友達未遂
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とにかく女子高全寮制の私立。親に捨てられた子も毒親の子も皆が跳ね飛ばして次のステージにすすめますように。 | ||||
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生活の厳しい家にはこんな立派な全寮制女子高校に入れいる財力と選択肢がそもそもありません。なので、ある程度上流の人たちの設定。でも桁外れの金持ちキャラとかは出てこないので、むしろこんな全寮制の女子高があったらいろいろ経験できていいなぁと思える内容です。登場人物もお金持ちだけれど愛されない子と、田舎の神童と、メンヘラに囲まれる運命のメンタル強女子と、モンペの子。クラスを探すと普通にいるかもしれないモデルの設定で、脳内でスライドさせてイメージできて、生活の厳しい家にも割と親しみやすい内容でした。 | ||||
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全寮制の女子高校生達がそれぞれの事情を抱えながら生活する。 寮の中で小さな事件が。。。とか書かれていたのでちょっとミステリーっぽいのかと思ったけど別にそんな事はなく、それぞれの鬱屈とした事情で単純に嫌がらせをして、その犯人も想像に容易いものだったり、誰かに痛い目を見させてやりたい!みたいなパンチの弱いものだった。 文体は非常に淡白でわかりやすい。暗い雰囲気にもよく合っていた。 難点を上げるなら、登場人物達の悩みがよくある内容という事。 非常に良く内容がわかる筆致で悩みや成長の背景などが見えてくるのだけれど、如何せんこういう鬱屈とした悩みを扱う本でよくある悩みだし、登場人物達が受ける苦痛や苦悩を与える出来事もオリジナリティは無い。 それどころか無理筋な出来事を並べてリアリティが削げ、軽くすら感じる。 起きている出来事は重いはずなのに軽く感じるこの不思議な感覚。もどかしい。 「解決」を与えているのもその軽さの要因だろう。鬱屈とした出来事がそれぞれの登場人物達にあり、それぞれの登場人物達に「え?そういう?」って解決が示される。ため息。 最終局面で、ある人物を陥れる為に計画を立てるのだけれど、「いやそうはならないだろ」と言うお粗末なもので。。。 この作品の登場人物は誰かが誰かに嫌がらせをしている所を「偶然」「全部」見てしまうんだよなぁ。それありきで解決に向かうから安易すぎてミステリーとは呼べないし、ミステリー要素を入れようとして登場人物の描写が緩いというどっちつかずな出来。 | ||||
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この本を高校生の時に読みたかった。 この年頃は、他人の目を気にして、内面と外面が解離してしまうことが多いのではないだろうか。 しかも感受性が強く、正義感が強い面と、自分を守るためなら人を欺く面が同居する。 自己評価が毎日上がったり下がったり、そんな情緒不安定な年ごろだ。家族との確執も大きく、自分と家族との関係にも悩みがある。 この小説は、そんな年ごろの少女たちを鋭く描いている。 最後は、それぞれがとらわれていたものから解放され、自分の道を見つけていく。 その過程も不自然でなく、少女たちを怖いと私は思っていたのに、最後は愛しく感じられる終わり方だった。 作者のデビュー作「誰かが見ている」の人物がステレオタイプで、しかも偏った性格の登場人物ばかりだったので、今回の作品もさほど期待していなかったのですが、予想は外れました。 良い作品です。 | ||||
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現実の厳しい痛みや苦しみを存分に描いた上での、青春&絆の感動作品です(^-^*)/ お嬢様女子高&姉妹制度という設定から、思春期女子の妬みや怖さを描いた作品かと思って読みましたが、 4人の女子たちが抱えた痛みや問題は、もっと根深く大きなものであり、 読者の中でも同様の苦しみを抱えている方もいる事でしょう。 それらの痛みは、きちんと人の怖さや愚かさを描いており、作品の暗さとはなりますが、 今作品はそこから、女子たちがきちんと人生を自分のものとして生きるために、立ち上がりかける姿が、見事であり感動しました! タイトルの『友達未遂』は興味を引くタイトルとして選ばれたかと思いますが、実際には友達以上の絆で結ばれた4人の魂があり、感動へと昇華されていきます。 苦しみから前へ踏み出す名作として、是非オススメです(^-^*)/ | ||||
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