■スポンサードリンク


盤上の向日葵



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

盤上の向日葵の評価: 7.08/10点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.08pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

白骨死体と共に埋められていた600万もの価値がある将棋の名駒。何故埋められたのか。白骨死体は誰なのか。将棋の駒を手がかりに事件の行方を追う。という始まり。

とても惹きこまれた読書で一気読みでした。
ただ正直な気持ちとして、終盤に関しては物足りなさで終わった読後感でした。
あらすじにある何故高価な駒が死体と共に埋められたのかという謎は終盤まで明されず、途中何度か読者に考えさせる演出がある為、そこにすごい仕掛けでもあるのかなと期待をさせるのですが、そういうものではなかったので物足りなく感じた次第。
とはいえ重厚な人間ドラマとしてはとても堪能しました。将棋の事がわからないでも本書は大丈夫です。
またあえて変わった視点で本書の構造を見ると、将棋の駒が主人公であり、駒(美術品)を取り巻く人や歴史を読者に感じさせる美術ミステリ模様をも感じました。
点数の好みとしては、重苦しく悲劇で嫌な気持ちになる事が多かった為この点数で。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

探偵と犯人、双方の視点から描くオーソドックスな構成でありながら、やはり、描写力が高いので完成度高い仕上がりとなっている

mick
M6JVTZ3L
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

ミステリ度は低いですが、運命に逆らい生き抜こうとする青年の人生ドラマとして充分楽しむことができました。
境遇や環境はどんなに努力をしても抗うことはできないのでしょうか。頑張っても頑張っても報われない運命、切なさで胸が痛いほどでした。ラストはどう評価していいのか…。
将棋の知識が全くない私でも大丈夫でした。生きることの不条理を感じている方、ぜひお読み下さい。

はつえ
L7BVQMDY
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盤上の向日葵の感想

上条と東明の将棋に生きた人間の覚悟をすごく感じた一冊でした。
ただ、刑事が事件を追って真相を突き止めていくという、おきまりのパターンが良さを消してしまった感じがします。


Hidezo
GX0TU62Y
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ストーリーは凡庸だが、キャラ設定と描写力で読ませる佳作

2015年から17年に新聞社サイトに連載され、文春ミステリーや本屋大賞で上位にランキングされた長編小説。将棋界を舞台に刑事2人組が犯人探しするミステリー作品である。
埼玉県の山中で発見された白骨遺体には駒袋に入れられた将棋の駒が一緒に埋められていた。遺体は三年ほど前に埋められたようで、身元確認につながるようなものはほとんどなく、唯一、将棋の駒だけが手がかりだった。かつて奨励会に所属しプロ棋士をめざしたことがある新人刑事・佐野は、その経歴を買われてベテラン刑事・石破と組み、駒の線から身元割り出しを命じられた。刑事としては一流だが性格が最低な石破にこき使われながら佐野は、将棋の知識を生かして駒の来歴を辿って行く。すると、名品といわれる一組の駒にまつわる不思議な因縁が立ち現れてきた・・・。
物語の本筋はフーダニット、ワイダニットの本格謎解きミステリーで、将棋の世界を舞台にしたところが時代性と言える。ただ、ミステリーの物語としてはありきたりで、さまざまな先行作品が頭に浮かび、二時間ドラマを見ているような凡庸さだった(2019年にドラマ化)。それでも、主要人物や悪役のキャラクター設定、心理描写などが巧みで十分に楽しめる作品である。
読みやすくて楽しめるミステリーとして、幅広いジャンルのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

前半◎、後半△、計〇

前半の盛り上がりに比べると、やや後半が盛り上がりにかけるかなぁ。一気に読めたので楽しめましたが、その辺が惜しかった。

マッチマッチ
L6YVSIUN

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!