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明日の食卓
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明日の食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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レビューを書かないと本を閉じれない。仕組みのため書いています。 | ||||
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小学三年生の男の子を育てる3人の母親たちの家庭の表と裏を描いた物語。 3人とも子供をとても大事に思っているのが伝わってくるのだが、自分の思い通りにならないイライラや怒り、子供に対する不信感が積み重なっていく様子が丁寧に描かれていた。 夫が子育てに無関心なところや、シングルマザーがお金に困っているところ、認知症の親の介護など、現代の日本社会の実態が生々しく描かれているように感じられた。どの家庭もトラブルを抱えており、そのトラブルに家族がどう向き合っていくのか、子供にどう説明するのか、先が気になって一気読みした。 最後がちょっと意外な結末だったが、前向きな終わり方でよかったような気がする。個人的には、加奈の誠実さ、実直さが好きだった。あすみの家族は、今後が心配になった。 | ||||
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一気読みしました。読みやすかったです。 新聞にこの本の紹介文が載っていて、読んでみたくなりました。 私は独身なので、子供がいるお母さんの本当の気持ちはわからないかもしれませんが、子育て中に鬱になった人が周りに2人いるので、子供に対するいろんな思いや感情の噴出の仕方によっては、手を上げてしまい、結果、この物語のようなことになるケースもあるかもしれないな、と思いました。 この物語には、子育て以外にもいろんな問題が出てきます。家庭と仕事の両立、夫の浮気、貧困、失業、親の介護…。身につまされます。 女性ならば少なからず、3人のお母さんに感情移入してしまうのではないでしょうか。 結末は、本の帯の煽り文句がなければ、100%素直に受け入れられたのではないかと思います。 面白かったです。 | ||||
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「母親というのはとても難儀」というのが率直な感想。 加奈と勇の母子はとてもとても清廉で美しい。が、やっぱり「不憫」が先に来る。 美しい関係性に「不憫」が入ると…それは「哀しい」と「いたましい」になる。 P198に、「お願いだからそればっかりはやめておいてくれよ。そこまで追い込まなくていいよ。勘弁してやってくれよ、もう頼むよホント」と椰月氏に訴え出たくなった。 面白いと言っては何だが面白く読んだ。が、楽しくはない。 | ||||
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どこにでもある家庭の光と闇を描いた、衝撃の物語 と書評にあるように 子供、特に男児を育てた経験のある母親なら経験したことのあるような場面がいくつもありました。 自身も男児の兄弟を育てていますので、留美子の家庭の話は特に共感できる所が多くありました。 シングルマザーで一人息子勇を育てている加奈のように子供の事を第一に子供の為なら自身を犠牲に してもなんでもできるという力強い母親の姿と小学校3年生なのにしっかりとしている勇の2人の親子の 生活する姿が唯一癒される部分かもしれません。 どの母親も家庭生活を回し、子供の事を考えて一生懸命なのがよく伝わってきます。 それに比べて父親の存在の希薄さ、不甲斐なさが浮き彫りになっています。。 短時間で読破できる程、とても読みやすい文章と、ユウを殺してしまったのはどの母親なのか、3組の家庭の それぞれの様子がとても興味深く、深い内容でぐいぐいと引き込まれました。 高評価なのも納得できる作品です。 | ||||
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内容はすごく面白くて、追い詰められていく3人の母親の心境がすごくリアルでした。 こういう子育てで精神的にきつい家庭はたくさんあるだろうし。 ただ、ラストだけはひどい! せっかくそこまで3組の心理を積み上げてきたのに、最後の最後でルール違反のようなオチにしてあるので、すごく作者の逃げを感じました。 読者の予想通りにしていれば本当に名作になっただろうと思うだけに、本当に残念。 「衝撃のエンディング!」とあおりたいがためだけのオチだと思いました。本当に最後のあれは必要ない…。 ラスト数ページまでは本当に楽しんで読んでいたので、残念です。 | ||||
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留美子さんの二人の息子の描写はとてもリアルに感じました。ただ後の二組、とくにあすみさんとこのユウ君の育ち方や 家庭のバックボーンなどいまいち伝わらずリアルなドキュメンタリーチックな誰の身にも起こるものとして読むことが出来ず、 反面、留美子さん家がリアルすぎて、私の頭の中でどっち付かずでどの系統の話として読めばいいか最後まで混乱しながら読んでしまいました。 私は誰の感情にも寄り添えずで終わりました。 でも読み物としてはおもしろくあっと言う間に読めました! 終わり方がまさかの展開(大どんでん返しとか言う意味ではないですが。。)で、え?そうしちゃうの?って気もしましたが この手の作品で後味悪くならなくてよかったかなと思いました。 | ||||
