗臭くてでもかけがえのない大切な時間を思い出させてくれました。たまらない気持ちになりました。 | ||||
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久しぶりに一気に読み切ってしまう小説に出会いました。 ここ数年、3人の子育てに疲れ切っていて、まともに本を読もうという気にすらなりませんでしたが、この小説を開いてすぐ、ページをめくる手が止まらなくなりました。 子育てや旦那に追い詰められているのは自分だけではないのだと救われるような気持ち。 母親はこうであらねばならないとか、子どもに愛情をかければこう育つであろうとか、そういうものは全く現実的でない。 夫婦関係も子どもも思うようには決してならない。 愛しさと憎悪は表裏一体である。 子育てや夫婦関係に息苦しさを感じる層の代弁者、救いとなる本ですね。 あなたもわたしもひとりじゃない。 | ||||
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映画を観た後に原作を読みたくて購入しました。 映画と設定や細かいところの違いはあるので先がどう違うのか知りたさに1日で読了しました。 高畑充希ちゃん親子の話しが1番原作と映画とで変わっていたので違いを楽しめ、読んで良かったです。 | ||||
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4歳児と1歳児の男児二人の育児中。 最近はイライラしすぎて手をあげるのも時間の問題だと危惧していたところで読みました。 役に立たない夫、余裕がない妻、虐待したくてしてる訳ではない。もう限界だったんだよね。 自分と重なる部分も多くて心にずっしりきました。 | ||||
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