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私自身、共働きで男の子2人の母親なので、留美子さんととても近い境遇です。一人ずつだと素直なのに二人揃うと怪獣、とか、わかる、わかる!と唸らされる描写の連続。 反面、あすみさんと加奈さんの家庭の描写はいまいちピンと来ず。優くんは不気味すぎるし、勇くんは良い子すぎてこんな子がいるものだろうか、と…。おそらく、作者のリアルも留美子さんなのでしょう。 最後の仕掛けは賛否が分かれそうですが、無慈悲な終わり方にならなかったのは、子どもを持つ読者として救われました。 | ||||
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他人事と思えない見出しに惹かれ、購入しました。読み進めていくうち、日頃の自分の考え方が、漠然と描いている理想の子どもの姿、子育てを追い求めていること、その理想に子どもたちを当てはめようとし、憤っているように思えてなりませんでした。幸せって何だろう、子どもたちの存在って何だろう、家族って何だろう、と考える時間をもらえた作品でした。 | ||||
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子育て中の人、子育て経験者にとっては真に迫った描写が多いと思います。登場人物と一緒にそれぞれの夫に腹を立てながら読みました。読了後に自分の夫を見てまた怒りが湧いて来たくらいです。あるあるすぎる。 自分の分身と錯覚するほどの愛情の対象である息子だからこそ、我を失う瞬間が来てしまうのではないかという母親の恐怖をこれでもかと煽って来ます。 話の後始末はやっつけ気味というかありがちなところに落ち着いたきらいがあるのが少し残念。 | ||||
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子どもは愛しいけど、時々死ぬほど憎らしい、、、という子育てしてるお母さんなら、直面したことがある気持ちや出来事が描かれてます。 リアルです。幼児虐待は本当にすぐそばにあると、まざまざと実感します。 最後は希望があるので、自分も頑張ろうという気持ちにさせてもらえました。 それにしても、出てくるパパ達が、ほんと頼りにならない!こちらもリアル過ぎて。頑張れパパ!と言いたい。 | ||||
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椰月 美智子さんの最新長編 プロローグから惹き込まれ、先が気になり一気読みでした。 「イシバシユウ」と言う名の8歳の男児を持つ3組の家庭の様子が順番に繰り返し描かれて行きます。 静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳、夫・太一は東京に勤務するサラリーマン 息子・優8歳。 神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、夫・豊はフリーカメラマン、 息子・悠宇8歳。 大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日 息子・勇8歳。 それぞれ住む地域、家族構成や家庭環境は違えども「ユウ」と言う 同じ読みをする名前の男の子を育てると言う1点が共通しています。 3人の母親は皆、子供を愛していますが、日常のほんの些細な事がきっかけで どんどん歯車が狂い、生活にさざ波が立ち始めます。 どんなに可愛い我が子であっても、それが母と息子と言う間柄であっても 苛立ちや怒りを感じる瞬間は訪れます。 夫、友人、学校関係者、義母、児童相談所職員など登場人物の描写が丁寧で 特に子供に対してイライラする夫の様子はリアリティーがありました。 幼児虐待がテーマですが、この本を読んでリアリティーがないと思える方はきっと幸せだと思いますし 現在子育て中のお母さんには教訓にもなります。 我が家の息子はもう成人していますが、自身の子育て中の事を思いだしながら 3人の母親達に感情移入し、共感したりエールを送っていました。 エピローグに向かっては推理的な要素もあり、途中で本を閉じる事が出来なくなりました。 誰にでも起こりうる「魔の一瞬」後悔してもしきれない、その時がどうか来ません様にと祈る様に読んだ1冊。 今まで読んだ椰月 美智子さんの作品の中で一番心に響きました。 | ||||
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とても不幸なフィクションを読むと、その世界と自分の世界の距離に安堵するのですが、ちょっと距離が遠すぎたように思います。 これが誰にでも起こりうる事として描かれているのはどうなんでしょう。あまりにリアリティがないと感じる私は幸せなんでしょうか。そうだとしたら、それはとてもおそろしいことだと思うのですが。 読み物としては面白かったです。 ユウの母親はいずれも、こんな母親いたら嫌だなーと思う母親でした。 | ||||
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いやー、恐ろしい 今2歳と3歳の息子がいる。 留美子さんちの描写に震え上がった。 えっ こんなになるの と…思いがけず予習になりました。 怒りが渦巻く、体から汗が霧のように噴出される感覚。私にも経験があり、臨場感たっぷりで読み終わりました。 ただ、それでも衝動にはブレーキがかかるものだと思います。どんなに怒っていても、どこかに冷静な自分もいて。 だから、殺すまでいく虐待に、殺す気は無かった、愛情はあったというのはやはり、納得いきません。ひっかかったのはそこだけです。 | ||||
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